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簿価ゼロの製品を無償供与する際の経理処理
メーカーの事業部で経理を担当している者です。 当社の倉庫に、客先向け価格で 約10,000円/台 の製品が1000台程度 長期滞留しています。 (長期滞留のため評価引当をおこなっているために簿価はゼロです。) 営業部門では、この製品を販促目的で、顧客(少数の特定顧客 か 不特定多数の顧客かは未定)に無償提供しようと考えています。 この際、経理部門として、留意すべき点はありますでしょうか。 特に、販促費として処理することが可能か、交際費になってしまうかというところが気になっています。 その他 注意すべき点等ありましたら、アドバイスいただけますと幸いです。
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ご質問のケースは、見本品または試供品の性格ではないでしょうか。もしそうであれば、次の措置法通達により交際費には該当しない可能性があります。 しかし確実なところは税務署に確認された方がよいでしょう。 租税特別措置法通達(広告宣伝費と交際費との区分) 61の4(1)-9 不特定多数の者に対する宣伝的効果を意図するものは広告宣伝費の性質を有するものとし、次のようなものは交際費等に含まれないものとする。 ・ (6) 得意先等に対する見本品、試用品の供与に通常要する費用 ・ なお、会計処理については簿価ゼロならあえて仕訳を起こさない方法も考えられます。 是非ということなら 販売促進費 XXXXX / 前期損益修正益 XXXXX とでもされてはいかがでしょうか。
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- marinke
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評価引当をおこなっていて簿価は0それなら,気持ち良く無償で提供した方が,後の為です。
お礼
気持ち的にはおっしゃるとおりですね。 ご回答ありがとうございました。
- yosifuji20
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簿価を引き当てている事は引当金があるはずですね。今回その製品を無償支給するということはその引当金も取り崩しになります。 従って下記の処理で良いと思われます。 評価性引当金 999/評価性引当金取り崩し益 999 販売促進費 999/製品他勘定振替高 999 なお製品他勘定振替高は製品を販売目的以外で振替えるために使われる勘定です。 結果的に評価性引当金取り崩し益と販売促進費は相殺されて損益はゼロになります。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 2番目の仕訳の借方ですが、顧客に対しては無償支給ということになり、交際費の扱いになってしまうのではないかと懸念しているのですが、その点はどのように解釈すればよろしいでしょうか?
お礼
正に教えていただきたかったポイントをご回答いただき、ありがとうございます。 「(6) 得意先等に対する見本品、試用品の供与に通常要する費用」に該当しそうな気がします。 アドバイスいただいたとおり、税務署に確認するようにいたします。 また、仕訳を起こさないという発想はなかったので、目から鱗でした。