- ベストアンサー
小説の神視点について質問です
- 小説の神視点について教えていただきたいのです。
- 文章の表現についてもご教示いただけると幸いです。
- また、特に「敵にされるがままに」と「敵のされるがままに」、「力を失っていたOO」と「力を失っているOO」、「翻弄され続けていた…」と「翻弄され続けた…」と「翻弄され続けるのだった…」と「翻弄され続けたのだった」のニュアンスの違いについても教えていただきたいです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
趣味でSF小説を書いています。時々は歴史小説も。どういう言葉でどういう意味を持たせるかも、作家の決断なので、一概に誰かの解釈が正しくて他は間違いということにはなりません。あまりに世の常識と異なる用法を用いれば、世間に受け入れられず「売れない」というだけのことです。 以下のことも、断定的に書いてあっても「私が思うには」という意味だと思って下さい。 (1) 一、の記載の意味がわかりません。 A・・・ /B・・・ /C・・・ の中から良さそうなものを選べということでしょうか? まず、目についてしまったことから書きますと、「○○は力を失ってしまいました」という「ました」体と「翻弄され続けるのだった」という「だった」体ほかが混在しているのはおかしいです。小説は、「これが俺の文体だ」と言われれば、「あ、そうですか」としか言えませんが、リアル社会の文書では間違いなくおかしいので、統一すべきです。 ○○が失った力とは、なにかの特殊能力ですよね?いわゆる「超能力」。 であれば、「脱力」はおかしいです。コントで、ボケ役がなにか言ったりやったりすると、ほかの者がずっこけますが、あれが脱力です。張り詰めていた緊張の糸が切れてしまった状態が脱力。超能力を失った時のような、かえって緊張しなければらない状態とは真逆です。 「されるがままになる」のと「翻弄される」のは、意味が重なります。「翻弄される」とは、相手にされるままにもて遊ばれることです。「今朝は朝から雪だった」みたいな感じ。片方だけ使いましょう。 以上から、質問者さんご提示の候補から選ぶとすれば 『○○は力を失っていたのだった。力を失った○○は、ただ敵(の××)に翻弄され続けた』 というのが私のお勧めですが、後述のように、「これでこの話は終わりね」「次、場面が変わるよ」という「終わり」のニュアンスを強めたいなら、「翻弄され続けるのだった」がよかろうと思います。ただ、それだと「だった」が続くので、前のほうをちょっと変えるかな、私なら。 (2)の1 ★ 「敵にされるがままに」 ★ 「敵のされるがままに」 これだけをみると、区別をわかりやすく説明するのは難しいです。 あえて言うと、「敵の」と言うと、次には「なすがままに」の「なす」みたいな、「敵」を主語とする動詞が続くように思います。「される」の主語は主人公だと思われる(受け身形でしょ?)、ちょっと違和感があります。 (2)の2 ★ 「力を失っていたOO」 「10日前から力を失っていた○○には、昨日は逃げ回るしか手がなかった。だが、今は違う。力がみなぎっている」みたいに、過去のある時点(昨日)を振り返っているシーンで、その昨日以前に力を失っていた、という事実を表す」書き方ですね。 ★ 「力を失っているOO」 現在の状態を示す ★ 「力を失ったOO」 過去におきた状態を示す (2)の3 ・・・ 部分にナニが書かれているのかによっても、大きく違ってくると思いますね。で、・・・ は消させてもらいます。 ★ 翻弄され続けていた。 なにか遠くから眺めている感じ。「そのときだった」と続きそう。 ★ 翻弄され続けた。 ふつうの、事実を客観的に示すだけの書き方。 ★ 翻弄され続けるのだった。 余韻を残して、今回は終わり。画面に「続く」と表示されそうな印象を受ける。 テレビ版水戸黄門漫遊記で、「これはたまらんとばかりに八兵衛は、こけつまろびつ、黄門様一行の後を追いかけるのであった」というナレーションが入って、ジャジャーンと音が入って、「続く」の文字が入って、CMへという流れを思い出します。 ★ 翻弄され続けたのだった。 過去の「た」が2つ入ってしまったので、「続く」ではなくて、「完」が表示されそうな感じ。
その他の回答 (1)
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
1番回答者です。補足欄の書き込みを拝見しました。 /と/に囲まれた言葉では、「脱力」が意味的に間違いだと感じただけで、「文法的」にはどれも間違いとは言えないと思います。
お礼
詳しく教えてくれてありがとうございました!
補足
一、の記載の意味は、A・・・ /B・・・ /C・・・の文は文法的に正しいでしょうか