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ボーディダルマ(だるま大師)の 師について教えて下さい。
中国に渡った ボーディダルマの師が女性だということだけは教えてもらった。 {教えてくれた私の師は この世に居ないので…} どなたか ボーディダルマの師の情報(名前、等)をご存知の方 よろしくお願いします。
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禅の系譜では、菩提達磨の師が般若多羅尊者であることははっきりしています。 (#1のご回答に「プラギャターラ」とありますが、これはちょっと不正確で、実際には「プラジュニャーターラ」《梵語では「明白な智慧」といった意味にもとれる》になると思います。発音符を除いたアルファベット表記は「Prajnatara」で、これで検索するとかなりの数のサイトがヒットします) 禅は依所の経典がない分、「誰の法を嗣いでいるのか」という人の系譜を極めて重視するのですが、にも関わらず、般若多羅尊者については詳しいことはわかっていないのが実情です。 というのも、そもそも菩提達磨大師自体の出自すら歴史的には不明確で、それゆえに中国で禅を宣揚するために後代になって“捏造された架空の人物”である、という学説も昔から根強くあるほどです。 ですから、その師とされる般若多羅尊者についても、中国で伝えられる定型的な説明以上のものはほとんどありません。その教えの枢要なところは何であったのか、達磨大師の独特な壁観の坐禅は師から嗣いだのかどうか、などの諸点は、禅宗史の中で遡及的かつ伝説的に伝えられるだけで、詳しい事はわからないのが実情でしょう。 (実際にPrajnataraで検索してヒットするどのサイトも、残念ながらほとんど情報量は同じです) 珍しいところとしては、「宏智広録(わんしこうろく)」という11世紀頃の禅籍に、般若多羅尊者の言葉として以下のような偈が載っています。 「貧道は出息衆縁に随わず、入息(にっそく)蘊界(うんかい)に居せず。 常に如是経を転ずること、百千万億巻なり。但一両巻のみにあらず」 自分はあれやこれやの理屈をいうことなく、あるがままに真理であるこの世界を生きている、というような意味でしょうか。中国禅の香りに溢れた内容で、真偽のほどはわかりませんが、これも達磨大師の師の言葉として遡及的に作られた言葉であるようにも思えます。 参考までに、英語サイトですが祖師の絵の載ったサイトをひとつ紹介しておきます。 (内容的にはしっかりしているようです) http://www.goldsummitmonastery.org/patriarchs.shtml
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- jakyy
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ボーディダルマは下記のサイトこうに書かれています。 ボーディダルマは実在した人物ですが、 南インドのバラモンの家に生まれ、 プラギャターラという女性によって得度を受け、 中国へ禅を伝えるよう命じられたと言われています。 おそらくプラギャターラという女性が、 ボーディダルマの師、仏陀の正法眼蔵を伝える第 27 祖、 般若多羅尊者と同一人物でしょう。
お礼
jakyy 様 早速の回答をありがとうございます。 URLも見ました、もっと知りたいという欲を成仏させたいので もう少し開いておきますね。(ナマステ) zenryuu
お礼
neil_2112 様 詳しい情報を ありがとうございました。 参考URLの英語サイトに往ってきました、が…? 祖師の絵のPrajnatara(27th)をクリックして拡大したらば、ひげが書かれてました…。 あなたの 仰るとおり“諸説紛紛”ということなんでしょうねぇ。(ナマステ)