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捏造論文について
例のSTAP細胞の論文に絡んだ質問です。 本論文の捏造は明らかな図の使い回しやコピペがあったから表沙汰になりました。 過去の加藤研事件も分かりやすいコピペから発覚しました。 もしこのような分かりやすい不正が無い場合(ただ再現性が取れない)には、本案件はどのような展開になっていたと思いますか? ご考察を賜りたく思います。 よろしくお願いします。
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- Water_5
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使い回しや、コピペ以前に大事な部分の証明が なされていないのです。 リンパ球から造ったSTAP細胞が本当にSTAP細胞なのか と言う証明です。 若山教授の説明では骨髄の幹細胞の可能性があるということです。 この証明に小保方氏は早稲田の博士論文の写真を 転用しているのです。おかしいですよね? 何故そんなことしたの?STAP細胞が出来ていないからでしょう? 小保方氏は悪質です。
- 1fan9
- ベストアンサー率33% (209/622)
STAP細胞があるかどうかは申し上げられませんが、ただ再現が取れないという場合、 もう少し時間が経ってからやはり一部分が否定されるということから始まると思います。 まず、誰も再現できないというのはやはり怪しいですよね…。 また、特に今回のような研究の場合、もし不正がなかったとしても論文の中でもいいかげんな記述というものが多々あるようなのでそういうところから徐々にボロがでてしまうことが推察されます。結局は多くの研究者に同じような場所の不備を指摘するので、やっぱりこの論文怪しい、本当か?という話になるのではないでしょうか。どんな先駆的な研究でも大部分はもともとある技術がベースにあるので、見る人に見せれば怪しい部分というのは比較的容易に指摘できるはずです。 そして博士論文の時点で、もし同様の不正や「うっかりミス」があったなら、この研究者はもともとそういうことをやってしまう人間なのだというレッテルをはられてもおかしくないです。もし不正がなかったとしてもいわゆる一流雑誌でうっかり引用ミス等は通常ありえないです。 今回のSTAP論文のチェック機構はかなり不完全だったようですが、幹細胞の権威の人が多く連名に入っているため論文受理までの過程で何らかの力が働き、その何らかの力の部分が再現性や論文の不備に影響してしていると指摘する声はどうしてもあがってしまうと思います。これも不正行為がなかったとしても…。 また、今回の件には関係ないと思いますが、勉強をしすぎて他人の研究も自分のアイデアのように混同してしまう、あるいは誤った解釈から間違った物語を作ってしまう場合があります。これらが科学の進歩につながることもありますが、わざとそういうことばかりをして論文を書いてしまう人というのは生涯そういうことを続けてしまう駄目な傾向があり、それらを続けてしまうと最終的に信用を失ってしまい最悪の場合研究者失格(懲戒解雇等)となります。 素人的回答ですみません…。
- larme001
- ベストアンサー率44% (271/608)
この業界の人間しかわからないかもしれませんがぶっちゃけ「よくあること」です。有名な例を上げるあならば、Nature (2002)のMAPCsが結局誰も追試されていないままおそらく本当ではないだろうと多くの人が思っているでしょうし、CNSクラスに行かなくてもたとえばVSELsという造血(を含む全身)の多能性(広義)をもつ幹細胞様細胞の存在は一部の積極的な研究者以外はあまり本当だと信じていませんし、大御所と呼ばれる研究者は否定的な人が多いです。 また、注目される場合はたとえば造血幹細胞が多くの別の細胞になって、心筋再生するとかいう2000年前後に注目された話も、結局細胞融合しただけとか、そもそも心筋再生能力がないという”反証”論文がNatureに出ています。 というわけで、結局再現がまったくできないならそのまま消えていって、相手にされないだけですが、もし反証可能なデータを有名ラボが取った場合は、"Letter to Editor"見たいな形で紙面で否定される場合もあります。 捏造の場合と決定的に違うのは、かりにアーティファクトだったからといって話題にならなければわざわざ再現性を踏まえてリトラクションしたり強制的にされたりはしないということです。もちろんあくまで「少なくとも自分たちがやったときにはうまくいった」ということが実証出来るだけの記録やデータがある場合です。
お礼
ありがとうございます。 なるほど、やはりそういうことはよくあることなのですね。 その場合は風化か反証論文が出るという展開になるのですね。 STAPの件が提示いただいた具体例のようにただ再現取れないレベルだったら、まだ傷は浅かったのかもしれませんね。
お礼
ありがとうございます。 やはり時間が経ってから、この論文本当か?という疑問が湧き上がってくるという展開ですね。 この期間にSTAP細胞をテーマに押し付けられた院生は地獄を見るという感じですね。 迷惑な話です。