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古事記と日本書紀の人名について
今まで何度か古事記を、読もうとチャレンジしましたが、いつも途中で挫折してしまいます…σ(^_^;) それは、登場人物の人命が長すぎるからです。 ヤマトタケルとかスサノオノミコトくらいなら、なんとかついていけるんですが、正式名は長過ぎて覚えきれません…( ; ; ) 暗唱力のある作者が口述の神話を書き記したとありますが、とても尋常ではないと思います。 どうして、あんなに長いんでしょうか? そこで、仮説を考えてみました。 ひよっとしたら、当時は、先祖の名前を全部ひっつけてたのではないでしょうか…? ひいひいお爺さん+ひいお爺さん+お爺さん+お父さん… みたいな感じで… 長い名前の理由がわかる人がいたら、教えてください
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- IDOKWave1
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あらすじを先に押さえておくと、面白くて読みやすくなるのかもしれません。 前半の7~8割が出雲地方の神話に基づく話らしいです。 最後の2割ぐらいが九州地方の話らしいです。 日本書記は、現在の奈良県付近を首都とする日本ができたころに、その日本政府寄りの立場から歴史を記録したものなのだそうです。 つまり、中央の権力者サイドに立った、体制派に都合に良い内容だけを残し、それ以外の内容は消された歴史なのだそうです。 古事記は、それとは対照的に、出雲地方を中心に勢力を誇っていた豪族たちを中心に描かれた歴史で、当時先進国だった中国や朝鮮半島に地理的に近く、そうした先進地から進んだ文化や技術を取り入れていた出雲は、政治的にも経済的にも一大勢力になっていたそうです。 日本全国を支配することを目論んでいた近畿地方の中央政府は、最後まで言うことを聞かない出雲をついには武力で制圧し、これを従わせることに成功します。 この出雲の繁栄と悲劇を出雲の立場から描いているのが古事記です。 出雲勢を代表するのが大国主命(おおくにぬしのみこと)で、近畿勢を代表するのが天照大神(あまてらすおおみかみ)です。 天照大神が武将ニニギノミコトを出雲に送り、大国主命側が降伏するのが、国譲りの物語なのだそうです。 この頃、日本各地は戦乱状態にあったらしいということが、中国の歴史書に記録されているそうです。 九州編では、神武天皇以下初期の天皇一派が九州で国を興していく様子が描かれているそうです。 後に九州で起こった国は、近畿地方に移転して都を作ったらしいです。
登場人物の呼称が長いということもあるかと思いますが、相互に余り関係の無い人物なり神がやたらに出て来てしまうのが原因でしょう。 下記のサイトにもこんなことが書かれています。 〇・・・古事記』には、上巻(神話の巻)だけで、270人(のべ640人)もの人物が登場する。 上巻の分量は文庫本60ページほど。1ページに平均10人以上もの人物があらわれ、ほとんど、名前の氾濫であるといってよい・・・ 現代小説でもこれだけ人物がランダムに登場したらお手上げでしょう。 『古事記』『日本書紀』の神話 yamatai.cside.com/tousennsetu/sinnwa.htm 呼称が長いのは、「やまと言葉」をそのまま漢字表記したいわゆる万葉仮名方式で記載さていることも原因の一つです。 漢字そのもが持つ意味もイメージも殆ど無視しているために直観的に覚えきれなくなります。 古代人の名前といいますかお互いの呼称の例は下記にあります。 日本人の名前:古代人の名前1 - livedoor Blog(ブログ) - ライブドアブログ blog.livedoor.jp/na6masa/archives/1459565.html ついでに神様の例は下記にあります 日本の神の一覧 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/日本の神の一覧 これはこれとしまして、呼称の付け方にも現代とは根本的に違う点があります。 特に兄弟姉妹などの場合には兄貴の〇〇弟の〇〇というような呼び方をします。 兄比売(えひめ)と弟比売(おとひめ)この二人は姉妹です。兄は年長を弟は年下を表し男女共用です。 暦の十干も「え」は年長者(前者)「と」は年少者(後者)を表す意味です 甲(きのえ)乙(きのと) 丙(ひのえ)丁(ひのと)・・・ 山背大兄王(やましろのおおえのおお) 兄弟の代わりに大小をつけて分けることもあります。 大碓命(おおうすのみこと)小碓命(おうすのみこと) 古事記に出てくる熊襲健も呼称は一つですが人物としては兄弟二人です。 朝廷に逆らったことから兄弟の区別すら敢えてしなかったようです。 これに出身地などを付けて現代の苗字の代わりとして使っていることも分かり難い呼称となります。 ヤメトタケルノミコトも古事記と日本書紀では違っています。 古事記→倭健尊 日本書紀→日本武尊 尊とか命は「みこと」と呼び神格を意味します。 以上のようなことで、スペイン王朝などのように歴代の名前をズラリと並べる付け方をしている訳ではありません。 蛇足 古事記が読みづらいのは、現代の歴史書や小説のように、時系列や話の筋が一環していないこともあります。 謂われや伝承が五月雨式にランダムに書かれています。 いきなりお読みになられるよりは、現代語訳や伝承を抜書きしたものに一度目を通されて全体像をイメージしてからの方がよろしいかと思います。 こんなのもあります。 日本武尊 www.asukanet.gr.jp/tobira/yamatotakeru/yamatotakeru.htm
- あずき なな(@azuki-7)
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ただの肩書きが付いてるから ヤマトタケルノミコトは 実際の名前は「タケル」です ヤマトとミコトは肩書きです この時代の人は神話的な人物でもあるので 殊更肩書きをつける必要があるのです 実際は もっと短い名前のはずですよ
お礼
有り難うございます(^O^) しょうもない質問にも丁寧にお答え頂き有り難うございました。
- chiha2525
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『たかし』という名前の人に、『キラ星のようにさっそうと登場し』『天まで登りつめた』『国民的英雄の』たかし、と言ってるだけです。
お礼
そうだったんですか!! だったら、解説本も前半抜いてタケシだけにしてくれれば分かりやすいんですけど… しょうもない質問にも丁寧にお答え頂き有り難うございました。
お礼
回答有り難うございます(^O^) たまたま読んだ本に、 「倭途途日百襲姫命」(やまとととひももそひめのみこと)とか、 「媛蹈鞴五十鈴媛命」(ひめたたらいすずのひめのみこと)とか出てきてこの質問を思いつきました。 名前のひとつひとつにも意味があり、それらを沢山の人が丁寧に解読されてきたんですね。凄いです! 代々の名前をひっつけてる例もあると知り、重ねて勉強になりました。早速、日本武尊から読んでみます。 とりとめのない質問にも丁寧にお答え頂き有り難うございました。