- ベストアンサー
生殖の効率化について
専門的な知識のある方、ご教授ください。 有性生物について、繁殖する際に、なぜ男女が一組である必要があるのでしょうか。 より良い遺伝子を残していくためには、非効率的ですよね? そもそも、性染色体は必要あるものなのでしょうか・・・? 例えば、一人の人間の中に性染色体をもともとXXとXYどちらも兼ね備えていれば より良い遺伝子を残す可能性も増えるのではないのですか?
- みんなの回答 (11)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
補足しますが前の回答のような感じになるとは生きていれば成功ですさんの内容です。 自家受粉は外から遺伝子を取り入れませんからね。 より良い遺伝子の組み合わせの議論なのか遺伝子単品評価なのか。いずれにしても遺伝子だけでは増えませんし多細胞生物なら個体としての成長があった上での繁殖(個体にとっての良い遺伝子)です。極論すると生殖器だけという話ではない。繁殖形式よりも成長・生存しなければという。 個体差がありカタツムリの場合でも卵子が得意なのと精子が得意なのがいて、特化したり、組み合わせの結果、両方得意なのが有利なんですかね(その種の繁殖法には我々ヒトとは違う代償と障害がある)、よく分かりません。
その他の回答 (10)
- jkpawapuro
- ベストアンサー率26% (817/3047)
有性生殖(二体の交配による生殖)のメリットはすでに出ているように別々の個体と遺伝子を交配することにより多様な子を残すことですよね。 暑さに強い子と寒さに強い子両方作ったほうが、同じ子が二人できるより片方生き残る可能性が高いです。 暑さ寒さ両方に強い子と、暑さにも寒さにも弱い子ができるかもしれませんし。 ではそれがオス・メスである必要があるのか、それが遺伝子レベルで決定されているべきなのかとなると、決してそのようなことはありません。たまたま哺乳類がそうした性決定様式をとっているだけで動物の性決定には様々なパターンがあります。 たまたまで理由なんかないですよ。 例えば鯛をはじめ一部の魚類では、そのエリアで一番大きく強いものがオスになります。一番強いものが全てのメスと交配し多くの子孫を残すのです。 そしてそのオスがいなくなったら、メスの中で一番でかいやつがオスになります。そしてそのオスがまたエリア内のすべてのメスと交配して多くの子孫を残します。 雌雄が遺伝子レベルで決定されていないので強い遺伝子を残すという意味では実に合理的だと思います。 ワニの場合は卵の孵化するときの温度で雌雄が決まります。卵のふ化に適当な温度で多くの子供が生まれるときは、オスが生まれます。逆に温度が高すぎる・あるいは低すぎるときはメスが生まれます。個体数が少ない時はできるだけ多くのメスを残して子孫を残す、個体数が多い時はオスが多くなってメスの奪い合いの競争をすることにより、優秀な遺伝子を残すんですね。これもまた理に適っています。 魚類や爬虫類だと様々な性決定の方法があります。別に人間(哺乳類)の性決定の方法が正しいとか有利であるとか必要があるというわけでもないですよ。たまたま哺乳類がこういう性決定の方法をとっていたってだけですよ。 哺乳類がこれだけ進化したから哺乳類が正しいのだと考えればそうかもしれません。子宮と胎盤と母乳により子育てするにはより深い遺伝子レベルでの決定が必要だったのかもしれません。あるいはただの偶然かもしれません。 進化などは全て多様性の中から導き出される偶然からうみだされるので、全ては偶然と言えば偶然ですし、そこに解釈を求めるならいかような解釈もつけることができます。私自身は様々なパターンのうちの一つとしか思ってないですが、爬虫類以下の性決定にはさまざまなタイプがあるので質問者さん自身でいろいろしらべていれば面白いでしょうし、いずれ自分独自の解釈がうまれるかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 いろいろ考えたのですが、知識不足、 さらにもともと想像力が乏しいこともあって 結論の糸口さえ見いだせず、ここで質問してみた次第です。 性別があるのはたまたまなのでしょうか? もし人間に性があって、男女一組でしか子を残せないのが 偶然だとしたら。それは必ずしも合理的でないということですよね。 進化において合理的ではない選択肢をあえて選ぶなんて通常ありえない。 さすれば、何かしらの作為を感じませんか。 なんだか突き詰めると最近私は、 人間が何かしら(神様的なもの)によって作られた存在のような気さえしています!
