- ベストアンサー
10gのものを食べて10gより太ることってあるの?
例えば飴って砂糖多くて、カロリー高いイメージなんですが、そもそも飴は軽いので太らないのでは?とも思ってて長年疑問です。 そこで質問なんですが、10gの何かを食べて10gより太ることってしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
カロリーの話が好きなカロリー中毒回答者がいますが、カロリーは非科学的な数値なので信用しないほうがいいです。 炭水化物1gで4kcal、脂肪1gで9kcalというのは100年以上も前の、まだコンピュータも電子顕微鏡も存在しなかった時代に、アメリカのアトウォーターというおっさんが実験室で炭水化物や脂肪を燃やして温度上昇から熱量を測定する、という無茶苦茶なやり方で、テキトーに決めた値に過ぎません。 アトウォーターの実験で得られた本当の熱量は小数点付きの「違う値」だったのですが、「計算しにくい」というしょーもない理由で"炭水化物1gで4kcal、脂肪1gで9kcal"に決めてしまっただけです(アトウォーター係数)。 人間の体脂肪は、このようにテキトーに決められたアトウォーター係数をベースに計算しているので、1kg=7,000kcalという風に説明されることがありますが、アトウォーター係数がそもそもデタラメなので、1kg=7,000kcalは正確ではないです。 カロリー制限で痩せない人は、カロリーという数値がそもそもいい加減、テキトー、不正確なものであることを知らずに、必死に食べ物を我慢しているのに報われない人、ということになります。 現実には、人間は細胞の中にミトコンドリアという核があってそこで、ATPという物質を合成してエネルギーを得ていることを20世紀の生命科学は突き止めています。人間の活動エネルギーの量はATPの個数に比例します。アトウォーターの時代にはまだATPは発見されていませんでした。 グルコース(ブドウ糖)から好気性代謝時には38個のATP、脂肪酸からはリノール酸の場合、146個のATPが生成されます。グルコースの分子量は180でここから38個のATPが得られますから、これらの数値を組み合わせれば、グルコース1gやリノール酸1gから得られる熱量を具体的に求めることができます。 しかしグルコースの場合、好気性代謝だけでなく嫌気性代謝もあるし(無酸素運動はこっち)、脂肪酸はリノール酸以外にもあって、脂肪酸の種類ごとに生成されるATPの個数は変ります。つまり炭水化物・脂肪・タンパク質、のような単純な分け方で、カロリーを分類して熱量を合計する、という計算法では、ちゃんとした食品の熱量(人間の体内で生成されるエネルギー)は求められないのです。カロリーを合計して制限する現代のダイエットの主流が怪しいということがお分かりになるでしょう。 さらにいうと、人間が食べたものは腸内に届くと、腸内細菌を養います。腸内細菌は大人の体では1.5kgもの量がいると言われており、ウンコの半分は腸内細菌の死骸と腸壁から出た老廃物です。人間が吸収する栄養は、食べた栄養の一部に過ぎない、ということです。ここからもカロリー数で物事を予想することのばかばかしさがお分かりになるでしょう。 さて、質問に戻ります。10gのものを食べて10gより太ることはあるか。 答えはYesです。糖質(グルコース)10gを腸壁から吸収したと考えます。そしてこれらがすべてグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄積された場合を考えればよいです。グリコーゲンは肝臓や筋肉に蓄積する際に、大量の水を身にまとう性質を持っています。つまりゼリーのように保水性があるということです。 そしてグリコーゲン10gを蓄積する際に、何と実に30~40gもの水を吸収する、といわれています。つまりグリコーゲン10gが40~50gの重さに化ける(4~5倍の重さ!!)、ということです。 質問者さんは飴しか食べていないつもりでも、その他の時間に水を飲んでいることでしょう。水は余剰なものは尿や汗として排出されますが、飴を通じて得たグリコーゲンに取り込まれてしまった水は体外には排出されず、体重増として跳ね返ります。飴が腸に入ると腸内細菌に大体10%くらい食べられてしまいますが、残り(例えば9g)は身体の中に吸収されます。 グリコーゲンが枯渇している状態ならば、9gまるまるグリコーゲンとして蓄積される可能性もありますね。そうすると40gくらい体重が増える可能性はある、ということです。10gの飴が40gの体重増加につながる、ということです。
その他の回答 (4)
- hg3
- ベストアンサー率42% (382/896)
「質量保存の法則」って中学校で習いませんでしたか。 例え、人間の体であっても、この自然の法則には逆らえません。 つまり、10gの物を食べれば、10g体重は増える。 10gより少ないことも多いこともあり得ません。当然の理屈です。 ただし、増えた体重=増えた脂肪 ではありません。 質問者さんが、本当に気になるのは、10g物を食べれば、10gより多く脂肪がつくことがあるのかということでしょう。 これを考えるには、食べ物の質量でなく、カロリーで考えないといけません。 脂肪1kgは、だいたい7000kcal。 つまり、7000kcalを食べて、それが全て脂肪になれば1kg。実際には食べた物のカロリーが全て脂肪として蓄えられることはないので、増える脂肪は1kgより少なくなります。それより多くなることはありません。 例えば、飴の場合、種類にもよりますが、10gのカロリーはだいたい40kcal程度でしょう。よってこれが全て脂肪となっても5.7g。つまり、どんなに脂肪が増えても5.7gよりは少ないということです。 またカロリーが高いものの代表例のチョコレートなら10gでおよそ60kcal。これは脂肪8.5g分です。 このようにカロリーで考えれば良いのです。
お礼
た、確かに質量保存云々習いました。ぐうの音も出ないほどの正論ですね。 脂肪1kg7000カロリーなんですか!?ダイエットの道のりはとても長そうです。がんばります。
- oo14
- ベストアンサー率22% (1770/7943)
豆なんか、数倍どころではないですね。 体重計の最小目盛どころか、 一桁うえの位が変化しますね。 減るのもはやいですが。 コーヒーもそうですね。 日頃飲む習慣がないのでたまにのむ(といっても缶コーヒーなんてとてもとても、その半分くらいの給茶機からさらに半分ぐらいで水で薄めるのですが)と0・5kgどころでないほど増えますよ。
お礼
今日ずっとアーモンド落花生ピーナッツ食べてました。なんというか、他のお菓子よりとても腹持ちがいいと感じてたんですが、なるほど体重も上がってたのですね(笑)回答有難うございました。
- DJ-Potato
- ベストアンサー率36% (692/1917)
基本的にはエネルギーの蓄えは脂肪になるので、糖分よりもカロリーあたり軽くなるし、消化とか吸収にエネルギー使うので、10g食べて太るのは10gより少ないと思います。 ただ、質問者さんの質問内容の核心には、別の問題があります。 砂山のパラドックスとかハゲ頭のパラドックスと言われるもので、 痩せている人が10g太ってもまだ痩せた人だから、痩せた人はいくら太っても痩せた人、という論法に落ちてしまうのです。 塵も積もれば山となる、なんて言葉がありますが、まさにそれのこと。
- nitto3
- ベストアンサー率21% (2656/12205)
当然あるよ。 飴などはほとんど水分を含まないから、 筋肉は水分が7,80%もあるから、 筋肉になれば5倍くらいになるからね。 脂肪は水分を飴玉程度しか含まないから、 脂肪になればほとんど同じですしね。
お礼
体外に排出されるはずの水分が飴によって体に吸収されて、飴+吸収された水分が体重になって、結果として10gよりも体重が増えるという事ですね!その分体外にでる水分も減るということでょうか? とてもしっくりくる回答ありがとうございました!