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古典文法についての質問
そこに立てりける梅の花を折りてよめ(る)。 この文章の最後の助動詞(る)は連体形なのですが なぜ連体形になるのですか? どこかに係り結びがあるのでしょうか?
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- akeshigsb
- ベストアンサー率49% (536/1074)
元塾講師です。 NO1の方が書かれている体言の省略に関して説明します。 現代文でも「掃除するのは誰ですか?」、「私です」という表現があります。日常的に使う「~(する)のは」という表現ですが、これは「~(する・もの)は」の変形です。ものの代わりに、こと・とき等も入りえます(「宿題やるのいつ?」、「今から」の「やるの」は「やる時」のかわりです)。 現代文では意識しなくても内容が理解できるので、習うことはほとんどありませんが、古文ではそのような不明な部分で失点する可能性があります。 理由という部分で聞いたのでしょうが、受験テクニックとしては(とにかく解答を出す)という意味では他の考え方も出来ます。「よめる」を分解すると、「よめる」「よ・める」「よめ・る」「よ・め・る」の可能性があります。 「よめる」という1語の動詞はないのでそれ以外が候補になります。 「よ・める」では後の助動詞が「めり」の変形と考えられますが、「めり」はラ変以外は終止形接続となり(ラ変は連体型)「よ」1語の動詞がないためにおかしくなります。 「よめ・る」ではいくつかのパターンがあります。まず、「る」は自発等の助動詞「る」の終止形(連体型は「るる」)ですが、この「る」は活用語尾が母音時でありそれ以外は「らる」になりこれも不適切です。次に「る」が完了などの「り」の完了形が考えられます。結論から書くとこれが正解で、「よめ」は「よむ」の連用形と考えられこれしか考えられません。 試験ではとにかく正解を出さないといけません。そうした発想からこう言った解法もあります。上に挙げた解法と、「こと・もの・とき」の省略を覚えましょう。 ご参考までに。
- horikirikko
- ベストアンサー率64% (287/445)
HIP HOPがラップ、DJ、グラフティ、ブレイクダンスの4大要素で 成り立っているのと同じようなもの(例えが悪いかなあ)。 連体形で文章が終わるのは何も係り結びだけではない。 古典の授業で先生がいつも係り結びを強調するから、 連体形で終わってしまうと、すぐに係り結びを連想してしまうけれど、 連体形で終わる場合は係り結びだけではない。 ・余韻を残すために連体形で終わらせる場合や、 ・下に体言が続く場合でも連体形で終わるし ・疑問や反語の意味を表す単語をうけて連体形で終わる場合もある。 だからどのケースに該当するかを考えればよいと思うよ。 それに質問文だけなら、いかにも不親切だと思うよ。 この質問文だかなら回答できないし (上映中の映画の湯川博士でも、さっぱりわからない、となってしまう) この歌の経緯を知らなければ答えられない。 長谷寺に何度もお参りしたから、たまたま知っているけれど 古今和歌集 巻第一 春歌上にある紀貫之の有名な歌だよね。 しかも質問文は詞書にあたる部分の詞の部分のところだし。 百人一首を好きな人も知っている(35番歌)。 詞書 「初瀬にまうづるごとに宿りける人の家に久しく宿らで、 程へて後に至れりければ、かの家のあるじ、かくさだかになむ宿りはあると、 言ひいだして侍りければ、そこに立てりける梅の花を折りてよめる」 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける だから係り結びではなく、後にウタという体言が続くから連体形で終わっている だけのこと。 しかし昔の歌人は羨ましいね。 私なんか長谷寺へ何回か行っても、そこで待っていてくれる美女なんていないし。 50セントやリル・ウェインなどのタトゥラッパーばかりの曲を聞いていたら さもありなんだよね(笑)。 最後は趣味の話になってしまったけどお許しを。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
そこに立てりける梅の花を折りてよめるうた (うた)ええ梅や、かいで良ければ みてもよし あとで漬ければ コリコリうまし 駄作 「うた」という体言が、あって当たり前なので省略されてる