- customarr
- ベストアンサー率21% (35/165)
退化は変化であり、進化の意味合いは変化ですので、退化は進化とされています。 質問趣旨はヘテロセクシャルに限定するのは制約だし非合理的だという事ですよね。 カタツムリ的に雌雄同体なヒトが有利か以前にそうなれない進化の歴史がヒトの過去なわけです。アミダくじをやり直せないのです。 バイクと倉庫を作るメーカーがあったとしてそのメーカーがバイク倉庫を開発しろですよね。生物でそれをするのは難しいでしょう。バイク部門(精巣)はバイク馬鹿だし、倉庫部門(卵巣)は倉庫馬鹿だし、どっちの機能も果たせないガラクタでは子孫を残せませんし片方をちゃんと作ることさえできるのかです。つまりバイク部門と倉庫部門が発生過程から分かれているのでそれぞれ製品化に成功しているところで会社がバイク倉庫作りになった場合にバイクや倉庫の製造力を保てるかになります。 ですからアミダくじ的に今さらですがもしも最初からバイク倉庫の会社であれば可能にはなりますが、そのバイク倉庫会社はやはりバイクと倉庫を分けて作る方が生き残れると進化するのではないかと。 余談ですが私は兼用する道具に便利を感じないのです。だから現在の何でもパソコンの在り方は嫌いです。たぶんパソコンは合理的だが自滅的だと思います。実際日本の物作りは崩壊していますし。一時爆発的に増殖しても絶命したら残らないのです。だから安定したOSを日本人が開発しないのはもうゲームオーバー(消化試合)なのです。
お礼
3回目の回答ありがとうございます!! 『カタツムリ的に雌雄同体なヒトが有利か以前にそうなれない進化の歴史がヒトの過去なわけです。アミダくじをやり直せないのです。』以下。 そうおしゃっられると、そうなのですかーとしか言えませんね。 私の知識からすると。 最後、余談については、 パソコンは実際普及しているし、グローバルな視点でみれば進化といえると思います。 私はもうパソコンなしでは仕事もろくにできませんし、 ここで新たな知識を得ることもできませんでした! ただ、本などの紙媒体は未だに愛用しています!
- 0fool0
- ベストアンサー率18% (134/738)
>エネルギーを節約するために・・・というのが それが正しいとしても なんというかイマイチ腑に落ちません。 初期増殖の為のカロリーを蓄えると、其の分重量が重くなります。 そして、其の上で「移動」をしようとすると、その重量の分だけの輸送に必要なカロリーも上乗せしなければなりません。 しかし「完全」に分担する事により、卵子は移動の為の「動力」製造コストを省いて、其の分を「成長(増殖)」及び「個体数増加」のみに傾ける事が出来、精子は最低限の遺伝情報と、それを運ぶ為だけの「動力」のみに特化しました。 例えてみれば、精子は高速移動に特化した「バイク」で、卵子は食料を溜め込んだ「倉庫」のようなものでしょう。 仮に倉庫を移動させようとしたら、必要なエンジンの大きさも燃料も馬鹿にならないコストになり、製造出来る「倉庫の数」が制限を受けてしまいます。 倉庫の移動コストとバイクの其れを比べれば、倉庫一つに多数のバイクで激走する方が高効率です。
お礼
3回目の回答ありがとうございます! 前回の回答と照らしあわせて 性を分化することにより、社会性が発展して、栄えたとすれば。 例えば、人間の進化前のものにも有性生殖と無性生殖のものがいて 有性生殖のものが繁栄した結果が私達、と逆に考えてみると コストが良いという意見にもうなずけました! あくまで私の見解であり、 本当はおっしゃっていることが違うのかもしれませんが・・・! (すいません!)
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
退化しているならそれは進化しているということだから「進化ではなく退化のみになる」というのは自己矛盾してる>#6.
お礼
二回目、ありがとうございます! 進化して超能力を得た人間は、手も必要ないし、目も必要ない、足も必要ない、 そのうち岩になる!これは立派な退化だ! みたいなことがかかれた萩尾望都のマンガを昔読みました! 全く面白い発想ですね。
- KoalaGold
- ベストアンサー率20% (2539/12474)
専門家でも何でもありませんが、個体が自己染色体のみで再生を繰り返すと進化ではなく退化のみになるようです。実際自分の体の中で成長といいながら実は再生を繰り返して退化しています。 2種類の染色体が合体することで新しい組み合わせができ、稀に奇形や新種が生まれます。 環境に合わせての代替わりの進化、そのための組み合わせの妙があるのではないでしょうか。 弱肉強食も進化の一つ。選択することで強い者はメスを手に入れ増殖します。 そうでない場合を想像すると、戦わない外に出ない臆病者が黙々と自己増殖に励み、世の中は弱者ばかりになるかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます! 全くその意見には賛成です。 ただ、自己増殖推奨を唱えているわけではなく、 性の有無自体が組み合わせの邪魔をしているように思うのです。 同棲同士が惹かれ合っても子供はできないわけですが、 それができるようになれば、一番効率的ですよね~と言いたかったのです。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
「男女が一組」は何をさしているのでしょうか? #1 にカタツムリの例がありますが, カタツムリの場合は単に「1個体が同時に雄でもあり雌でもある」というだけで, 本質は 2個体による有性生殖と変わりません. つまり「一人の人間の中に性染色体をもともとXXとXYどちらも兼ね備えてい」るだけでは「より良い遺伝子を残す可能性」は変わりません. そのためには「同一個体の配偶子同士で接合する」必要があります. 植物でいうところの「自家受粉」というやつですね. そして, 自家受粉をすると「より良い遺伝子を残す可能性」も増えるけど逆に「より悪い遺伝子を残す可能性」も増えてしまう.
