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宇宙の始まりは1度だけ?

宇宙の始まりは1度だけ? 宇宙の始まりについて書かれたある本を読むと、量子論的な効果で偶然プランク長さ程度の宇宙の種のようなものが生まれ、直後のインフレーションを経て膨張し、いろいろあって現代の宇宙になったというような説明がありました。 量子論的な効果で生まれたということは、宇宙が生まれたとされる時から現代にいたるまで、どこかで同じような「種」がひょっこり生まれて、新しい宇宙が「枝分かれ」するようなことが十分ありえるように思いますが、そんなことはありますか? もしそんなことがあったとしたら、その「枝分かれ」が起きる前の宇宙と「枝分かれ」で生じた新しい宇宙との間で相互作用があるように思いますが、いかがでしょう?あるとしたらどのくらいの確率でどのくらいの頻度発生すると考えられるのでしょうか? 仮にこのような考え方がありえるとして、現実の宇宙では、 1.「枝分かれ」は起こっていない   (この場合、なぜ一度も起きていないのか?) 2.今の宇宙は「枝分かれ」でできた最後の宇宙で、その前の宇宙のことはわからない   (「親」について観測することはできないのか?) 3.今の宇宙から「枝分かれ」した宇宙が遠くにありそうだ   (この場合、例えば宇宙の大規模構造の理由になっていると考えられるとか?) のうちどれでしょう? 素人の素朴な疑問なので頓珍漢な質問かもしれませんが、ご存知の方お願いします。

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回答No.5

なにも分からない、が正解じゃないでしょうか。 ですから、どんな宇宙論も想像でしかありません。 どんな数学者も、物理学者も、述べる宇宙論は凡人にとってほとんど 意味がわかりません。宗教論?に傾くようです。 一つの宇宙があって、隣にまた一つの宇宙があって、その隣にまた、、、、 あるいは、どこかにくっついた宇宙があったり、枝分かれした宇宙があったり。 それら複数の宇宙を包んでいる宇宙があったり、それらをまた包んでいる宇宙が あったり。 われわれの時間や大きさの概念は、地球生物でしか通用しないとすれば、 実際の宇宙の大きささえ人間は見ることはできないでしょう。 われわれの時間や大きさの概念を無視すれば、人間の体の中の細胞にも宇宙はあるわけだから ひょっとして、その中にも地球みたいな存在があってもおかしくありません。 同時に、素粒子の中にも宇宙があり、その中のどこかに地球があったとしたら。 宇宙が一つしかないとか、高速より速いものはないとか、人間のような高等生物は地球にしか 存在しないとか考えるのは無謀でしょう。 しかし、決して見ることができない、接触することもできない、感じることもできない、 何も感じないとすれば、それは無に等しいということでしょうか。 人間にとって意味のある世界は太陽系の範囲じゃないでしょうか。 僕らの存在しているこの宇宙は、およそ150億年前のビッグバーン で始まった、というのが定説ですよね。 で、何らかの構造をもって、加速して膨張しているらしい、までです。 解かっていることは。 余計なことを書いてしまいました。お許しを。

noname#152421
質問者

お礼

> なにも分からない、が正解じゃないでしょうか。 > どんな宇宙論も想像でしかありません。 そうですね、実際に確かめることはできないわけですし。 私も以前からそんな思いを持っているので、断定的な表現をみると、「ホントかいな?」と疑惑の目を向けていましたし、今でもそうです。 その分逆に想像力を自由に働かせられるという思いも同時に抱いています。 > 加速して膨張しているらしい 50億年前に起きたかもしれない第2のインフレーションの根拠になっているやつですね。 あれを最初に聞いたときには驚きました。

その他の回答 (4)

回答No.4

#3の者です。 >それとも実は現在も起きているのか その通りです。 「この『絶対無=不確定性無限』において、その無限の闇に、 認識体の仮定断面の運動を想定すれば、相対的に無の風は光になり、 認識体はその光(量子相互作用パターン)の向うに、自己の補完 (相補的不確定性)としての宇宙を認識するのです」 ということは、現在から過去と未来が対発生しているということ であり、量子的振動とは回転する自我仮説性(潜在的認識可能性) に対する無の相対=「相対的に無の風は光になり」という話で。 我々は「過去は既に終わっている」「未来はまだ来ていない」ので、 「存在するのは現在」と考えますが、真の『現在』とは、認識体の感受 表面での量子相互作用(光速)のみであり、その経験(過去=超光速) による予測(未来=光速下)として時空的広がりは発生しているのです。 無の不確定性無限の潜在としての、「自我仮説性」の相補としての「時空仮説性」。 「相補」というのは、絶対時空を否定し、認識体との相対においてしか 時空は計量できないとする相対性理論や、同じく認識体が現象表面的に 物事を捉え、本質的に決定しない事により有限的存在性は生じるとする 不確定性原理といったものを伴う時空、ということです。

