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浦島太郎の童話のメッセージ性
- いじめられる亀を哀れに思い、助けた結果、人生を台無しにした男の話
- 結婚もできず子孫も残せず死んでいった浦島太郎の運命
- 浦島太郎の話にはいじめと助けの葛藤が込められている
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そうですよね。 私も悲しいお話であんまりだと思いました。 うろ覚えで申し訳ないですが。 いつでしたか、あるTV番組(何か忘れましたが)で 実話が元になっているのでは、という説を紹介していました。 昔、沖縄の方できれいな箱を作っていたのだとか。 また、どこかの海底に自然だか人工物だかわからない 階段状の岩があるそうです。 (いろんな番組で紹介されていたので岩の方は ご存知かもしれませんね。) 以下のような感じですが、間違ってるかも (^^;) 浦島太郎は九州のどこかの出身で、沖縄のある人を助けた。 助けられた人は浦島を首里城(?)に連れて行った。 近くの海には階段状の地形も見られたので城主が 海も支配していると思った。 お土産に立派な玉手箱をもらったが、浦島は箱の中身が重要だと思っていた。 海岸線はどこもよく似ていたので、浦島は故郷に帰ったつもりだったが、 そこは別の海岸だった。 当然、知り合いは全然いない。 仕方なく玉手箱を開けるが、中身は空。 ショックのあまり短期間で一気に老け込んでしまった。 夢がないかもしれませんが、私はこれを信じました。
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浦島太郎は、実は、亀を助けた後、海岸で釣りをしていて、高波にさらわれて溺れて死んでしまったのでした。 それを哀れに思った乙姫様は、亀に命じて浦島太郎の魂を竜宮城に連れていき、慰めてあげることにしました。 浦島太郎は、自分が死んでしまったとは気づかないまま、竜宮城での生活を楽しんでましたが、時が立つにつれて故郷のことが懐かしくなり、乙姫様に、地上に帰りたいと懇願しました。 乙姫様は困ってしまいました。なぜならとっくの昔に浦島太郎の遺体は腐ってなくなってしまっていたからです。今さら魂だけの浦島太郎を帰すわけにもいきません。 でも、浦島太郎の願いがあまりにも強かったため、しかたなく乙姫様は、一計を案じました。地上の時間は竜宮城の時間よりもはるかに早く進むので、浦島太郎のことを直接知っている人はもういません。そこでたまたま海岸で行き倒れになって死んでいた老人を見つけたので、この老人に浦島太郎の魂を吹き込み、蘇生させてあげることにしました。 浦島太郎は地上に生まれ変わって自分の姿を知ったらびっくりするでしょうが、これ以外に方法はありません。浦島太郎が自分でそのことを納得し、受け入れられるように、乙姫様は玉手箱を渡し、浦島太郎が開けてしまうことを承知で、開けてはなりませんよと約束をさせたのでした。 おしまい (可能な限り、不条理を解消してみました。)
お礼
>浦島太郎は、実は、亀を助けた後、海岸で釣りをしていて、 >高波にさらわれて溺れて死んでしまったのでした。 ええー。その時点でかなり救いようがないように思えますが。 ただまぁ何かしらの事故で死んでしまうことがあるのは仕方がないとして、助けたお礼として、死んだ後に普通では味わえないいい思いをさせてもらったということですか。 なるほど。うーん。はい。 ごく端的に言うと「手助けをすると後でいいことがめぐってくるよ」ということですよね。一応。 変わった解釈、ありがとうございました。
- Him-hymn
