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梵字と悉曇文字の違い
梵字と悉曇文字の違いが分かなくて困っています。 色々と調べてみると、梵字のルーツは古代インドで発達したブラーフミ文字であり、6世紀頃にそこから派生したシッダマートリカー文字の一種が仏教とともに中国を経由して日本に伝来した、とのことで、日本に伝わった梵字は、伝統的に悉曇文字と呼ばれるとのことでした。 ということは、梵字=悉曇なのでしょうか? 梵字についての本には「粗雑に書けば、それはただの梵字であり、ほとけの文字である悉曇ではないと戒められる」という記述がありました。 ということは、梵字が宗教性を帯びたものが悉曇文字なのでしょうか? お分かりになる方、ご教示をお願いいたします。
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1。 ということは、梵字=悉曇なのでしょうか? 悉曇の語源は Siddhaṃ で、梵字の字母、すなわち梵字の構成要素である子音と母音のことです。ですから、ハングルの文字と、その文字を作るあげる要素との違いに似ています。 したがって 梵字=悉曇文字 とは言えます。 2。 梵字についての本には「粗雑に書けば、それはただの梵字であり、ほとけの文字である悉曇ではないと戒められる」という記述がありました。ということは、梵字が宗教性を帯びたものが悉曇文字なのでしょうか? 漢字は丁寧に書いても投げやりに書いても漢字、仮名は丁寧に書いても粗雑に書いても仮名です。これを「あ」は天照大神をさす、などと言い始めれば話は別です。 ただサンスクリットの基本的な表音文字の機能から離れて、下記のように宗教的な意味を持つ一種の表意文字として使うと、役目が違います。でもやっぱり「梵字」と言っていますね。 http://matome.naver.jp/odai/2138398189784619501
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さっそくのご回答、ありがとうございました。 参考にさせていただきます!