- ベストアンサー
抗生物質の効果が弱くなるケースは?
- フルコースを終えなかった人
- 抗生物質に免疫がついた人
- 抗生物質に耐性ができた人
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
門外漢ですが、まあいろんな本を読んだ経験で、抗生物質とは「抗菌性を持つ物質」であると認識しています。 つまり、抗生物質の「効果」とは、微生物などに対する効果のことだと思っています。 人に、抗生物質Aに対する免疫や耐性がついても、微生物自身がAに対して免疫あるいは耐性を持たないなら、そのAは微生物に対して有効です。 ゆえに、2・3は間違い。 人がフルコース(全治療過程のことですよね?)を終わらずにAの使用をやめると、その人の中で悪さをしている微生物が完全に機能停止(死)することはなく、いくらかは生き残ります。 世代交代する間に耐性ができます(もちろん必ずということではありませんが)。 その人の体内の微生物が耐性をもってしまうと、その人がAの使用を再開しても、Aの効果は出ないか弱くなります。 故に、1は正しい。治療は、メニューの最後までやるべきだと言われています。 その効果は、人為的に選択できません。私はAは嫌いだから、効かないことにしよう、とかの選択は、人間側には不可能です。 新しい抗生物質ができて、有効になると、従来の抗生物質Aが自動的に効かなくなるということはありません。 一般に、新しい抗生物質が作られるのは、微生物がAに耐性を持ってしまって、効かなくなったからである事が多いです。効かなくなったから新しい抗生物質ができたのであって、新しい抗生物質を作ったからAが効かなくなったのではありません。 原因と結果を逆にしてはいけませんね、という話になります。 > 3だと、もう完全に効果がないということになりますか? 同じ種類の微生物でもそれぞれ独立した存在ですから、その微生物一部がAに耐性をもったからと言って、同種の微生物すべてにAが効かなくなるということはありません。 うまい具合にまだ耐性をもたないでいる微生物には、効くでしょう。
お礼
お忙しい中、ご丁寧にご回答くださりありがとうございました! よくわかりました! 引き続き勉強がんばります。 <m(__)m>