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会社立ち上げについて
雑誌やテレビ、webサイト等でたみにみかける話ですが、会社を立ち上げたが何年後に倒産、また会社を立ち上げて倒産、また立ち上げて... などの話を見かけるのですが、会社を立ち上げるのには数十万、生活費や雑費等含めて相当な金額がかかると聞きました。 1円から設立を斡旋している企業もありますが、税理士やらなんやらで結局50万円くらいはかかると知り合いが言っていました。 こういった方々はどのような方法で資金繰りをしているのでしょうか。
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まず大前提として、復活できる人は復活が不可能になるまでは追い詰められないというのがあります。つまりにっちもさっちもいかなくなるより先に商売をたたむ勇気があるということです。そこをズルズルとやると復活不可能なレベルまで追い詰められます。自己破産の上一家離散みたいなね。 例えば飲食店を経営していて立ち行かなくなったとなると、夜逃げの前に商売をたたんでお金を払わなければならないところにお金を払ったりします。この場合はまだ復活の余地ありのマイナスだし、人によっては次を見越して少し手元にお金を残した状態でお店をたたみます。 しかし社長には人脈があります。例えばその社長にはホームページを作ったときにそっち関係の技術者と人脈があり、また当然のことながら同業者のネットワークがあり、同じ社長同士という人脈もあったります。 社長と部長、課長の間では話が合いません。社長の悩みが分かるのは、社長だけです。だから個人事業を始めたり、零細でも会社社長となるとサラリーマンと接する機会は自然になくなり、付き合いがあるのは同じように事業をやっている人たちとなります。これは誰でもそうだと思います。脱サラの人でも、サラリーマンとは話が合わなくなるのです。 さてそんな中で、そのIT技術者がネットを使った予約システムを作る能力があったとします。ところが彼はPCとプログラムについては非常に詳しいしノウハウも持っているけど、お金もないし、人脈もない。一方その元社長は自分が飲食店をやっていた経験から同業者の知り合いがいたり、社長の友達がいたりするのです。 するとその元社長さんは、「よし、それなら彼を社員に雇って予約システムを組み込んだホームページ管理会社を作ろう」となるわけです。そういうバイタリティ(起業精神)があるから社長をやっていたのでね。 あとのネックはお金です。この社長には新しい会社を立ち上げるだけのお金がないのが最大の問題だったとするとどうなるか。 いろんな方法があるでしょうが、よくある方法が、どこか別の社長に頼んで「見せ金」を用意するやり方です。新しい会社を立ち上げるのに500万円必要だとします。でも金融機関も貸してはくれません。そこで、どこかの社長に頭を下げて300万円用意してもらって、口座に300万円入れるのです。そして金融機関に「新しい会社を立ち上げるのに800万円必要です。300万円自己資金で用意しました。あと500万円貸してくれ」とやるのです。元社長だから、どうすりゃ金融機関は金を貸すかはよく知っていますから、融資可能になるように振る舞えばいいのです。 そして金融機関はまあ流れ作業でやりますから、条件が揃えば融資はされます。その頃にはもう見せ金は元の持ち主に戻っていたりするのですが、そこは金融機関も追いきれるものでもありません。「融資が決まったので、いろんな支払いに使いました」といわれればそれまでです。 「そんな気前がいい社長がいるのか」という点に関しては、その人のそれまでの人間関係の振る舞い次第です。周囲から好かれている人なら、こういうときに手を差し伸べてくれる人がいます。前述したように、お友達も社長さんたちだからそのへんはある程度お金を持っていたりはするんですね。 またその見せ金を用意した社長さんにもメリットはあります。今度はその社長さんが金融機関から融資を受けたいけれど「保証人を用意しろ」といわれるケースもあります。そういうときに、誰かを助けた義理があれば、その人に「今度は俺を助けてくれ」といえます。そんな感じで持ちつ持たれつの社長さんなんてのは一杯いますし、他人を世話しないと他人も世話なんかしてくれませんから、義理を売ることも意義はあります。あとは「そいつが信用できそうかどうか」だけです。
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- isoworld
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私が知人と一緒に資本金1千8百万円の株式会社を立ち上げたときは、4百万円を自己負担しました。それは私のポケットマネーの一部でした。生活に無関係な使途自由の私個人のお金でしたから、まあ、いいかなと。 実はその会社は1年で頓挫し閉鎖しました。そのあと、当時勤めていた大手企業を30年にして脱サラし、退職金の一部を使って資本金1千万円の株式会社をまた立ち上げました。前の失敗に懲りて今度は私一人で会社を興したわけです。 ※当時の株式会社は1千万円以上の資本金を用意することが必要でした。 いまは資本金が1円でも株式会社を興せる建前ですが、現実にはそんなことはできず、法務局に支払う登記などの費用、税理士に決算を見てもらう費用、事務所を借りたり原材料などを仕入れるお金などかかり、50万円で済むかどうか…。 私の場合は(当時ですが)サラリーマン稼業を続けながらサイドビジネスで“物書き”をやっていて、毎年3百万円ほどの臨時?収入がありましたから、資金繰りはどうにでもなりました。
お礼
回答ありがとうございます。 私の質問に出した方々もサイドビジネス等で臨時収入を得ていたのかもしれませんね。 やはり、資金がなければそう何度も起業することができないと分かりました。 ありがとうございます。
それ位の金額はいくらでも集まりますよ。 経営者は、色々な会社の経営者と知り合いになって居ます。 それが人脈です。 倒産の内容から、また新しく仕事を始めれば成功するだろう。と知り合いの社長を説得できるなら、1000万位すぐに貸してくれるような人は幾らでもいますよ。 当たり前ですが何の実績も無いような人では無理ですけどね。 私の知って居る会社の社長でも、1億位は失敗しても構わないよ。と言う人は何人かいますよ。 その人がやりたいことが出来るなら、10億位出しても構わないよ。と言う人もいますからね。 そういう人脈が有れば、倒産したって幾らでも再起できます。 勿論、それなりの実績を出していないとだめですけどね。
お礼
回答ありがとうございます。 その人が今まで結果を出していれば、そういう人脈が自ずとついてくるんですね。 額が大きすぎて驚きましたが、そういう方々もいらっしゃるんですね。 勉強になりました。 回答ありがとうございます。
- 1paku
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ピンからキリまでですが、 雑誌などで紹介されるものは、もっと大きな金額でしょう。 株式会社の形にして、出資金を集めるという手口もあります。成功すれば高額配当、失敗すれば元金消滅。 例えば、事業を始めて、売り上げは現金、仕入れは買い掛けの翌月払いにすると、売り上げ1月分の現金が手元に残る感じです。で、倒産して買い掛け金を踏み倒し。 計画的にやったら、取り込み詐欺ですね。
お礼
回答ありがとうございます。 株式会社で出資金を集める方法ですが、設立する人が資本金がない場合、出資者に会社の経営を握られ、配当金やらで会社を運営することもままならない気がしますね。 何度も倒産している人に出資金は集まるのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 とてもしっくりきました。 これらのことがいいことか悪い事かは私の方では判断ができかねますが、人望があるからこそできることですね。 そういう方だから雑誌やテレビにも出れるんだと思います。 回答ありがとうございました。