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坂口安吾の「日本文化私観」について 

坂口安吾の「日本文化私観」を読むにあたって、 知っておくべき予備知識とかありますか??? もしあるのなら、分かり易く説明して頂けたら幸いです。 回答宜しくお願いします。

みんなの回答

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.2

 こんにちは、初めてお目に掛かります。 さて、ご質問にある坂口安吾の『日本文化私観』を読む時の注意点は?とのお話しですが、先ずは文章を読む時の基本からお話しします。 (A)頭の中を真っ新にする (B)その文とは喧嘩しない (C)文章中に専門用語などが出てきたなら、文中にその言い換えがあるかどうかを探す を前提とします。坂口の文章は彼が理解している「日本文化やその特質」を綴ったものですから、それが一般の見解とは異なるからといって異論を唱えても、それは坂口を理解することとはならないこともお解りでしょう。  もし質問者様が、他の日本文化論との違い等をレポートするならば、「坂口はこう言っているが他の見解ではこうある」として説Aと説Bを対比する形で問題を提示するといった形があります。  けれどもこうしたスタイルでも、何れが正解であるなどとはいえず、それは坂口の見解とそれを問題として採り上げた人、さらにはその文章を読んだ人でも解釈が異なるからになります。  もし『日本文化私観』をお読みになるのであれば、そこに使われている具体的な人名や建造物などの固有名詞は高校で使う日本史用語集や世界史用語集などの説明や一般知識で十分でしょう。  実際に安吾はこの掌文を (1)「日本的」ということ (2)俗悪に就いて (3)家に就いて (4)美に就いて、との4つの視点から考察し、それぞれの中で具体的な事例を挙げて「自分はこう考えている」と文章を展開していきますので、その真意をとらえることが大切になります。  ですから、ことほどさように「基礎知識」や「予備知識」を持ってしまいますと、彼の文章と喧嘩してしまうことになります。

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

昔読んだきりですが、私観では、予備知識や先入観なしに読むのが出発点です。たしか文庫本では数十ページ程度の短い文章なので、すぐに読めてしまいます。 安吾史観ともいうべきものがうかがえて、面白いと思います。

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