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太くても動ける人と、動けない人の違い
筋肉もりもりでも、俊敏な動き(反復横跳びが早かったり、足が速かったり)のできる人と、 できない人の違いはなんでしょうか? トレーニングの仕方でしょうか?回答おねがいします。
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お礼、ありがとうございます。#4です。 少し高校物理で考えてみましょうか。まず筋肉の直径をxとします。これが太い方がいいかどうかですね。一応、計算を進めますが、最後の式の説明だけ読んでもOKです。 ニュートンの力学方程式F=ma(F:力、m:質量、a:加速度)において、筋力は筋断面積よりx^2に比例し、筋肉の重さは長さ方向が一定であるため、やはりx^2に比例する。筋肉以外の重さ(骨格、体脂肪等々)は一定としてよいので、仮に1とする。 傾向だけみられればいいので、簡略化のため比例定数を1とすると、F=x^2, m=x^2+1となる。 F=ma ∴x^2=(x^2+1)a ∴a=x^2/(x^2+1)=1/{1+(1/x^2)} 加速度aは、xが分母だけにあり、逆2乗の形で足算されているため、xが大きいほど分母は小さくなり、加速度aは大きくなります(xが無限大で1)。 つまり、筋肉は太ければ太いほど加速は良くなります(ただし筋肉収縮は最大速度があるため、加速には上限がある)。 全筋肉を均等に太らせても同じです(上記、簡易計算はそういう仮定を置いた)。筋肉を太くしていくと、どこかで重さに負けて動きが鈍る、というようなことはありません(ちなみに「筋肉内の抵抗増加が云々」という説も正しくないので気にする必要なし)。まず、これはいわば原則その一になります。 その上で、使う筋肉だけ太くするということになります。そうすると、原則その一で生じる上限を破って、さらに加速が良くなります。使わない筋肉は細くして軽量化するわけです。それが、原則その二です。 ただ、これは割と注意が必要です。陸上短距離トラック100mでも、脚が最重要とはいえ、脚だけでは走れません。やはり全身の協調動作が必要です。上半身はマラソン選手、下半身は競輪選手のようでは駄目で、上半身にも下半身が最大限に動けるための筋力は必要になります。そういう全身の協調動作を意識した筋力配分が原則その三になります。 ただ、相撲などで顕著ですが、加速しておいてぶつかることが重要な競技では、必ずしも軽量化すればするほどいいわけではありません。ぶつかる威力は、「体重×速度」なんですが、筋肉の収縮は速度の上限があるので、加速に使える距離に応じて、体重を増やしたほうが有利になります。ぶつかられたときに、自分が重いほど動かされにくいということもあります。 アメフトやラグビーですと、ポジションにもよりますが、ぶつかり、ぶつかられ、避け、しかもダッシュを繰り返し、それでフルタイム戦い続けるため、どれもが相反する要素があり、最適なバランス作りに苦労するようです。オールラウンドに何でもできるが、個々には専門の選手には敵わないという傾向も出てきます。 別の競技を考えてみると、陸上の高跳びなどでは、単純に使う筋肉だけ太くすればいいということにはならなくなります。跳び上がる脚力はあったほうがいいのは確かです。そして体を絞って軽くなったほうが有利です。そうして全身の重心を高くまで持って行くことが大事になります。 しかし、筋肉の7割は脚にあります。脚力があったほうがいいからといって、脚が非常に筋肥大すると、全身の重心は明らかに低くなります。脚を筋肥大すると不利な点もあるわけです。その兼ね合いを考えて、跳んだときに最も重心を高くできるよう、体型を作る必要が出てきます。 実は陸上短距離トラックでも、単純に筋力の収縮だけで加速・推進するわけでなく、脚だけ見ても複雑に使っています。そのため、長身でストライドが活かせる選手と、低身長で1秒当たりの歩数を稼げる選手では、脚だけでも適した太さに違いが出ます。 筋力が強い方がいいとはいうものの、競技ごとで体型に差があり、同じ競技でも選手ごとで体造りが違うのは、そうしたことを反映していると思われます。
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- mudpuppet
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筋肉もりもりの定義次第でしょうが、 筋肥大トレを中心にやっている人で機敏な人は見たことがありません。 ですから、例えばどんなスポーツ選手のことを指しているのか 補足に書いてもらえますか? わかる範囲で回答しますと、 機敏に動くためにはそのためのトレーニングが必要です。 基礎体力養成に属するトレにはアジリティとか体幹トレとか怪しげなものが多いですけど、 原則としてスポーツの特性に合わせて最適なトレを選ぶ必要があります。 ですから筋トレしてどんな動きもできるようになろうという試みは、 普通失敗に終わりますね。 なので筋肉もりもりで機敏に動ける人はいないと言えると思います。
