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国替えの移動。
A藩とB藩が「国替え」で入れ替わるときの状況について教えてください。 遠く離れた姫路藩松平家と前橋藩酒井家が入れ替わったときは、大変だったと思います。 1. 参勤交代時同様、大名行列で行進するのですか。 2. 妻子は、後日移動するのですか。 3. 移動ルートは途中で両藩が遭遇するように決めるのですか。 どの藩でもよいですから出発から到着までの様子が分かる資料はありませんか。 よろしくお願いします。
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A藩とB藩が「国替え」で入れ替わるときの状況について教えてください。 遠く離れた姫路藩松平家と前橋藩酒井家が入れ替わったときは、大変だったと思います。 1. 参勤交代時同様、大名行列で行進するのですか。 2. 妻子は、後日移動するのですか。 3. 移動ルートは途中で両藩が遭遇するように決めるのですか。 どの藩でもよいですから出発から到着までの様子が分かる資料はありませんか。 よろしくお願いします。
お礼
ご親切なご回答真にありがとうございます。 よく分かりました。 谷口昭氏の論文を「CiNii論文検索」で読みたかったのですが、ダメでした。 代わりに白峰旬氏の論文8本を読みましたが、全て大名は江戸に居て、立ち会っていません。 しかし、随所に「この時代の例であるがいつ頃から続いている慣例なのかまだ調べていない」という注釈が出てきます。 それで気にはなっていたのですが、dayone様のご回答ですっきりしました。 寛文期の「石川憲之・板倉重常などのように転封に伴う大名行列も有ったようです。」ということですね。 大名は新領地には、威風堂々と入りたいはずですから、大名行列なしではしまりがないと思っていました。 しかし、二者が入れ替わる場合に大名二人が立ち会うとなると、新領地に入る大名は気分がいいでしょうが、引き渡す側の大名は、追い出される感があるでしょうね。 白峰氏の示された例では、全て事務的に領主が入れ替わっています。 領主が在府であるからかも、という解説付きのものもあります。 領主が代わったことを示す高札を幕府の上使が持参して、これを城下に立てることが非常に重要であったようです。 妻子の移動については、多くの具体例を示して下さったので、臨場感があって大変よく分かります。 道路や渡しの様子、そして宿場について、事前調査を綿密にしています。 大勢では宿の確保が無理ですね。 城受け取り・引渡しの現場(城下)でも、双方の藩士は遭遇しないように、互いに区分された宿や住居に入っています。 移動の道中でも、同じ宿場にならぬように調整したと思います。 今回も良い事例を教えてくださいました。感謝申し上げます。