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漢詩「送元二使安西」についてです。
この漢詩の中に出てくる、「酒を酌み交わす」とはどうゆう意味ですか?
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#2さんご指摘の通り、「酒を酌み交わす」であれば「対酌」になります。 李白の「山中對酌」のように、気の置けない友人と向きあって、さしつさされつで、お互いに酒を汲み交わし親交を深めるイメージです。 この王維の別離の宴での歌の場合は「勧酒」になります。 今生の別れとなりかねないとの私の遣るせない思いをこの酒と共に受けてくれという惜別の情の吐露です。 ただしこの七言絶句の結句での「古人」の意味の中に、「知った人」「肝胆相照らす友人」つまりこうやって「対酌できる人」などいないだろうという思いを表しているので、結果として「酒を酌み交わす」とは「古人」を象徴する言辞と受け止めることができるでしょう。 ちなみに于武陵の「勧酒」には井伏鱒二の名訳があります。 「コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ
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- SPS700
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回答No.2
#1さんが、もう優れた回答で言い尽くしていらっしゃるので、これは余分です。 ご質問に「この漢詩の中に出てくる、「酒を酌み交わす」とはどうゆう意味ですか? 」とありますが、原文をご覧になると「酒を酌み交わす」はこの漢詩の中に出て来ません。 しかし「酒を酌み交わす」とは、交代で酒を注ぐ(あとで勿論飲む)という意味です。
質問者
お礼
そうですね笑 たしかに原文にはありませんね…笑 ありがとうございます!
- yaritsusozai
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回答No.1
王維の詩ですね。 勧君更盡一杯酒 君に勧む 更につくせ 一杯の酒 遠くへ使いする友との別れを惜しむ王維が、「もう一杯飲めよ」と惜別の酒を勧める、といった内容です。
質問者
お礼
わかりやすい説明をありがとうございます!
お礼
ありがとうございます! 酒をを酌みかわすとは、「親しい仲である」ことなのですね!