カレイドスコープ様のブログ記事ですが、御感想を。
「世界統一政府」と、シリアを軸にした東西世界秩序の暗闘
国連での演説の前に、イスラム国空爆を準備していたプーチン。
西側メディアを手玉に取って、逆にオバマをコントロールしようとしている。
イスラム国掃討作戦に、それを育てたアメリカを引き込むプーチン。
ローマ教皇フランシスコの訪米日程(9月22日から27日まで)に合わせて
国連サミットが開催されました。
「世界統一政府」の樹立に向けてのイベントは、国連サミットに集まった
世界の政治リーダーのスピーチによって明らかとなりました。
今年の国連の議題は、「持続可能な発展(Sustainable Development)です。
国連が開設した専用サイトの見出しは、
「国連サミットは、ポスト2015の開発議題を採択する」となっています。
官邸のホームページに、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と表記されている、
それです。これからは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の略称
「SDGs」という言葉を、ことあるごとに見かけるようになるでしょう。
ざっくり言えば、環境を守るために人口をコントロールしましょうよ、と世界中の
“NWOエージェント”が示し合わせた、ということです。地球温暖化詐欺、
そう、あの国連気候変動枠組条約締約国会議「COP15」は消えたのではありませんでした。
むしろ、「地球環境保護」を最上位概念に据えて、これから世界の政治・
経済をコントロールします、という宣言に等しいのです。
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」とは、「アジェンダ21」に包含される
下位のコンセプトで、言ってみれば、これからグローバル・エリートの民間機関から
具体的に出て来るアクション・プログラムの根底に流れている要諦と
言い換えることができます。
日本の操り人形たちは、ここぞ晴れ舞台とばかり、事前にリハーサルを重ね、
グローバリストのゴーストライターが書いた声明を、間違わないように
読み上げただけでした。彼は、実は何も理解していないのです。ただの一つも。
しかし、プーチンの国連総会での演説は明快でした。
「(アメリカが)民主革命という名の革命を輸出している。このことによって、
テロが横行するようになってしまった」。
「ロシアは、シリアの難民問題を平定するには、アサド政権の強化が必要。
ロシアの同盟国は一丸となってイスラム国殲滅に乗り出すべきだ」。
彼は、こう明言したのです。
これは、アメリカを中心とするテロリズム増産国連合の西側諸国の
新世界秩序に対する対決姿勢を、いっそう鮮明にした演説でした。
アメリカは、シリアのアサド政権を倒そうと「反政府軍」という、
いかにも大義がありそうな、その実、狂気の殺人集団を育成してきました。
西側諸国の洗脳プロパガンダであるメディアは、その多くを「アルカイダ」と呼び、
さらに先鋭化した狂信的集団を「イスラム国」と呼んでいますが、
事実は、イスラム教徒の信仰や信念とは、ほとんど関係のないテロ請負仕事人集団です。
彼ら“サラリーマン・テロリスト”たちの狙いは、石油・天然ガスの略奪と
第三次世界大戦を引き起こすことです。それが、彼らが請け負った仕事です。
シリアが、その発火点になります。
しかし、ヨーロッパ諸国は、シリアからの難民の中に、多くの偽装難民が紛れている
ことに気が付いたとき、アメリカからの離脱を図ろうという動きが出てきました。
ヨーロッパの国々のいくつかは、シリア難民の中にまじっているテロリストによって
内部から破壊されると察知したのです。
その筆頭が、メルケルのドイツです。
メルケルは、アメリカにまんまと騙されたことを悟って、ポーランドのように、
ロシアをターゲットとしたMD(ミサイル防衛システム)を設置されることを拒否しています。
メルケルは、ロシア寄りの態度を取ることによって、オバマのワシントンを懐柔しました。
その新世界秩序によるドイツに対する報復が、フォルクスワーゲンやBMW、はたまた
アウディ―など、世界的な自動車メーカーの排ガス規制をすり抜ける不正ソフトの暴露でした。
もちろん、米国の規制当局が、数年前から知っていて、時が来るまでメディアに
緘口令を強いていたと考えるほかないのです。
つまり、これは、戦略的に行われたことであって、ドイツに対する
「経済爆弾」として使う時が来るまで当局は沈黙を守っていたのです。
VW、BMWに続いて第二の制裁がドイツに下されるかもしれない
いまやEUの債券持ち合い債務危機によって、ヨーロッパ経済の崩壊を防いでいるのはドイツしかありませんが、実は、そのドイツ銀行も、数々の不正が取りざたされており、
近々、ドイツ、いやEUに激震が走りそうです。
ドイツ銀行は、すでに2,3000人を解雇しており、不正な会計処理も発覚しそうだと
見ている人々がいます。
これから、フォルクスワーゲンやBMW、アウディーに対する国際的な集団訴訟が
起こされれば、ドイツ経済をさらに弱体化させます。そのタイミングを見計らって、
ドイツ銀行の不祥事が明るみに出されるはずです。
すると何が起こるでしょう?
