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It Doesn'tでなく、It Don'tとは?
http://www.youtube.com/watch?v=m-1Ec4x_p9M においては、Shania Twain が "If It Don't Take Two" というタイトルの曲を歌っていますが、このタイトルの「Don't」はなぜ「Doesn't」となっていないのでしょうか? 教えてください。
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歌詞などでは、しばしば文法を破ります。その歌よりずっと以前、ビートルズが"Ticket to ride"という歌のサビで堂々と"She don't care!"なんて歌っていたりします。 それだけではなく、"I don't want to see you no more!"といった、現在では間違いとされている二重否定もよく出て来ます(具体例は失念しました、すみません)。 ポピュラーソング系には、そういう文法破りが多いのですが、伝統的な詩のスタイルとして、あるいはトリッキーな効果を狙って意図的に文法を破っているというよりは、口語では以前からある言い方だから、と考えたほうがいいように思います。 それは、英語がある時期(18世紀頃)に文法を整理し、非常に強引といっていいほどバッサリと一部の表現を間違いと規定するなどして、標準となる文法を整理した経緯があるからです(「学校文法」などと呼ぶことがある)。 その文法は教養ある人間が話すべき言葉と規定されたのですが、上記の二重否定などは、むしろそういう言い方のほうがずっと多かったくらい普通の言い方でした。そういうもう深く根付いてしまった言葉が簡単に廃れるわけはありません。事実、口語としては生き残っています。 三単現のはずなのにそうなっていないものも、おそらく同様です(そのはずだけど、ちゃんと調べたことがないので断言は避けます)。ポピュラーという観点からは、むしろなんの不思議もないと言ってもいいかもしれません。
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- ucok
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「いらない」でなく「いらねえ」、「するのよ」ではなく「すんのよ」、「食べられる」ではなく「食べれる」、「違って」ではなく「違くて」と言うようなものです。 江戸時代の庶民の三味線唄などには、こういうものがたくさんありますし、その“大衆性”が歌謡曲などにも受け継がれていますよね。 同様に、英語圏でも、庶民というものは、必ずしも文法どおりに話していませんでしたし、ましてや、民謡やブルース発祥の地である田舎では、誤った文法を普通に使っていました。 ポピュラー・ミュージック、つまり大衆音楽においては、こういう大衆の言葉を使うことが多々あります。ラッパーなどは、普段からこういう言葉を使って、自分たちが教養のない庶民の味方であるのをアピールしていますし、一方では、歌っている時以外は正しい文法で話す歌手も少なくありません。そういうところも万国共通ですよね。
お礼
》 民謡やブルース発祥の地である田舎では、 》 誤った文法を普通に使っていました。 あの歌の出だしが“三単元のS”をチャンと付けて「It takes two to tango」となっているので、田舎人でも「It Don't」の部分も「It Doesn't」のように出来そうなもの、と思ったのが質問の切っ掛けでした。 コメント、ありがとうございました。
- wind-sky-wind
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古くは仮定法でない、単なる条件の場合も if の後は仮定法現在形を用いて、 if it be fine tomorrow のように言っていました。 今回もそういう仮定法現在的なものか、 あるいは、非標準的な英語、言葉はよくないですが、黒人英語とか、では 3単現無視しますので、そういうものか。
お礼
お蔭様で「仮定法現在形」という言葉を思い出しました。 ありがとうございました。
お礼
冒頭の「歌詞などでは、しばしば文法を破ります」だけで、納得です。 ありがとうございました。