補足
回答ありがとうございます。 自分の記述不足でわかりづらくなってしまい申し訳ありません。 自分のイメージしているのは、ハンドボールやアメフトの選手です。 身近な人に身長168cmで78kgあるようなガタイの ハンドボール部がいます。そんな子が50mを6秒前半で走っているのが信じられませんでした。 その子は筋肉の上に一枚脂肪がある感じですが、体力測定(スポーツテスト) では学年一位の成績を残していました。 アメフト部にも似たような子がいます。 やはり、ウェイトでなく実践的な動きで身についた筋肉は 違うのでしょうか? お手数おかけしますが、再度回答よろしくお願いします。
どの筋肉を鍛えているかが一番大きいです。たとえば、水泳選手はがっちりに見えますし、上半身ばかりでなく、下半身が強いことも多いです。バタフライや平泳ぎのキックは強いですし、背泳の水中でキックだけのバサロは水中の抵抗の少なさを生かしていますが、水上より速いほどです。 しかし、毎日1万メートル以上、1年じゅうガンガン力泳している競泳選手で、体つきはゴツイのに、歩くのもだらだらということが割とあります。水泳では立ち居振る舞いに関する、いわゆる抗重力筋が鍛えられないのです。 あるパワー系スポーツに長けても、どの筋肉、どんな筋力が必要かで、ことにそれが偏っていると、別のパワー系スポーツでは弱いということはよくあります。競技ごとで出したい力が違うわけです。 これとは別に同じ筋肉を使っていても、力の出し方の癖が違うことがあります。自転車トラック競技やスピードスケート選手は、非常に太い足をしています。実際、物凄い脚力です。ですが、必ずしも陸上短距離トラック競技が速いとはなりません。 陸上短距離で速いためには、大地に足が接地するや否や、瞬発力を発揮して思い切り蹴ることが必要です。しかし、自転車やスケートではそれより時間を掛けて、しかも動作半ばにかけて力を込めていきます。全く逆の理屈で、ゴツイ足を持った陸上短距離選手が自転車で速いとは限らなくなってきます。 競技の特性上、常にある力の出し方をするようトレーニングを繰り返すと、そういう力の出し方が身に付き、それで最大のパフフォーマンスが出るようになってきます。これは、筋肉に質の違いはないのですが、それを動かす脳を含む神経系が必要な力の出し方を覚えるためです。 もっとも、神経系は割と適応性がありますので、充分強い筋肉さえあれば、比較的短期間で別の力の出し方に慣れてくれます。ですので、どんなトレーニングであれ、競技に適した種類の筋肉を太くしておけば、有利になります。筋肉自体は作り変える必要がないからです。
お礼
そのスポーツにあった筋肉であれば、 つけたあとに動く筋肉に変えることもできるんですね。 使わないような筋肉はつけないようにしないと 錘になってしまいますしね。 回答ありがとうございました。
- ゆのじ(@u-jk49)
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おそらく、パワーエクササイズとか、クイックリフトなどをやっているかどうかの違い。 パワークリーン、スナッチ、プッシュプレス、プッシュジャークをやっている人は、機敏に動ける。 100mスプリンターの必須エクササイズは、パワークリーンでもある。 筋力・パワー系と筋肥大系のプログラムの違いということ。
お礼
自分の学校の短距離も クリーンとベンチプレスなどを組み合わせて やっていました。 確かに筋肥大するようなトレーニングのみ、 というのはやっていませんでした。 回答ありがとうございました。
1の方と被りますが。 結局、身体がその動きに慣れているか覚えているかですよ。 一生懸命筋肉を付けても、どう動いていいか判らなければ動きようがないです。 加えるなら、必要な筋肉とそうでない筋肉もあるし。 とくに速筋はそうですね。
お礼
筋トレをして、スポーツをすることで それに合った筋肉になるということですね。 回答ありがとうございました。
- hirotan1879
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筋トレでは筋繊維が太く見栄えがするようにはなりますが、早い動きではないので早く動かす指令系(神経)が(筋トレだけでは)付いてきません。じっさいに其の筋肉を使った競技を行わないと(役に立つ)筋肉にはなりません。 Body Builderの人には失礼ですが、昔から良く言われているように。’見た目の筋肉と 実際に働く筋肉 は微妙に違うらしいです。
お礼
回答ありがとうございます。 ボディビルの方の筋肉が運動向きではない、というのは よく耳にします。 神経まが関係しているとは思ってもみませんでした汗
お礼
二度目の回答本当にありがとうございます。 筋肉は、太くなっても動く速度が 落ちることはないということ、 やる競技だけでなく、人それぞれの体格や役割によって その人に適した筋肉量が違う、ということはよくわかりました。 しかし、計算式はまだ理解できていないのでこれから がんばって理解しようと思います(汗) 改めて回答ありがとうございました。