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円のまわりをころがる円
半径4cmの円の外周を半径2cmの円がころがるとき、 「円の中心が動いた長さ」÷「ころがる円周の長さ」 で求められると聞きました。 (4+2)π÷2π=3回転 円がころがった長さをどうして円の中心が動いた長さと 考えてこのように求められるのでしょうか? ぜひ教えてください。
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- Nakay702
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>半径4cmの円の外周を半径2cmの円がころがるとき、 >「円の中心が動いた長さ」÷「ころがる円周の長さ」 >で求められると聞きました。 >(4+2)π÷2π=3回転 >円がころがった長さをどうして円の中心が動いた長さと >考えてこのように求められるのでしょうか? ⇒円周の長さは一般に2πrなので、 「円がころがった長さ」は、両円の接点の移動を基にして、 (2πx4)÷(2πx2)=2回転 と考えるのが普通ですね。 しかし、これは「ころがった円の、円周の実長」 であって、「回転数」そのものではありませんね。 つまり、ころがる円の「自転」だけを見ていたわけです。 ところが、実は、この円は1回公転する間にもう1回 自転している格好になるわけです。 月はいつも同じ面を地球に向けている(つまり、「接点は」 動かない)わけですが、「地球を一周する度に1回自転して いることになる」、という事実を考え合わせると納得できる のではないでしょうか。
わかりやすくするために、動かない方の円をAとし、Aの周りを転がる円をBとします。半径は4cmと2cmとします。 ここで、Aが円ではなく直線だとします。つまり8πcmの直線の上をBが転がるとします。 Bの円周は4πcmですから、Bは2回転するはずです。式を書けば「8π÷4π」ですね。 ところが実際にはAは円です。そこでBがAの周りを回るともう1回転するのです。つまり2+1で3回転するのです。 これはイメージしにくいかもしれません。こんなふうに考えてみて下さい。まず、針金か何かでできた8πcmの直線の上をBが転がると考えて下さい。左端からスタートして右端にたどりついたときBは2回転しています。それから針金の右端をぐーっと下向きに曲げていって左端にくっつけ、円を作ります。円Aができますね。BもAの右端にくっついたまま一緒に動くと考えて下さいん。そうするとBは転がってはいませんが動きながら1回転しますよね。だからAは2+1で3回転するのです。 短くまとめると、BはAの円周分の長さを動くだけで2回転し、さらにAが円であることでもう1回転する、ということになります。 別の例をあげてみますと、たとえば私が歩いて地球を1周したとします。普通に歩いて(つまり転がったりせずに)1周したとしても、宇宙から私を見たら、私は1回転しているように見えるはずですよね。これと同じです。ご理解いただけたでしょうか。 ここでAの半径をa、Bの半径をbとします。 今のを式にすると、回転数は「2aπ/2bπ+1」で求められますね。簡単にすると「a/b+1」です。 一方、質問文にあった「円の中心が動いた長さ÷ころがる円周の長さ」を式にしてみると「2(a+b)π/2bπ」ですよね。簡単にすると「(a+b)/b」です。これは「a/b+b/b」になりますから、つまり「a/b+1」ですね。上の式と同じになりますね。 というわけで質問文にあった式で転がる数が求められるのです。
- nananotanu
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単純に、半径4cmの円を一箇所で切って平らにのばした、と考えてみたら? 平面上を転がる時に、進んだ長さ(軌跡の長さ)を円周(1回転あたりに進む長さ)で割れば何が出る? 進んだ長さと、中心が動いた長さの関係は???