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哺乳類の毛色について
- 哺乳類の体毛は爬虫類のウロコから変化したものだそうですね。
- 哺乳類の毛色に「青」「緑」「紫」が見当たらないことに気がつきました。
- 体色として「青色」を発現させる哺乳類があれば教えてください。
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マンドリルのオスは発情期に顔面が青みがかった色になります。生殖器周辺の毛の色も青くなります。
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- suiran2
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動物は自ら生合成出来る色素は,メラニン色素しかありません。メラニン色素を含んだ色素細胞を黒色素胞と言います。メラニンは黒色ですから,金色からオレンジや茶色や黒色等まで変化します。ほ乳類は,この黒色素胞しか持ちません。 魚類等は,赤色素胞や黄色素胞がありますが,これらは食物から得たカロテン等の色素をためるものです。熱帯魚を飼った方は知っているのですが,カロテンを多く含んだ「色揚げ用餌」を食べさせまして,オレンジや赤に発色させるのです。黒い出目金に色揚げ用餌を食べさせますと「赤黒い出目金」になります。 ご質問の「青色の色素」は,全ての動物に存在しません。それでは魚類やモロフォチョウや鳥類の「青色」は何なのかと言いますと,構造色と言います。細胞内に無色の微細な反射板がありまして,太陽光を反射することで色が出るのです。プリズムで虹の七色になりますが,原理は同じものです。玉虫などの甲虫や鳥類も光の方向によって色が変化する事からも推測できますね。瞳の青い瞳や緑の瞳の色も反射です。 鱗や羽毛と体毛の違いは,鱗や羽毛は成長する際には血管から栄養供給を受けている生細胞です。いずれ死細胞になりますが,色素胞が作りました色素顆粒は残りますし,細胞内の構造色を生み出す細胞内構造は保たれています。一方体毛は,細胞ではありません。細胞が作り出した爪等と同じ構造物で細胞構造は取りません。ですから構造色も取りにくいのです。ほ乳類は基本的に青色はないと言うことになります。
- Oubli
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哺乳類の祖先は単弓類、いわゆる哺乳類型爬虫類です。古生代に繁栄していましたが、中生代になると食物連鎖上恐竜など竜弓類の下位となりました。想像ですが、昼間は巣で必死に仔の世話をして、夜間に行動するというのが生活パターンだったのではないでしょうか。すると、色覚よりも暗視視力が優先され、実際多くの現生哺乳類には色覚がありません。そうなると自分らの毛色にも変化は生じないでしょう(藪の色に近い茶とか、雪の色に近い白が他動的に選択されることはありえます)。ヒトを含む霊長類はその後色覚を回復しましたので、体色のさまざまなサルは存在します。
お礼
自分たちが知覚できない色にはならない。というのは感覚的にはわかります。 しかし、草原性の小動物あたりだと、緑系の模様が(他動的に)保護色として働くことは考えられるんですよねぇ・・・ 茶色から緑系の迷彩柄で、ウサギとかが存在してもおかしくはないと思うのです。 まあ実際にはいないわけですから、青や緑が発現しなかった、あるいは茶色で間に合った、という事なのでしょうね。 ありがとうございました。
- tanuki4u
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2 哺乳類の多くは 2 色型色覚か、色覚を持たない(実は色覚を持っているがその感度が低い) 以上引用 なので、青や緑や紫などに発色しても区別不能なので、発色に生存コストをつかった突然変異種は淘汰されたためであると推測される。 http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E8%89%B2%E5%9E%8B%E8%89%B2%E8%A6%9A 爬虫類や鳥類は4色型色覚を持つので、発色コストが意味を持つ
お礼
なるほど、色覚の問題ですか。 婚姻色などでは優位性は現れない訳ですね。 自分達が知覚できない色をもっていても役に立たないという事でしょうね。 しかし、草原性の小型動物では保護色として機能しても良さそうに感じます。 ご回答ありがとうございました。
お礼
確かにそうですね! マンドリルの顔は青くなる。 ありがとうございました!