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利益分配に基づかない政府って、考えられますかね?
- 利益分配に基づかなくても済むような公平な意思決定のシステムがあり得るのかということが時代的に試されているんです。
- 利益分配に基づかない民主主義を構築できるのかということが時代的に試されているんです。
- 利益分配に基づかない意思決定なんて、今の政治状況、社会状況の延長線上にあり得ますかね?
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資本主義的な競争原理ではなく、必要な人が必要なだけ使える ようにしていたのが、かつての日本の年功序列・終身雇用の 家族的企業経営というものでした。 年功序列とは、単に「歳をとったら偉くなって金をたくさん得る」 というものではなく、個人の能力とは別に、個人のライフサイクル (結婚>育児>教育)に応じて必要なお金というものが存在し、 「教育とは次の時代をつくる事であり、子育ては社会全体で行う」 という考え方の反映だったのです。 それを理想的に具現化するならば、貨幣を廃止して必要なものを 本当に必要なだけ持って行けばいい。 それで物資不足になるならば、人の意識の社会性(社会生命的 自覚=愛による自律的社会行動)が不十分だという事です。 そもそも原始共産制においてお金は存在せず、互いの助け合い として社会は成り立っていたのが、分業化による市場の拡大に おいて生産者と消費者が見えなくなり、助けてもらう感謝をお金と いう物体に転化したとたんに、盗んで得たお金も同じ価値を持つ ようになり、「助け合って」いたものが「お金の奪い合い」に変質 してしまった。 その「感謝」=需給をつなぐ情報であるお金を、ネットマネー化 すると同時に生産者情報や消費者の動向を付加する事で、 自己の社会生命性(助け合い)を自覚化できる、社会情報に 再び還元する事ができるのです。 そうして貨幣制を廃止してオンライン化すれば、お金を盗む事も だまし取る事も、また不正蓄財する事もできず、そのクレジット カード機能に、徴税・生活保護・年金・失業保険を一体化して、 個人的な生活状況により商品の値段をそれぞれ変動させる (携帯端末で商品タグICチップを読み取る)個人変動相場制が 可能になります(残高がなくなってもベーシックな食品は無料 になる=これぞ生存権)。