お礼
回答ありがとうございます! 良い遺伝子というのは、能力的な話に必ずしも限らず、種の保存という観点からいうと 自家受粉などの単体で子孫を残す方法としては限界があるように感じます。
- customarr
- ベストアンサー率21% (35/165)
いい質問と思いますが、答えは難しく、それよりも質問者の前提を整理し直す作業に換えたらどうですか。 何で良い遺伝子を残しやすくなるのでしょうか。 細かい知識の揚げ足取りは不毛ですが、XYだったら男ですよね(笑)繁殖できません。 ですから性決定遺伝子が支配的でないとか、両性具有でしょうかね。学問的なところは知りませんが、そのカタツムリには性はないでいいのですかね、両性具とはいうものの。 難しい本題は前の回答者さんのようなロジックになってくると思います。父にも娘がいて、母にも息子がいるわけで、ヒトの場合およそどちらにもなれる遺伝子があるわけでしょう。どっちになるかをY染色体(の性決定遺伝子)に決められるだけで。これが(性ホルモンと)連鎖的に発生・成長していくのでしょう。ですから最終形の性成熟した個体(の生殖器)だけを電化製品にオプションがつくつかないみたいな経済性で議論するのは発生を無視しているように思います。循環論法的ですが、性を分けるような発生(個体製造手順)で今まで進化してきたからそうなる。工業なら抜本的に変えられますが、自然が作った生物は合理的には改良できませんね。
お礼
回答ありがとうございます! 大変失礼ですが、難しくて私にはよくわかりませんでした! 最後の『自然が作った生物は合理的には改良できませんね』とありますが、 もし私のいう仮説が合理的であるというのであれば、将来的には性が淘汰されていく方向になるかもしれませんよね?進化ってそういうことですよね?
- ga111
- ベストアンサー率26% (247/916)
以下のようなことだと思います。 >異なるゲノムを組換えて多様性を短期間に作り出すことができる、ということです。では何故多様性を作り出すことが有利なのでしょうか? 大雑把にいえば、生物を取り巻く環境は絶えず変化している。よって、その変化に対応する為には絶えず変化していなくてはならない。という事ではないでしょうか?http://www.cis.kit.ac.jp/~hmatsu/contents/18.html
お礼
回答ありがとうございます。 人がなぜ二人一組でなくては子孫を残せないのだろう、という点が質問の起点でした。 回答はリンク先の通りと私も想像しますが、 そうするとなぜ男と女という組み合わせである必要があるのだろう?と思い至った次第です。 性という存在なしに二人一組などで遺伝子を残すほうが効率があがるだろうなという考えでしたが、いかがでしょうか・・・ね。
- 0fool0
- ベストアンサー率18% (134/738)
性の分化のメリットは種によって様々ですが、先ず第一に挙げられるのが精子と卵子の特質です。 これは両性具有でも同様ですが、卵子は栄養分を保持し、精子は遺伝情報を運ぶ最低限の大きさで、その分を数を増やし確立を上げ、カロリーを節約する戦略です。 そして生物本体もこの傾向を持つ事が多いです。 そして分化の最大の発展形が「社会性」です。 人間で言えば、子育てと食料調達の役割分担を実現する事によって、充分な育児で存命率の上昇を実現しました。 蟻等も出産を一個体に依存していながら、巨大な群れを一つのルールで統一・運営に成功しています。 但し、どの生殖法が正解と言う事はありません。 強いて言えば、生きて(繁栄して)いれば成功です。
お礼
二度目の回答ありがとうございます! 自分の知識不足のせいなのですが エネルギーを節約するために・・・というのが それが正しいとしても なんというかイマイチ腑に落ちません。 でも、人間の体にはこれが最善!と判断したということなんでしょうかね、やはり。
- 0fool0
- ベストアンサー率18% (134/738)
カタツムリがそれですよ。 両性具有といいますが、交尾をした双方が卵を産みます。 しかし性が分化した場合のメリットは、役割分担が出来、高度化が可能だと言う事です。 どちらが優れているかは一概には決められません。
お礼
回答ありがとうございます! 高度化ってなんのですか? それぞれの性の機能を高めるって意味でしょうか? それには、具体的にどういうメリットがあるのですか? そこを教えて欲しかったです!! でも、ありがとうございました。
お礼
二回目の回答ありがとうございます! とても納得がいきました! つまり、生物っていうのは私が思ってるような能力的に優秀なものを必ずしも必要としていないということをおっしゃっていたのですね!! なるほど、そういう意味では同棲同士の組み合わせはさして必要ありませんもんね。 でも、そう考えるとなぜ生物は種の保存が本能として組み込まれているのだろう? というまた別の質問が沸き上がってきてしまいますね! どうせ、子孫を残したって自分は死ぬのにな~・・・
補足
皆様の回答がとても参考になりました。 とても迷いましたが、 『生物は生き残ること自体が本能であり、人間内で優遇される能力(学力、体力、容姿・・・)が必ずしも優遇される訳ではなかった』 という結論を私にツルンと導いてくれた、 本回答をベストアンサーに選ばさせて頂きます! 回答していただいた方はもちろん、 ある意味では、どうしようもないともいえるような今回の質問を 閲覧していただいた方も、ありがとうございました!!!