a,b,cをベクトルとするとき、
a≡b (mod c)
⇔ a=b+nc となる整数 n が存在する
と解釈すればよいのではないでしょうか。
あるいは、同じ意味ですが、次のように解釈してもよいでしょう。
逆格子ベクトルですので、G=m1*b1+m2*b2+m3*b3(m1,m2,m3は整数、b1,b2,b3は基本逆格子ベクトル)と書けますので、k=n1*b1+n2*b2+n3*b3と書いた時に、
n1≡-n1 (mod m1)
n2≡-n2 (mod m2)
n3≡-n3 (mod m3)
つまり、ベクトルの各成分ごとに合同式が成立している、という意味です。
もちろん、a≡b (mod c)を上のように解釈できるのは、a,b,cが"整数ベクトル"のように見なせるからです。逆格子空間だからこそできる記法ということですね。