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ビロビジャン・ユダヤ人自治区について

極東ハバロフスク近郊のビロビジャンにユダヤ人自治区がありますが、 (1)現在のビロビジャンのユダヤ人人口はどのくらいでしょうか。 また、この自治区には過去最大で何人のユダヤ人が住んでいたのでしょうか。 (2)この地域にユダヤ人自治区が設けられた目的・経緯を教えてください (3)旧日本軍による「河豚計画」と関連はあるのでしょうか。

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回答No.1

(1)このユダヤ人自治州の全人口(1995年)は21万人でそのうちユダヤ人は7000人以下と言われています。1934年頃のユダヤ人口18000人が過去最大だったようです。 (2)ソ連政府がビロビジャンにユダヤ人を移住させる計画を決定したのは1928年です。この頃のソ連ではソ連国内の各民族に自治を行わせる自治共和国や自治州を次々に創設しています。 なぜこの地にユダヤ人自治州なのかは不明ですが、満洲事変を契機にユダヤ人移民数が大幅に増えていることを考えると、国境線の防衛が主目的であったと思われます。 (3)河豚計画が日産コンツェルンの鮎川義介によって発案されたのは1934年ですので、当時ビロビジャンにいたユダヤ人を念頭にいれての計画だったのかもしれません。 【参考文献】「別冊歴史読本ユダヤ大辞典」新人物往来社

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