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デートレイプ、近親、ストリートとの違い
昔は強姦=レイプとは何だとどういう意味だと聞かれたら、見ず知らずの人にいきなり襲われるようなイメージだったと思います。 加害者の男性が身内な近親は、セカンドレイプの、当人に非がないのに結婚や社会生活の大きな障害になるのは理解できます。 ストリートレイプは、どこのだれかわからない加害者が逮捕されない可能性が高い場合、通報する被害者が一方的に傷つくだけになるのも分かります。 しかしデートレイプは加害者がはっきりしててしかもその男とは家族でも親戚でもないわけです。 デートレイプという単語が登場したのはいつごろでしょうか。 知った仲だけど所詮は他人の男と二人きりになることに合意してる女性がいるのにレイプという単語を使う風潮は何年に生まれたんでしょうか。 本なのか、TVで放送したのか、新聞で述べたのか、どこの誰が言ったのがデートレイプという概念の起源なのか教えてください。
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- StuG3
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デートレイプという名称は、 1975年にスーザン・ブラウンミラー(Susan Brownmiller)という女性活動家・ジャーナリストの自著「私たちの意志に反して:男性、女性とレイプ(Against Our Will: Men, Women and Rape)」という本の中に初めて使われた。 1980年にアメリカの若年層女性向け雑誌「マドモアゼル(Mademoiselle」でも使われ、 1982年に別のアメリカの女性誌にも「キャンパス内で多発・デートレイプ」という特集記事が組まれ、 1984年にはイギリスの小説にも使われた。 最も、世界的に広く認知されるようになったのは、 1987年にアリゾナ大学の研究者メアリーコス(Mary P. Koss)によって全米で調査され報告されたレポートだった。 大学生間の性犯罪被害の実態を大規模な調査を元に暴いたもので、その後にマスコミで繰り返し使われるようになり、デートレイプという名称は一般的に認知されるようになった。 60-70年代の女性解放・女性の地位向上運動により 80年代は、アメリカでは性犯罪を大きな社会問題としてとらえられるようになり、 90年代の「セクハラ」という概念の定着につながっていく。 デートレイプという言葉は、その時代背景によって生まれ、一般化した。 ただし、それはアメリカでの話。 1988年に映画「告発の行方」でアメリカを始め、日本でも性犯罪に対し関心が高まり、 女子高生コンクリート殺人や沖縄少女暴行事件などの重大犯罪の頻発化もあり 90年代には日本での「レイプ被害」の実態が広く研究されるようになった。 90年代後半に、それまで「世界一安全な国」と思い込んでいた日本での性犯罪被害の実態が次々報告され 実際は、近親者や同僚・友人、恋人によるレイプが深刻な状況であることが認識されるようになり、 その時に「デートレイプ」という言葉が広く使われるようになった。 「デートレイプ」という名称は、元々アメリカで発生し、日本では同時期に多数の有識者が使いだしたため 日本で最初に使い出したり紹介した人物やTV、書籍は特定できません。