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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:飛鳥の亀石伝説)

飛鳥の亀石伝説

このQ&Aのポイント
  • 奈良盆地一帯が湖であった頃、対岸の当麻のヘビと川原のナマズの争いによって川原が干上がり、亀は死んだ。村人たちは亀を哀れに思い、亀石を造って供養したという伝説があります。
  • 亀石はかつて北を向いていて、次に東を向いたと言われています。現在は南西を向いているが、西に向き、当麻を睨みつけると、奈良盆地は泥の海と化すという伝承もあります。
  • この伝説は當麻の有力氏族と河原の有力氏族の間の闘いを象徴しているとも言われています。當麻のヘビ、河原のナマズ、湖の亀は何かの比喩である可能性があります。

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  • koiprin
  • ベストアンサー率23% (72/306)
回答No.2

飛鳥の伝説は、当時の歴史を振り返ればわかります。 この言い伝えで、川原と当麻が出てきますが、川原寺と当麻寺というのがあります。 川原寺は現存してないのですが、飛鳥の四大寺の一つでした。飛鳥の寺は基本的には蘇我氏の力によって建てられています。この川原寺も同様で、発掘調査で伽藍の配置が法隆寺と同様であったことなどもその証左となります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%8E%9F%E5%AF%BA また、この川原寺は、平城京遷都の際にほかの寺と違って飛鳥に残ったということですので、飛鳥=蘇我に対しての思いの強い寺ということがわかります。 なので、この川原のナマズは、蘇我氏一族のことを指しています。 当麻寺は、現存していますが、開基は聖徳太子の異母弟によるとされているようですが、中将姫の伝説があります。中将姫は藤原氏の姫です。 もともと当麻寺は葛城氏の氏寺と言われているそうですが創建は天武朝の様式であるため不確かと言われています。 中将姫の伝説が語られている以上は、藤原氏に縁があると考えたほうがよさそうです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%93%E9%BA%BB%E5%AF%BA すると、こう解けます。 藤原氏(当麻のヘビ)と蘇我氏(川原のナマズ)が争いをおこしたためにそれに巻き込まれて亡くなった人たちがいる。その供養をしなければ、ということで亀石を作った。 亀が具体的に人を指すのか、巻き込まれた人々を指すのかはちょっとわからないですが、中臣氏として登場した鎌足が、中大兄皇子と蘇我氏を打倒したのは有名な話。 亀は長寿として縁起物で扱われますが、ひょっとしたらこの政争にまきこまれた天皇家を象徴しているのかもしれません。 天皇がないがしろにされたことに対する、小さな抵抗として作られたのかもしれません。 藤原氏全盛の時代に、藤原氏の都合の悪いものは正史に残されないため、すべて寓話などで残すしか方法がありませんので、こういった方法がとられます。 いかがでしょうか?

noname#190665
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 私の考えとほとんど同じだったのでびっくりしました。 いや、飛鳥が蘇我氏の本拠地だったと考えれば、そうなりますかね? >また、この川原寺は、平城京遷都の際にほかの寺と違って飛鳥に残ったということですので、飛鳥=蘇我に対しての思いの強い寺ということがわかります。 そうなんですか~。 これは存じ上げませんでした。 確かに飛鳥寺も薬師寺も平城京遷都にともなって奈良に移転していますので、川原寺は飛鳥=蘇我氏に対する思い入れが強いと言えると思いました。 聖徳太子誕生の地といわれている橘寺の向かいにありますよね。 橘寺と川原寺には何か関係があるのかもしれませんね。 >当麻寺は、現存していますが、開基は聖徳太子の異母弟によるとされているようですが、中将姫の伝説があります。中将姫は藤原氏の姫です。 もともと当麻寺は葛城氏の氏寺と言われているそうですが創建は天武朝の様式であるため不確かと言われています。 中将姫の伝説が語られている以上は、藤原氏に縁があると考えたほうがよさそうです。 私もそう思いました。 で調べてみたら、中将姫の父親・藤原豊成の妻・藤原百能の母親が当麻氏とありました。 このように藤原氏と当麻氏には関係があるようですね。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E7%99%BE%E8%83%BD >藤原氏(当麻のヘビ)と蘇我氏(川原のナマズ)が争いをおこしたためにそれに巻き込まれて亡くなった人たちがいる。その供養をしなければ、ということで亀石を作った。 私の考えとほぼ同じです。 しかし、なぜ藤原氏がヘビで、蘇我氏がナマズなのか。 亀は何を意味しているのか。 謎はつきませんね! >藤原氏全盛の時代に、藤原氏の都合の悪いものは正史に残されないため、すべて寓話などで残すしか方法がありませんので、こういった方法がとられます。 いかがでしょうか? 全く同感です。 貴重な意見をお聞かせいただきありがとうございました。 参考にさせていただきます。

