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年齢重視社会?

前回、同じ質問をさせていただきましたが、質問の仕方がよくなかったので再度質問させていただきます。 日本は年齢を最重要視している気がします。 どのような場面でも最初に質問されるのは年齢に関することです。 私は、それにとても違和感を感じます。 「何歳だからこうでなければならない」という縛りがとても強いように感じます。 また、企業の採用に関しても現在は定年まで働ける保証も無く再就職活動においてもこの慣習は、とても障害になります。グローバル経済とこの年齢重視の慣習はとても組み合わせが悪いとも感じます。 いざ自分が再就職する立場になることを想定すれば結局はデメリットになると思います。 このデメリットがあっても年齢重視はそれ以上のメリットがあり、あったほうがいいと思いますか

みんなの回答

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.4

>このデメリットがあっても年齢重視はそれ以上のメリットがあり、あったほうがいいと思いますか この論点にそって回答します。 結論から言えば、日本においてはあったほうがいいと思います。 なぜなら、ということになるのですが、そもそもなぜ日本には年功序列の考え方というか風習があるのかを考えてみたいと思います。 年功序列の基本は儒教思想による社会を安定させる考え方にあります。五常(仁、義、礼、智、信)と五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)を考えだし、その関係性をもって人間関係を安定させるのが目的です。 つまり、年功序列だけでなく、学校時代の同窓との信頼関係、親子の絆、兄弟の関係などもすべて儒教的思想と密接な関係があり、日本の秩序はそれを前提に保たれている、といえます。 重要なのは、儒教を持たないたとえば西洋社会などには「別の序列体系」がある、ということです。 つまり、日本の年功序列の習慣を捨てても、なんらかの「序列体系」に組み込まれる、ということです。 これは「社会」とか「組織」という多数の人間が集合している以上、どうしても必要なものになります。 では、年功序列というもののデメリット(確かにデメリットは多いです)よりも大きなメリットはなにか、ですが、それは「無階級」です。 つまり、日本や韓国・中国などは年功序列のおかげで、階級のない社会、またはほとんどない社会を持っているといえるのです。 こういうと「アメリカなどは階級がないじゃないか!」と言われるかもしれませんが、それは表立ってないだけで、厳然とあります。 たとえば、飛行機を見ればわかるでしょう。飛行機にはファースト・ビジネス・エコノミーとクラスがあります。それぞれ金額が違ってお金を払えば誰でも乗れますが、しかし、サービスレベルは厳然と区別されています。 日本ではグリーン車ですら「混んでいるときは、無料で開放すべき」などの意見がでるぐらいですから 、そもそも「お金を払ってサービスに区別がされる」ということ自体に、思想的ななじみというか、ふだん意識しない階級差を感じて不満がこみ上げるわけです。 これが会社になるともっとひどくなります。基本的にアメリカの会社は、上司に絶対服従です。直属の上司に気に入ってもらえなければ、転職活動での紹介状もいい文面は期待できないぐらいです。 また、アメリカの限らず欧米の上司は部下の解雇権を持っています。(日本の会社も建前上ありますが、もし使うとすぐに人事問題になります) もちろん日本にも学閥など、事実上の階級社会に近いものもありますが、しかしそれは会社によって学閥が違ったりと固定的なものでもありませんし、子会社に飛ばされてしかしそこを立て直した人物を呼び戻して本社の社長にした、という事例も日本ではいくらでも出てきます。 なによりも、年功序列で守られているのは多くのサラリーマンであることを忘れてはいけません。 年功上列をやめて、再就職しやすい社会にするのは私は大歓迎です。なぜなら私は雇用側にいるからです。 しかし、サラリーマンにとっては50歳をすぎてから、20代や30代の若者と「スキルが一緒だから」比べられて会社を辞めさせられるのはとってもきついでしょう。 また、そういうきつさが社会不安を呼ぶこともにもつながります。 ということで、日本の年功序列は短期的にはデメリットも多いように見えますが、社会全体からすれば(今のところは)メリットのほうが大きいです。

  • gouzig
  • ベストアンサー率25% (536/2078)
回答No.3

日本では企業の採用時に年齢にこだわる理由があるのです。 年齢によって経験やその人間の中身がある程度分かるからです。 もちろん全てではありませんよ。個々人によって差が出るのは当然ですね。 一方、欧米では子供の頃から自由な考えで学ぶ文化がありますから、個々人の能力も差が大きいのです。 日本企業の中途採用では、友人が多く社交的な25歳であっても営業職に簡単には通用しません。社会では30代、40代、50代という様々な顧客との接触が必要でここでは人生経験が重要です。 そういう意味で30歳の経験者には及ばないことがたくさんあるのです。 日本も欧米のように子供の頃から自由に発想し、自由に考える教育をすれば、年齢に関係なく能力ある人材が増えると思います。

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.2

そうですね、日本だけではなくて韓国などでも年功序列ですが、日本はバリバリの年功序列社会です。 年功序列社会では、若い人が割に合いません。質問者さんのような若い人が損をします。しかし一方、頑張って生き残れば元が取れるようになっています。 今が年功序列で、あと20年くらい経ってようやっと質問者さんが元を取れそうな年齢になったときに「もうこんなバカバカしいシステムやめにしような」となったらどうなるでしょうか。そうですね、質問者さんの世代全体が損をすることになります。そんなのは受け入れられないですよね。今までの頑張りと我慢が全部チャラになるんですから。質問者さんは心優しいから「しょうがない」と思うかもしれないけど、私は嫌です・笑。 というわけで、世の年寄り連中が年功序列が崩されることに対する「抵抗勢力」になります。その年寄り予備軍も「俺たちも損をする」と抵抗勢力になります。かくして年功序列社会は保たれる、というわけです。 ただ、昔に比べるとずいぶん変わったなと思います。私はアラフォーですが、「まだまだこれから」といわれます。私が20歳くらいの頃、40歳なんて「お父さんの世代」でした。40歳だけど20代の女の子と付き合いたいといったら失笑されるのがオチでした。今はまあまだ笑われるでしょうが、口にすることくらいはできます。私が20歳のとき、内心好きだったクラスメートの子の彼氏が30歳と聞いて「おっさんじゃん!」と激しくショックを受けた記憶があります。 私が20代の頃、「非正規雇用は35歳で終わり。その先はもう企業も雇ってくれない」といわれました。今、40代50代で非正規雇用でなんとか働いている人は大勢います。 ただ、私の父がこないだこんなことをいっていましたね。「俺たちの頃は失業しても中小企業ならどこかが雇ってくれた。だけど今はそういう拾ってくれる中小企業がなくなっちゃったな」って。

  • yharudan
  • ベストアンサー率21% (133/628)
回答No.1

そうですね年齢を聞くのは日本だけです、海外で年齢を聞かれることはまずありません。日本では年齢で判断することが多く、それは間違ってはいませんが失礼な話でもありますね。言わば日本的物差しであり風習と言った所ですからなくならないでしょうね。