noname#152421
質問者

お礼

再びのご回答ありがとうございます。 時間は時空と独立な存在ではないので、現在とか始まりとかには本当は意味が無いのかもしれませんね。

回答No.3

0.もともと何も生まれていないから。 量子論的には、有限な存在性(=宇宙)は、認識されることによって派生しています。 それによって、「宇宙が生まれた」という表現に潜在する、「無から有になった」という認識が違って来ます。 「有」の実態を知ると、それは「無」とオーバーラップするものである事が分かります。 全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限につめこむと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。 この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、認識体の仮定断面の運動を想定すれば、相対的に無の風は光になり、認識体はその光(量子相互作用パターン)の向うに、自己の補完(相補的不確定性)としての宇宙を認識するのです。 しかしその「存在」は、“いい加減”な認識=階層現象の表面的定性化に付随して派生するもので、根源的に絶対化しようとすると、元の無限不確定性に発散します。 実は、相対性理論にしても、量子論にしても、認識体との相対によってしか存在は無い、という帰結を潜在的に持っています。 客観的時空や絶対的存在というのはない、というものです。 我々は「過去は既に終わっている」「未来はまだ来ていない」ので、「存在するのは現在」と考えますが、真の『現在』とは、認識体の感受表面での量子相互作用(光速)のみであり、その経験(過去=超光速)による予測(未来=光速下)として時空的広がりは発生しているのです。 相対性理論の四次元時空の方程式において、時間項はマイナスになっており、そのため空間軸と時間軸の等距離点に、“ゼロの面”ができます。 それが「ライトコーン」、即ち光子の形成する面であり、光速以下の領域(未来)と超光速の領域(過去)を分ける界面原点なのです。 そして超光速においてエネルギーは虚数化し、相互作用=二乗において負=過去(時間的反転)と等価になり、即ち、現在から過去と未来が対発生していると言えるのです。 そして、超弦理論において、全ての存在性は本質的に量子=光速に還元され、そうした非光速性が可能になるのも、先述の「階層現象の表面的定性化」によって可能になるのです。 無の不確定性無限の潜在としての、「自我仮説性」の相補としての「時空仮説性」。 即ち「自我仮説」が、宇宙膨張=光速の低下=物体収縮=不確定性(h)の収束における、hの減少の時系列化である時、それが架空の時間軸となって、空間的確定性としての無限不確定的空間性が、超光速(過去=経験=時間)と光速下(未来=予測=空間)に相補分化する受け皿となり、同一軸の延長が仮説的に直交基底をなす事によって、相補的不確定性を生じ、経験による予測=現象表面的定性化における、有限的存在(=非光速)を幻出しているのです。 即ち、「何か有るんじゃないの?」という疑問(自我仮説)の相補として生じた時空仮説に対して、「本当はないんだけどね」という無の射影として、存在は生じていると言えます。 無いとは分からない事が有なのです。 であれば、その「(認識される宇宙の)外」や「前」は、何もなくて当然です(元々無いのだから)。

noname#152421
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 宇宙はお釈迦様の見ている夢っていうことでしょうか。 詳しく書いていただきましたが、難解で私にはよく理解できませんでした。 疑問の由来は、宇宙の種が量子論的なゆらぎに起因するものであるならば、確率はものすごく小さいにしても今地球上の目の前で突然起きても不思議ではないはずなのになぜ起きないのか、それとも実は起きているのかということです。

  • Kunfu
  • ベストアンサー率38% (164/424)
回答No.2

すごいですね、ご自分の想像だけでそれまでの宇宙観を創造できるなんて素晴らしいの一語に尽きます。 宇宙のことを英語で「ユニバース」といいますが、「uni-verse」の「uni」は「一つ」という意味です。 宇宙は一つということなんですけど、超ひも理論の研究がすすむにつれ「multi-verse」じゃないかという学者が増えています。要するに複数宇宙論のことです。 とくに、質問者さんのような宇宙モデルを提唱しているのは東京大学の佐藤勝彦教授ですね。 インフレーションモデルで有名な研究者です。 枝分かれして子宇宙→孫宇宙→ひ孫宇宙が生まれては分かれるモデルです。 枝分かれした部分はちぎれて、親とは切れて観測はできません。 別のモデルでは、永久インフレーション宇宙があって、その部分部分にインフレーションが収まってそれぞれの部分にビッグバンが起こるというモデルも考えられています。このモデルは空間でつながっているから別の宇宙ではないという考え方もありますが、佐藤教授は別宇宙説を支持しています。(Newton 2009.4) 枝分かれ宇宙ではないのですが、サイクリック宇宙論というのもあります。 京都大学の川合博士らの理論で、最初の宇宙は誕生してすぐに潰れてしまったというのです。つぶれて量子論的大きさになり、インフレーションを起こして広がりまた潰れます。これを繰り返しだんだん宇宙は大きくなって45回目の宇宙でやっと星が生まれるまでになります。その後もビッグバンとビッグクランチを繰り返し、現在50回目となっているという理論です。(Newton 2008.8)

noname#152421
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 いろんな説が提唱されているのですね。 これでいうと私の素人考えは「永久インフレーション宇宙」に近いような(?)

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

こんにちは。 私は決してよくわかっているわけではありませんが・・・ たぶん、1、2、3のどれでもないと思います。 まず、下記のページの中にある「宇宙の創成と未来」という講演資料をご覧ください。 http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/docs/docs.html 枝分かれするのは、インフレーション期であり、子供、孫、ひ孫・・・と無限に宇宙ができるようです。 その中の一つが我々の宇宙ということでしょう。 >>>もしそんなことがあったとしたら、その「枝分かれ」が起きる前の宇宙と「枝分かれ」で生じた新しい宇宙との間で相互作用があるように思いますが、いかがでしょう? もしかしたらそんなことがあるのかもしれませんが、我々はそれに気づくことができないと思います。 なぜならば、「我々の宇宙の外にある」というのは、「我々とは因果律が切れている」ことを意味するからです。

noname#152421
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 開闢当時はすごかったんですね。 引用資料で、無限とありますが、「とっても多い」位の意味なんでしょうか。 それが1回限りというのは不思議です。

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