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補足 すみません反論みたいになってしまいますが。 →反論大いに結構ですよ。面白くなってきました。 2に関しては、刹那の快楽におぼれたという感じですよね。現代風に言えば、1週間連続でキャバクラか風俗にいきまくったみたいな。 →キャバクラですか。私のイメージとは違ってびっくり。まあ、たとえキャバクラであったとしても、浦島太郎はキャバクラと知って行ったとは思えません。行ってみたらキャバクラだったーーみたいな。 3に関しては、目の前の快楽に目をとらわれ将来のことを考えずに無駄に歳をとってしまった人に思えます。 →楽しいときは時間を忘れて過ぎます。人はそれを求めるのではないでしょうか。これを無駄と考えるかどうか。そこは人によって違いますよ。 蟻とキリギリスだって、高度成長期の人にとっては蟻が善、キリギリスが悪だったかもしれませんが、もくもくと働いてばっかりいて、音楽を理解しない蟻なんて、どうなのーーってもしかしたら今の時代思うかもしれませんね。人によって評価が分かれますよ。 でも、3については、私は、もう仲間がいなくなった世界だと思うんです。年をとるって。世界最長寿になったとしたら、それは、同年代の人をすべて失ったことになるでしょ。あの物語はそういうことじゃないかと解釈しますね。仲間がいなくてはやっていけないことに、はたと気づいたと。 ただし、私は、こういう仲間・友だちが大事という感じは、どうも物語としては好きではありませんが。
お礼
>まあ、たとえキャバクラであったとしても、 >浦島太郎はキャバクラと知って行ったとは思えません。 >行ってみたらキャバクラだったーーみたいな。 まぁそうですね。事前に内容を完全に知っていていたとは思いません。でもお礼に招待されたのですから、何かしらのもてなしをしてもらえるのだろうと期待して行ったのだとは思います。また、お礼をしたいという人の気持ちにこたえるのも人情だと思うので、招待に応じたこと自体はとくに問題はなかったと思うんですよ。 ただ、大事な人がいるならば一晩分の時間程度で帰っただろうに、味を占めて長期滞在してしまったのですよね。そこが問題だったのかなと。 そこがあなたの言う「仲間、友だち、がなければ、それはむなしいのだ」ということにつながるのかなと思います。 ありがとうございました
- gldfish
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浦島太郎がなぜ不幸だったと言い切れるのですか? 「人生を台無しにした」と? 浦島は竜宮で、生きる上で誰もが負うような重い責務(子孫を残すというのもこのたくさんの「重い責任」の1つですね)や苦悩から切り離され、享楽に溺れるだけで人生の大半を過ごしたのです。 (つまりこれは私達のことなのですが)地上での人の人生に「普通の幸せな人生」なんて存在すると思いますか? 生きるということは「苦悩する」ということです。この世に生きる限り、重い責務、苦悩、喪失、失敗、決別、病・・といったことからは逃れられません。アインシュタインは「普通と言われる人生を送る人間なんて、 一人としていやしない」と言葉を残していますが、自分はこれに全く賛成です。「いじめていた奴ら」はつまり、この例に漏れることなく「苦悩」と共にある人生を送ったはずなのです。 浦島は、他者(亀)を救った対価として、「地上の人間では得られない人生」を得ました。彼はそれだけで勝ち組です。 一方で、「地上での人生」を失いました。でもこれは仕方ないことなのです。人生は「右の道を選べば、左の道は通れない」という選択で成っているのですから。 で、ここまでは「勝ち組まっしぐら」ってことでまぁいいとしても、どうにも腑に落ちないのが「玉手箱」です。 ポイントとしては、「玉手箱」は必ずしも浦島にとって「不幸にするもの」ではないのだと思います。浦島が若いまま地上で「失った半生」をもう一度歩み始めるとします。そうすれば他の人間達と同じように「避けられない苦悩」に満ちた人生を送ることになるのです。浦島の場合そこには当然「愛する人達に先立たれた孤独」とか「竜宮で過ごしてしまった後悔」といった苦悩も加わります。竜宮にそのままいれば負わずに済んだはずだったものです。 そう考えると「玉手箱」は一種の「乙姫の情け」とも受け取れます。少なくとも「地上での人生を回避する」という選択肢を「玉手箱」によって浦島に与えたのですね。考えようによっては、乙姫との約束をしっかり守れるほど浦島が強い意志と安定した精神を持った者であるなら、こんな地上でもこれから強く生きられる・・・とも考えられなくも。