ヨーロッパの債務危機破綻は、もはや導火線に火がつけられたも同然です。
イタリア、スペイン、ポルトガルを始めとして、ユーロを採用している国々でドミノ倒しが始まるでしょう。世界支配層は、ヨーロッパにアメリカと同時にカオスを生成しようとしています。
さらにもう一つの目的は、世界支配層が、オーストラリアですでに導入されている
炭素税を世界規模に拡大することです。
「自動車メーカーの不正は止まることを知らない。もはや規制には限界があるので、
環境に大きな負荷を与えるテクノロジーや産業には課税をして、
これを食い止めるほかないでしょう。そうですよね、世界のみなさん!」
今年21回目を迎えるCOP21・COP/MOP11(国連気候変動枠組条約締約国会議第21回会合)は、今年12月、フランスのパリで開催されます。
以前から書いているように、おそらく、この「地球環境税(名称は、まだ不明)」
なる世界規模の税金の必要性が提起されるでしょう。
これが、世界統一政府の運営資金になります。すべてが、詐欺なのです。
しかし、こうしたアメリカのグローバリストたちの心理をすっかり読んでいるプーチンは、
「シリア、イランを挑発し、第三次世界大戦を引き起こそうとしているのはアメリカだ」と
名指した発言を過去に何度も行って、オバマと彼の背後の人形師たちをゆさぶり続けています。
イスラム国が、CIAから武器とドルを提供され(トルコ政府の中にいる新世界秩序の
グローバリストたちが、これに協力している)、モサドによって戦闘訓練を施された
「殺人狂のサラリーマン・テロリスト」の寄せ集めであることが世界中に知れ渡って
しまった今、オバマは、プーチンに、「ともに協力してイスラム国を地球上から一掃しよう!」と、表向きの同盟を呼び掛けるほかなくなってしまったのです。
しかし、プーチンの方が、一枚も二枚も上手で、イスラム国の撲滅については、
オバマと協働していくことを確認しているものの、実際にイスラム国の一掃作戦が始まれば、
アメリカ・NATOがアサド打倒のために生成した「シリア反政府軍」という、
テロリストたちを攻撃するでしょう。
プーチンは、CIAとイスラム国とは同一だと考えているのです。
これは、時間をかけて、粛々とシリアやイラクに「反政府軍」という大義なきテロリストを
インストールしてきたアメリカの軍産複合体にとっては、致命的な痛手となるでしょうから、
シリア問題を発火点として、第三次世界大戦が勃発する可能性が現実になってきた
というわけです。
国連総会が幕を閉じるや否や、ロシアはシリアのスラム国の空爆を開始したのです。
そもそも、厳密にシリアのイスラム国とアサド政権の打倒を掲げる反政府軍と
分けて爆撃などできるはずがないのです。
ロシア軍が空爆しているのは、アメリカ、イスラエルが生成したイスラム国と、
これもアメリカのCIAか仕込んだイスラム過激派というテロリストです。
つまり、プーチンは、間接的にアメリカを攻撃しているのです。
米軍がイスラム国を殲滅する、という大義を掲げて、実はシリアの国土を
数千回にわたって爆撃しているのと同じように、プーチンも、アメリカと連合して
イスラム国空爆の正当性を手に入れました。それを国連で表明したのです。
「ロシアは、アメリカが仕込んだ過激派テロリストたちを空爆するのであって、
あくまでもイスラム国をターゲットとしているのだ。そもそも、アメリカとて、
われわれロシアと同じように、イスラム国を一掃したいと考えているんでしょう?」
ということです。
アメリカが、シリアを占領するために、いままでせっせと仕込んできたイスラム国のテロリストや、その他のアルカイダ系テログルーブをロシアによって壊滅させられようとしても、アメリカは、ただ黙認するしかない、というわけです。
オバマが、プーチンに「少しやりすぎだから、止めてくれ」と、少しでもクレームを出そうものなら、アメリカこそが、占領したいと考えている国に民主主義を輸出し、テロ・グループを中東にばら撒いてきた張本人であることを国際社会に“自白”してしまうからです。
これは、オバマが頭が悪いのではなく(ややオツムが弱いのかもしれませんが)、ペンタゴンやCIAの中に、反オバマ、反戦争屋のグループが増えてきて、オバマの統制が利かなくなっている証拠です。
お礼
清教徒 聖教新聞 生協 お里が知れません。