• 締切済み

温度風について

気象学を勉強していると,温度風という語句が出てくると思います。 この温度風ですが,二つの高度間の地衡風の差であることと,上空ほど温度風が大きいことは理解したつもりなのですが,次の二点がよく分かりません。 1.実際にふいているわけではない(見かけの)風とは,どのような意味なのでしょうか? 2.何故,北半球では暖かい側を右に見てふくのでしょうか。コリオリ力が関係してそうですが,具体的に分かりません。 よくご存じの方々,よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • chokipar
  • ベストアンサー率47% (20/42)
回答No.1

ちょっと誤解されているように見受けられましたので私の分かっている範囲で書いてみます。 「温度風」というのは、中高緯度特有の大気の流れのことで、簡単に書くと「水平方向(南北)の温度差により鉛直方向の風速差(鉛直シアー)が生じる」というシステムのこと。 南北の温度差が大きくなると鉛直方向の地衡風速が上空に行くほど強く(鉛直シアが大きく)なる比例の関係にあることを「温度風の関係」と呼ばれます。 ですから、1の「実際に吹いているわけではない」という意味は、 「その上空を吹いている地衡風のことを温度風と呼ぶのではない・・」ということだと思います。 また2の「北半球では右・・」ですが、おっしゃるようにコリオリ力が関係しております。 地衡風の成因を考えていただければ良いと思いますが、 地衡風は気圧傾度力とコリオリ力のバランスですよね。 北半球の場合、低緯度(南側)が高温で高緯度(北側)が低温なので、気圧傾度力は北向きになります。 またコリオリ力は同じく北半球では右向きに働く(南半球では左)ので北向きの気圧傾度力が右側、 すなわち東向き(西風)に転向させて平衡状態になります。 そうするとこの地衡風が吹いていく方向に対して右側(南側)が暖かいということになります。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A