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多宇宙ビジョンについて
多宇宙だとしても、インフレーションの海が存在している理由がまたぞろ分かりません。理由も発生プロセスもなしで、ただただ初めから(「初め」はあるのか?という話にもなるが)そこにあるのでしょうか?
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- 島崎 信也(@zakky74)
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日常的な感覚ですと、宇宙は1つであり、その宇宙の中に銀河系があって、太陽系があって、地球があって、植物がいて、動物がいて、人間がいて・・・私たちの日常生活があると、当たり前にして当然にして思っていることですよね。 日常生活では、そこまで考えることすらありませんが。 ですが、日常生活を本当に幸せなものにしたかったり、豊かなものにしたかったりと追求を始めたときには、日常生活から少しずつ離れていかなければなりませんでした。 例えば、食べ物は土から来るものであり、土を無視することは出来ません。そうして、土を見ていると、食べ物をもたらしてくれる場所とそうでない場所があったり・・・と。土だけを見ていては、これもまた食べ物に出くわすことが出来ません。 食べ物に出会うために、 食べ物だけを見ていてはダメで、 土を見れば良いかというと、 土だけを見ていてはダメで、 その様にして、 やがては、地球の地の動きと地球の天の動きの関連にまで関心が広がってくるようになると、少しは食べ物にありつける様になってくるだとか・・・人間の歴史を歩んできますと、食べ物にありつけるためには、食べ物だけを見ていてはいけないということを教えてくれていることに気付きます。 地球の活動をよく観たい時も、 太陽系の活動までを見たいところですし、 太陽系の活動をよく観たい時も、 銀河系の活動までを見たいところでしょう。 その様にして、BigBang宇宙以降の活動を観たい時も、 BigBang宇宙以前の活動までを見たいところです。 それが、インフレーションの海。 ざっくりとしたイメージですが、 そう捉えてみては如何でしょう? 太陽系から、太陽系の惑星が沢山生まれて、 その内の1つが地球であったように、 宇宙から、銀河系が沢山生まれて、 その内の1つが天の川銀河であったように、 生まれてきた宇宙を理解しようとして、 その宇宙の中だけを見ていたのでは、 宇宙を真に理解するには至らないです。 お魚を知りたければ、 お魚を生み出す様にさせている海を知ること。 海から、多様なお魚が生まれている。 海を知ることがお魚を知ることに繋がります。 如何でしょうか?
- 雪中庵(@psytex)
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全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限に 詰め込むと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。 この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、 認識体の仮定断面(認識可能性)の運動を想定すれば、相対的 に無の風は光になり、認識体はその光(量子相互作用パターン) の向うに、自己の補完(相補的不確定性)としての宇宙を認識 するのです。 認識可能性の時系列化=自我仮説(時間的流れ==記憶=過去)と、 時空仮説(=空間的広がり=予測=未来)の相補分化。 その過去と未来の対発生の原点は、「運動する認識可能性(=感受 表面=量子相互作用=現在)」であり、いわばその認識体の階層 現象表面性(量子相互作用=光速)の内と外に過去(超光速)と 未来(光速下)を相補分化させていると言えます。 認識体の階層現象性こそ、ビッグバン以来の宇宙空間での物質 進化、地球上での化学進化、生態系での生物進化の過去を射影 したものなのです。 我々は、静止していると思っていますが、実はその内部的には、 分子は熱振動し電子は軌道を回転し、といった具合に原理的に 遡るほどに高速で運動しており、その果ての超弦において量子 定常波=光速に還元されるのです。 その量子的ブラックホール周辺の量子定常波軌道を1次元とし、 その回転(円のドーナツ化)により2次元、といった具合に次元を 潜在化する事で、超弦理論の要請する「6次元のコンパクト化」は 可能になっています。 即ち、超弦(1)>クォーク(2)>素粒子(3)>原子(4)>分子(5)> 細胞(6)>脳(意識=時間軸)」といった、感受表面に至る階層 現象性こそが、その外部の137億光年の空間的広がりを、時間 軸的に巻き取った(相補分化させた)ものなのです。 先入的な存在=本質的な因果律が存在しない事は、物理学的 な状態Aが、Bに変化する確率は、そのAがBになる複数のプロ セスの全てを足したものとなる事から、明らかです(=経路積分)。 それは、ミクロなレベルの話だけではなく、2本のスリットを通して その向こうのスクリーンに電子を飛ばした場合、1個単位で電子を 飛ばしても、スクリーンに次第に描かれるのは、2本の帯ではなく、 干渉縞模様である事にも表れています。 即ち、スクリーンに1つずつ消えていく電子が、それ以前に 消えていった電子の場所を覚えていて、皆で協力しているか、 1個の電子が、2つのスリットをそれぞれ通った可能性同士が 干渉しているか、なのです。