- ベストアンサー
日本の憲法改正問題について
- 日本では憲法改正が話題となっています。しかし、私は改正する必要はないと考えています。
- 多数派の意思で憲法を変えようとすると、混乱が起きる可能性があります。
- この問題が取り上げられること自体、日本が深刻な状況にあることを示しています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一応日本語から受ける印象で英語の時制としてはどうなるかカッコ内に示しました。 1)今日、日本では憲法改正が話題となっている。(現在の傾向:現在・現在完了)(いつになくという意味なら:現在進行形) Today, the problem of amendment to the constitution created a great sensation in Japan. (評1)形態的に手直しするとすれば、"created"→"has created"ですね。過去形にすれば、極端ですが「昔々こういうことがありました。それ以後のことは分かりません。」という意味が根底にあります。この文は「昔々の話し」ではありませんし、現在への影響も問題となっていますね。 (評2)"sensation"は「大騒ぎ」というニュアンスです。大騒ぎしているのは政権与党の中でも阿部総理を筆頭に右派の人々中心に盛り上がっています。そして「話題」と言っても世間の人が町のあちこちでひそひそと話しているわけでもありません。意味としては「世の話題のひとつ」という表現が英語では妥当かなと思います。 → "one of the topics of the day"あるいは"be among the topics of the day"などもあります。 (評3)"problem"「問題」でも意味として遠くはありませんが、英語に直す時は日本語に現れていない部分を正確に取り出せるかどうかということがコツになります。たとえば「憲法改正(の是非)」という意味が隠れているわけです。 ●易しい言い換え:「今日、日本では憲法改正すべきかどうかが話題になっています。」 "One of the topics of the day in Japan is whether we should amend the constitution (or not)." "It is among the topics of the day in Japan whether we should amend the constitution (or not)." *** "whether or not"とひとまとめにすることも出来ます。 ●難しい言い換え:「今日、日本では憲法改正の是非が話題になっています。」 "One of the topics of the day in Japan is the pros and cons of the amendment to the constitution." "The pros and cons of the amendment to the constitution is among the topics of the day in Japan." *** "the pros and cons of ~" http://eow.alc.co.jp/search?q=pros+and+cons+of *** 「憲法改正」という表現はいろいろありますから、それはそれでalcなどを参照して下さい。 2)私個人の意見としては、改正する必要はないと思う。(一般性に関する現時点での意見:現在) In my opinion, it was not necessary to alter the constitution. (評1)ここも"was"は"is"ですね。"alter"は"other"と親戚の語です。「他のものにする」という意味です。一部のロマンス系言語などでは"other"="otro"→"orto("tr"が"rt"と転回する)"→"alto"→"alter"と音が変形しています。 (評2)「私個人の意見としては」という表現は、"in my opinion"でも通ります。断定調なら"I think"、婉曲調なら"I would(/should) think; I'd think"などでしょうね。時に"as far as I am concerned"など。 3)時々の政治的多数派が憲法を変えようとすると、収拾のつかない混乱になりかねないと思う。(一般性に関する現時点での意見:現在) If the majority in politics were to alter it as they wish, Japan would be in confusion. (評1)"If S + were to"や"If S + should"は仮定法未来と言って、「こういうことは絶対ないと思うが、万一あるとすれば」というごくごく可能性の少ない言い方です。「収拾のつかない混乱」は"be in serious(/terrible なと) confusion"なら原意に近いでしょうね。 (評2)ご疑問の「時々の」という訳ですが、この「時々の」という表現を英語にするのは結構難しいですね。「政権与党が変わる度に」という意味ですが、英語では"S + change hands"という便利な表現があります。「Sに居座る人間・団体・物事が入れ替わる」という意味です。次のゲーム関係のサイトですが、その2.に例がご覧になれます。 https://forums.dust514.com/default.aspx?g=posts&m=635818 Money changes hands. 金は天下の回り物 The house has changed hands. その家は持ち主が変わった → Each time the ruling party changes hands and tries to amend the constitution, it will throw us in serious confusion. (評3)もし、"change hands"という句をご存じなければ、ご作成の形で(仮定法未来でない形なら)ニュアンスは完全ではないとしても、ある程度通ると思います。 → "Each time a political party gains power and tries to amend the constituion, ...."のように、ニュアンスを考えれば"Each time~"は必要だろう思います。 4)しかし、そうしたことが問題になっている時点で、深刻な状況下にあるのが伺える。(現在の傾向:現在形) However, Japan is now in trouble when you consider the situation in Japan. ←最後の文何か変な気がします。 (評1)「そうしたこと」というのも難しいですね。"something like this"でもいいですが"an issue like this"の方がいいと思います。「時点で」は理由の「以上」でいいと思います。日本語の順に解釈していくと難しくなります。着目点は名詞要素だけです。「そうしたこと」「問題」「深刻な状況」これらを英語の機能語「主語・動詞・接続詞」などを変更することによって色々な着想が得られます。 → However, since we have somthing like this at issue, we already find ourselves in a grave situation.(逐語的訳) → However, since we have an issue like this, we already find ourselves in a grave situation.(逐語的訳) *** 後半は"we have already found ..."でもいいです。 少し難しい言い方になりますが → However, now (that) such an issue looms large, it has already thrown us in a grave situation. *** "now that"や"now"は接続詞として使っています。"since"と似ていますが少し意味が強いです。 ご疑問:また論理性を保つということは最初が過去形だったら、以下の文全てが過去形ということでしょうか。 *** 日本人が英語の「時制」で苦労するのは、日本語自体「~です。」という言い方などがそのひとつでしょうね、過去にも現在にも未来にも使います。過去でも「豊臣秀吉は征夷大将軍じゃなくて関白ですよ。」とか「吉田茂は日本の総理大臣です。」と言うこともあります。未来なら「明日は大雨です。」 *** 極端に言えば、日本語の述語の字面には時制が現れることは滅多にないと思っていいでしょう。文全体から判断するほかありません。 *** また英語の論理は、名詞と名詞の関係だけで意味を伝えることが出来ます。これはひと言では言いにくいのですが、日本語の逐語訳に慣れてしまうとこの感覚は養えないのではないかと勝手に思っています。 前回: "I fond an omlette on the menu."は「店のメニューの上にオムレツがのっかていた」とも受け取られます。 → "I found 'omelette' on the menu."や"I found 'Omelette' on the menu."や"I found 'OMELETTE' on the menu."の方が妥当でした。これなら『オムレツ』という文字という意味になります。謝って訂正致します。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございます。英語は難しいですけど、だからこそ勉強のしがいがあるように思えます。 もっと頑張りたいと思います!