現に、地上に戻って落胆した浦島の弱さと、玉手箱を開けてしまった精神状態は、無関係とも言い切れないのかもしれません。 乙姫が、浦島にどちらに転んで欲しかったのか、知る由もありませんけどね・・・。 子供はこの物語の意味をここまであれこれと読めないかもしれません。でも作品というのは歳やその時々の状況によって見方がどんどん変わっていく「生き物」です。作品の「メッセージ」とはこの「どんどん変わっていく見方」そのものです。ですから、この物語が子供にとって「無意味」ということは無いと思います。現にpringlezさんも今になってあれこれ考え直している訳ですしね。
お礼
なるほど、あなたは子孫を作ることは不幸なことだと考える人なのですね。そして子を作らずに自分のためだけに金を使い遊んで暮らすような人が勝ち組だと考えていらっしゃるのですね。 人とかかわることや子を持つことによって苦悩することはあるかもしれませんが、私は人との係わり合いのかなで苦悩することを不幸とは考えません。また自分のためだけに遊んで暮らすような人を勝ち組だとも思いません。 なので、あなたのお考えは私には受け入れられませんが、しかしあなたのような考えの人がいてもいいとは思います。 ありがとうございました
- Him-hymn
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浦島太郎は、おおよそ、人が理想とするような、3種類の生き方をすべて経験した者です。 すなわち、 1.善人 2.遊び楽しむ人 3.長生きをする人 しかし、彼には、1つ足りないものがあったのです。それは、仲間です。 仲間がいれば、亀に誘われて竜宮城へ行くとき、断ったはずです。 仲間がいれば、竜宮城で自分一人で興じていることはなかったかもしれません。少なくても自分だけ楽しんで悪いなあとか思うはずです。 仲間がいれば(もう死んでいなくなっていましたが)玉手箱を開けることもなかったでしょう。 つまり、いくら、善をなしても、楽しんでも、長生きしても、仲間、友だち、がなければ、それはむなしいのだということではないかと私は解釈します。 以上、ご参考になればと思います。
お礼
すみません反論みたいになってしまいますが。 2に関しては、刹那の快楽におぼれたという感じですよね。現代風に言えば、1週間連続でキャバクラか風俗にいきまくったみたいな。 3に関しては、目の前の快楽に目をとらわれ将来のことを考えずに無駄に歳をとってしまった人に思えます。 しかしそうだと解釈しても、「仲間がいなかったから招いた結果」というのはつじつまが合いますね。 「仲間・友達を大切にしよう」という教訓ですか。面白い観点ですね。そういう風に解釈して教訓とする子供がいったいどの程度いるのかわかりませんが。 ありがとうございました
- 1paku
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助けたお礼に竜宮城への部分だけで良いでしょう。 玉手箱は、鶴になって飛んで行ったというバージョンのもあるみたいです。 おもしろおかしくするためにああなったのでしょう。 せっかく竜宮城に行ったのだから、最後までそこにいれば、ああいうオチは無かったでしょう。 せっかく掴んだ幸運は手放すな。
お礼
「せっかく掴んだ幸運は手放すな」あの話の教訓はこれですか。そうですね、あえて搾り出すならここですかね。 子供には絶対に伝わらないと思いますけど。 ありがとうございました
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お礼
なるほどー、という感じの話ですね。 そうであれば救いようがない話である説明もできますね。 でも、そうだとするならば、太郎本人は「浦島は故郷に帰ったつもりだったが、そこは別の海岸だった」ということに後で気づいたことになりますね。誤認したということは本人しか知りえないことですから。 そしてその後地元に戻って、「一瞬、時代が変わっちゃったのかと思ったよー」と、知り合いに話したのが広まったということなのかもしれませんね。 そうですか、なるほどー。 ありがとうございました