その他の回答 (2)

回答No.3

解答にはなりませんが、お話の内容から推量するに、昔からの農地農民の水利権争いですよね。 ご参考に以下の検索結果をご紹介します; http://okwave.jp/qa/q4903590.html http://ryokan.taishoro.com/2009/01/post_347.html http://beaverland.web.fc2.com/oldhist/persiag.html なお更にご参考に; 亀趺や玄武というタームもありますよ。

noname#190665
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 たくさんリンクを貼ってくださってありがとうございます。 >現世と黄泉の世界をわかつ境界の標識として建てられたという説 など興味深い説がいろいろあるんですね。 参考にさせていただきます。

noname#224207
noname#224207
回答No.1

へぇ~初めて聞かせて頂きました。 よく似た話が、日光の戦場ヶ原にも伝わっています。 但し、こちらは大蛇の相手は百足です。 なまずは、地震に関わるお話は沢山ありますが、これとは別に琵琶湖の竹生島の伝説はなかな可愛らしいです。 なまずもへびも百足も亀もみんな池や湿地帯にいる身近な生き物です。 やっぱり、何かお話を作りたくなるのではないのでしょうかね~ 明日香地方というのは不思議な土地で、他の地方にはあまり見られない酒船石と呼ばれる巨石が沢山残っていますね。 推理小説で有名な松本清張などは、遠くアラビアの砂漠で広がっていたゾロアスター教の遺跡だとかなんとか言っていたようです。 亀については、古代中国では北の方角を司る玄武という亀と蛇のあいのこのような神獣を考え出したようです。 古代インドでは、この世は亀の背中にのった四頭の象にささえられているというお話があるそうです。 敢えて言えば遠い昔朝鮮半島からやってきた人々が玄武だのなんだのと亀の伝説を持って来ていたのかもしれません。 ナラと云う音が、朝鮮語の国を言い現わす言葉と同じ音なので、これもなにやら言い伝えられているようです。 と言うことで >たとえば當麻の有力氏族と河原の有力氏族の間に闘いがあったとか。 こういうキナ臭いお話ではないでしょう。(と思います) むしろ、湿地帯を乾燥させて田畑にした際に生まれたお話ではないのでしょうか。 (亀もなまずもへびもこういう意味では被害者です。) 奈良盆地で西の方角というのは、今で言う台風がやってくる方角ですよね。 大人しい亀が守り神とされたのかもしれません。(亀は千年鶴は万年と長寿のシンボルにもなっています)

noname#190665
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 日光にも同様の話があるのですね。 調べてみましたが、とても面白いです。 とくに、矢が百足に姿を変えた赤城の神の左目に命中したという点。 昔から坑道のことを百足穴といって百足は鉱山の神として崇められてきたそうです。 で、鍛冶の神は決まって独眼なんですね。 天目一箇神など。 たたら製鉄では温度を知るために片目をつぶって光の色を見る必要があったので、片目を失明することが多かったそうです。 >なまずもへびも百足も亀もみんな池や湿地帯にいる身近な生き物です。 やっぱり、何かお話を作りたくなるのではないのでしょうかね~ ナマズ、蛇、亀も百足同様、何かの神なんじゃないですかね? ナマズは琵琶湖の都久夫須麻神社の伝説に出てくるようです。 淡水の神?地震予知の神かも? ヘビは奈良県・大神神社の神使です。 大阪の総持寺というところには亀に乗った観音様がおられるそうです。 これらの動物は身近な動物だからというだけでなく、百足が鉱山の神であるのと同様に、何かの意味を持ってるんじゃないかなあ、と私的には思います。 宗教象形学っていうんですか。 >敢えて言えば遠い昔朝鮮半島からやってきた人々が玄武だのなんだのと亀の伝説を持って来ていたのかもしれません。 ナラと云う音が、朝鮮語の国を言い現わす言葉と同じ音なので、これもなにやら言い伝えられているようです。 なるほど、飛鳥時代には渡来人が大勢やってきていますものね。 飛鳥にある高松塚古墳・キトラ古墳などもあれはどう見ても高句麗壁画古墳の影響を受けてますしね。 >むしろ、湿地帯を乾燥させて田畑にした際に生まれたお話ではないのでしょうか。 (亀もなまずもへびもこういう意味では被害者です。) >奈良盆地で西の方角というのは、今で言う台風がやってくる方角ですよね。 大人しい亀が守り神とされたのかもしれません。(亀は千年鶴は万年と長寿のシンボルにもなっています) なるほど、貴重な意見をお聞かせくださいましてありがとうございました。 参考にさせていただきます。

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