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この問題の1行目は、どういう考え方?
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不定積分 ∫[1/(1+x^2)]dx=arctanx+C を前提にした議論でしょう。まともな大学を受験するにはこの不定積分をに自在に活用できることが必要でしょう。証明も極めて簡単で、 x=tant という置換を行うことによってたちどころに出てきます。 ∫[1/(1+x^2)]dx=∫[cos^2t/cos^2t]dt=∫[1]dt=t+c=arctanx+C ∫[1→α][1/(1+x^2)]dx=arctanα-arctan1=arctanα-π/4 (1) (1)において y=1/x という置換をすると ∫[1→α][1/(1+x^2)]dx=∫[1→1/α][-1/(1+y^2)]dy=[-arctany][1→1/α]=arctan1-arctan(1/α) =π/4-arctan(1/α) (2) (1)=(2)だから arctanα-π/4=π/4-arctan(1/α) ゆえに arctanα+arctan(1/α)=π/2 (3) この結果も極めて単純な中学生レベルの内容です。 底辺が1、対辺がα(斜辺が√(1+α^2)の直角三角形ABCを考えてください。 Bが直角、Cが底辺に向きあう角、Aが対辺に向きあう角です。 このとき arctanα=∠C, arctan(1/α)=∠A がわかりますか。従って(3)は直角三角形の直角を挟む2角の和が直角といっているにすぎません。
お礼
さらに調べたところ、公式も見つかりました。 証明は少しむずかしいですが、お陰様で問題を 納得して解くことができるようになりました。 ご回答、どうもありがとうございました!