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生物の警戒色について
- 生物の中には、毒を持っている種があり、その種は派手な体色を持つことで敵に自分が毒を持っていることを知らせて食べられないようにしています。
- しかしその派手な体色は、敵が学習することによって成り立っていると考えられます。敵が目立つ体色の生物は毒があるため食べないほうが良いと学習し、それによって生き残る種が増え、派手な体色が受け継がれていったのです。
- このように、派手な体色は進化の過程で生み出され、敵に対する適応として発展していったのです。
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その天敵が警戒する色に変化していったというパターンもあります。 毒がない種でも、毒のある種そっくりの外観をしてる**もどきがいますが、それでしょう。 一般的に、グループの中の一部が犠牲になることで、天敵に学習させ、生き残ったものが、種を存続させていったと考えられてます。
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- sev-m
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モデルを使って考えてみましょう。これで全てが説明できるわけではありませんが、大筋は理解できると思います。 A=今回の主役、毒がない B=毒があって派手な色 C=AとBを捕食する、あるいはできる動物 まず毒を持った種、Bが居るとします。色はなんでもいい、赤としましょう。 この種に近い(生物学的に近い、形が近い、大きさが近いなど)Aという種がいます。 Aは赤~紫~青まで色は様々でした。 AとBを捕食できるCという動物がいるんですが、Bを食べると死んでしまう、赤いものを食べると死んでしまうと知っている(後述)ので、赤いAはあまり捕食されませんでした。Aのなかでは紫や赤のものが生き残り、最終的には赤いものばかりになってしまいました。 Cは知っている、と書きましたが別に知識として持っているわけではない。 後天的に学習したことは、子孫に遺伝するわけではありませんので、食べてから死のうが運よく生き残って子を作ろうがあまり関係がないはずです。でも、Cにも好みがあって青が好きなCや、赤が好きなCがいます。でも赤が好きなCはそのうち数が減ってしまい、何世代も経つとCの好みは赤以外になっていそうですね。個体レベルではなく種全体として、赤は危険と学習していることになります。 ABCしか存在しない世界でしか得ない理論ですが(Cが食べるものがなくなってしまう)、実際にはここで省いた他の種との様々な相互作用があります。
お礼
基準とするものが間違っていたみたいですね。 ご回答ありがとうございました! 大変わかりやすかったです!!
- mstk2
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逆に地味な体色では受け継がれにくいから、では答になりませんか。 いまここに灰色で有毒なグループと、赤紫で有毒なグループがいたとする。すると灰色の方は記憶に残りにくいから散発的に食われ続け、毒の効果があまりないまま絶滅してしまうのに対し、赤紫の方は強烈に記憶に残るので、最初の何匹かが食われた時点で情報が広くひろまり、下げどまって種として生き残る。 次に、この集団が赤紫で無地のグループと、赤紫で水玉のグループに分化したとすると、同じ理由で後者の方が優先的に生き残る。こんな具合で、より派手な方が有毒種の場合には有利になるので、生存競争に生き残り、かぎりなく極彩色の有毒種が生まれていったのではないでしょうか。
お礼
なるほど、やはり個体ではなくグループ基準にしなければならないようですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます! その一個体だけではなく、グループを単位として見るということですね。 もどきもいたとは知りませんでした!! 本当にありがとうございました。