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CT飽和時の二次電流

変流器の過電流特性について教えて下さい。 JEC1201で規程されているように過電流定数n倍までなら比誤差が-10%以下というのはわかるのですが、nを大きく超えて100倍、200倍、・・・となっていくと二次電流はどう変化するのでしょうか。 例えば10/5A、n>5、1PS級、定格負担25VAのCTに10VAの負担を接続しした場合、一次に5kA流れた時の二次電流は、少なくとも10A×5倍×(25VA+自己負担)/(10VA+CT自己負担)までは現れるのでしょうか。それとも鉄心の磁束が飽和して二次電流は減少するのでしょうか? また、二次電流の現れ方に、貫通型と巻線型とで大きな違いがあるでしょうか。

みんなの回答

回答No.1

磁気飽和が起こると二次電流が正弦波ではなくなります。磁気飽和している時間は磁束の時間的変化がないため、その間の二次電流は流れなくなるためです。(e=-dφ/dtより) >>nを大きく超えて100倍、200倍、・・・となっていくと二次電流はどう変化するのでしょうか。 電流が流れている時間が100分の1程度となってしまうため、RMSを取ると二次電流は相当小さな値になると考えられます。

olegonta
質問者

お礼

早々に回答頂いていながらお礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 私もRMSは相当小さな値になるように思ったのですが、その後某大手メーカの巻線型CTの実測データ(一次電流を定格の数百倍まで流した時の二次電流RMSの変化の実測)を入手でき、それによると予想に反し、過電流定数倍以降二次電流の増加度合いは緩やかになるものの、微増を続けていました。 一方 エクセルで、一次電流を模した正弦波(sin)の波高値を2倍、4倍、10倍(但し波高値は1で飽和)した波形を微分(二次起電力を模した非飽和領域のcos)し、その微分波形のRMSを求めたところ、実測データと同様に一次電流の増加に応じて微増する結果になりました。それなりに波高値は大きくなりますのでそれが効いてくるのでしょうか。もう少し勉強してみます。

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