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日本書紀か古事記?
最近,神道に興味を持っています。 それで,日本書紀か古事記のどちらかを読んでみようと思うのですが,どちらを読んだらいいか教えてください!また,両方と言うのならどちらを先に読めばいいのですか?
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質問者が選んだベストアンサー
これは絶対に古事記です。間違いありません。古事記を読んで面白いところがあったら、日本書紀と照らし合わせてみるのがよろしいかと。 古事記と日本書紀と、どんなふうに違っているか、というともう本当に対照的でいちいち違いを今ここで挙げても煩瑣なばかりでしょうから控えます。とにかく古事記のほうが読みやすいのです。まず、古事記が日本語で、日本書紀が漢文(つまり中国語です)で書かれた本だという厳たる事実があります。それだけでもどっちが読みやすく、しかも上代の雰囲気をよく伝えるか、知れきっているでしょう。それともう一つ。 氷室冴子の随筆に「〈妹の力〉と〈女の大義〉」というのがあります。古事記と日本書紀の違いに閨秀小説家ならではの照明を当てたもので、実に愉快かつ怜悧な考察が示されます。『いっぱしの女』という本に収録されています。単行本も文庫本も筑摩書房。古事記のどういうところが面白いか、日本書紀のどういうところが詰まらんか、についても教えてくれるはずです。ぜひ当たってみてください。ほんの数頁です。 まあただ、他の方もおっしゃるように、古事記や日本書紀をお読みになっても、そのぶん神道の理解が深まるということはないかもしれません。知らないよりは知っていたほうがいいことが書いてあるくらいのところかしらん。
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- railways
- ベストアンサー率50% (8/16)
昔の記憶ですが 『古事記』は物語としての一貫性を重視していて異説を排除しているのに対して、 『日本書紀』では同じ事象に対して異なる伝説がある場合、併せて載せていると聞いたことがあります。 ですから、どちらか先に読むのならば『古事記』の方が判りやすいのではないでしょうか
- akorom
- ベストアンサー率0% (0/3)
どちらを先に読んでみても面白いかとは思います。神話などに興味があるのならば、『古事記』をお奨めします。『日本書紀』は年号などが天皇の称号名で記載されていて、日本史が好きでないと若干混乱します。 『古事記』、『日本書紀』の現代語訳付の本も出版されていますので、まずはそこから入ってみるのも。合わせて、『風土記』を読むと神話が面白いですよ。 それから『古事記』、『日本書紀』はあまり神道的な記述は少ないかと思います。初めて神道の本を読むのであれば、書店の宗教コーナーにある神道の本の方私はお奨めします。もし、考古学的に神道を学びたいのであれば、大場磐雄『神道考古学』なんかがあります。
お礼
参考になりました。 ありがとうございました。
- chimney
- ベストアンサー率34% (68/198)
日本最古の書物というくらいですからまずは古事記ではないかと。 残念ながら日本書紀は詳しく勉強したことがないのですが、古事記には日本の起源からの神話がかかれています。 ちなみに古事記と日本書紀で記述の異なる部分に注目して調べてみるのも面白いですよ。
- jubell
- ベストアンサー率44% (42/94)
まずは神道関連のHPあたりをめぐってはいかがですか? http://www.shinseikyo.net/ あたりなどから。 日本書紀や古事記を読んでも、神道を詳しく解説している訳ではありませんからね。 古くから神道を守ってきたのは物部氏ですので、先代旧事本紀をかじってみるのも面白いかもしれませんよ。
お礼
筑摩書房の本を探してみます。 参考になりました,ありがとうございます。