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「酎」の部首について。
漢字検定2級の、練習問題20の2をやっていました。 そして、「酎」の部首と部首名を書き出す問題で、 それで酎の問に私は、 寸(部首)、すん(部首名) と解答しました。 そして答え合わせをしたところ、 この酎の部首は「酉(とりへん)」が正解でした・・ 寸(すん)だと思ったのですが、酎のような部首が2つくっついてる漢字には、優先する部首があるのでしょうか? 部首のシステムがあまり分かりません>< ご回答よろしくお願いします!
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辞書によってその漢字の成り立ちや解字には異説が混在している場合もありますので、漢検を目指す目的であれば、やはり「漢検 漢字辞典」に当られてはいかがでしょう。 この辞書では部首索引の欄で例えば「寸」に当ると最初に別枠に他の部首である漢字が列記されており大変便利です。(例えば「付→人」「肘→肉」「討→言」「奪→大」など。) ここから、二つの部首の組み合わせとしての会意文字と見た場合でも、「寸」の方は「肘」の省画の略字であり、「酉(酒つぼ)」+「肘(ひきしぼる)」の意味であり、しかも一般的には形声文字と見做して主要な意符(義符)は「酉」であり、「肘」が省画された「寸」の方は「チュウ」という音符(声符)と解して意符「酉」の部首に組み入れられているということでしょう。 面白いのは肝心の「酒」が「酉」の部首になく「サンズイ」に入っている辞書もあるなど、解字にも変遷や辞書それぞれのポリシーの相違が見受けられることです。(例:「岩波漢語辞典」) とまれ、「漢検 漢字辞典」では部首は「酉(日暦(ひよみ)のとり)」の3画になっています。 単に「酉(とり)」では「鳥(とり)」「隹(ふるとり)」と混同しやすいことからでしょう。 他の辞書では「ひよみ(暦)のとり」(「岩波漢語辞典」)、「日読(ひよみ)のとり」(「大字典」)と、同訓でも当てられた漢字はそれぞれ異なっています。 「酉(さけ)扁(へん)」とする通称もありますが、本来は酒壺や徳利の形からの象形文字なので「さけづくり」とか「さけのとり」と呼ぶ辞書もあるようです。 ことほど左様で、試験には試験向きの辞書が欠かせない現状なのかも知れません。
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- Tacosan
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ちょろっと調べてみると, これは形声文字で「寸」の部分 (「丑」の省略形) が声符, 「酉」の部分が義符らしい. で, 形声文字の場合たいてい義符が部首になる. と書いておくけど, 「焼酎」の「酎」だから「酒に関する」ということは読めてもいい気がする.
お礼
一番最後の文章でいろいろ納得です。 ありがとうございました!
お礼
具体的に長々とありがとうございます。 自分にとって正しい指摘やベストアイテムの提供などいろいろと助かりました!