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抱く(だく)と(いだく)の読みについて
抱く という漢字は(だく)と(いだく)で意味や捉え方が変わると思うのですが、 【今夜こそこの手に抱くことのできる恋人】 という文に使われる時の 抱く を(いだく)と読むのはおかしいでしょうか? おそらく男女間の関係を表している文なのでしょうがそのまま読むのはなんだか恥ずかしくて(いだく)と読んでいるのですが日本語としておかしいですか? 後付けになりますが 私は放送部に所属している高校生で、大会で朗読をするのですがその時に、漢字の読みなどを間違えると減点されてしまうので質問させていただきました。 よろしくお願いします。
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古語の動詞の中には「い」で始まるものがいくつかありました。「出づ(いづ)」「寝(いぬ)」「抱く(いだく)」など。これらは現代語に変化する途中に「出る(でる)」「寝る(ねる)」「抱く(だく)」になりました。この中で古い形は次第に消えていきましたが、「いだく」などは残っていて「抱く(だく)」とは別の意味で使われ続けているようです。 それが「希望をいだく」「大志をいだく」などの言葉となって現れます。「希望を抱く(だく)」と言っても別にかまわないのですが、「いだく」のほうが価値があるように聞こえるのが不思議ですね。「夢をいだいて故郷をいでて……」などと言うと、特別の感慨があるような気もします。 「常用漢字表」には「抱く」に「いだく」「だく」の両方載せてあるので困ったものです。「好きに読みなさい」というつもりなんでしょう。 【今夜こそこの手に抱くことのできる恋人】をどう読むかという問題ですが、筆者がどう読ませたいか意識していれば読み仮名がついているでしょう。付いていないとすれば「だく」でしょうね。こんな場合は「だく」とさらりと読んでしまうのがいいでしょう。特別に「いだく」と普段使わない読み方で読むとかえって不自然に感じませんか。
抱く イダク・ダクは同じ語であるけれど それぞれを辞書で検索すると 共通する意味が「腕で抱え込む」しかないという。 イダクのほうにしかない…ある考えや感情を持つ。しっかり守る・擁護する。 ダクの方にしかない…卵を返すため、親鳥が卵をー。男女の同衾。巻き添えにする とあります(GOO辞書調べ)。 今回の焦点にしぼる。 性行為の置き換え・類義語はあくまで「ダク」であって「イダク」にその意味はないでしょう。 ドラマや映画を見ててもそうですよね。日常的にも「あの女をダキタイよね」というのはあっても 「あの女をイダキタイよね」は成立しません。 切り取られて提示されてるその文章だけを見るなら「ダク」と読まないと変ですね。 イダクとよむのは日本語的にはっきり「変」になるでしょう。 ただ、もっと前後の情感を意識した場合「イダク」がふさわしいシーンの可能性も無きにしも非ず。 よく読み込む必要があると思います。 可能性低いけどね。