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ドバイの英文について
- 英字新聞の日本人記者が書く記事はネイティブとは異なる。留学してもネイティブレベルにはなれない。
- 文章のレベルがネイティブと同じではないが、低俗ではなく、英語のフレーバーを持った文章が書けない。
- 安倍政権が憲法修正を目指しているが、ネイティブが書くような硬い文章ではない。
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質問者が選んだベストアンサー
sac1967さん、こんばんわ。 まず、ネイティブに比べ、私の英語力は程遠く低いレベルであることを申し上げておきます。 もっとも、ひと括りにネイティブといっても、文法等滅茶苦茶な人も大勢いることは事実ですので、その辺はsac1967さんのご判断次第です。 英語に関する経歴ですが、中学から大学までの9年間、英国での留学経験があります。大学卒業後、帰国してからはずっと日本に住んできます。帰国子女の類に入るのかもしれませんが、まったくもって完全バイリンガルではありません。 では、問題の記事です。 It cannot be emphasized too much that the LDP is trying to impose a constitution that runs counter to the principle of modern constitutional politics as well as postwar Japan’s no-war principle. ◆"... cannot be .... too much that ..." はダブル・ネガティブですね。否定の否定で自民党が憲法修正に乗り気であることを強調していますが、私はこういうのは解りにくいと思います。しかし、こういう表現の仕方はネイティブでもすることがあります。以下をご参照ください。駐日米国大使が述べた、もっと解りづらい言い回しの例です(外交官という立場があるにせよ)。 → http://okwave.jp/qa/q7753960.html ◆"run counter to" については、私はエレガントな表現だと思います。 ◆"principle" が一つのセンテンスに二回出てくるのは記事として好ましくないと思います。 では(完全ネイティブではない)私だったらどう表現するか、考えてみました。出来上がったのが以下の文面です。 There is no denying (that) the LDP is venturing to amend/interpret the constitution so as to steer it away from Japan's no-war principle, but such a ploy betrays the spirit of modern constitutional politics. ☆海外(英語系)メディアの場合、(that) を省くことがよくあります。 ☆「改正」と言おうとしているのなら"trying to impose" は素直に "amend"とし、「解釈による修正」と言おうとしているのなら "interpret" にすればよいと私は思います。 ☆よく解らないのが、もし自民党が憲法を(解釈による修正)ではなく、合法的に改正しようとしているのであれば、なぜそれが「近代憲法政治の方針に反する」のか、です。そもそも合法的に憲法改正を行うのであれば、それは「敗戦後の戦争放棄の方針」には反しても、「近代憲法政治の方針」には反しないはずです。 まぁ、そんなところでしょうか。 ではでは。
お礼
いやー、よかった見ていただいて。まず感謝いたします。 思春期のころから英語圏にいらしたということで、やはり かいてもらった文章、違うと思います。(持ち上げていっている わけではない) There is no denying (that) ~ ploy betrays the spirit of modern constitutional politics. なんか、単語の選び方が違う気がするんですよねー。 もちろん ネイティブ、子供あるいは思春期、学生時代を英語圏で過ごした方、 大学院以上から留学した方、こんな簡単に分けられるはずがないことは じゅうじゅう承知していますが・・結構この3パターンに分けられるよーな。 ただ、やはり 元の記事は日本人ぽいということでいいかなーーー。 もちろん日本人かどうかわからないんですが なんかですね、Japan Timesの記事は記者がまず ”自民党が敗戦後の戦争放棄の方針と同様、近代憲法政治の方針に反している 憲法を押し付けようとしていることを強調してもしすぎることはない” という日本語が絶対最初に浮かんでると思うんです。 これを英語にしていく順番は(私ももちろんそうなんですが) Japan Times のeditorial を書く記者にして (1)主語が長いなー it that の構文だなー (2)してもしすぎることはない・・・大学受験で覚えた cannot too muchだなー (2)同様かー、こりゃ簡単、中3のとき習ったas well as できまり (4) 反しているかー、俺、Japan Times 記者だし、向こうにもいたしなー、 ちょっとおしゃれな表現使わないと後輩に バカにされるしなー run counter to 見っけ。 としか思えません。(もし日本人記者だったら間違いないと思います) けっしてバカにしてるわけではありません。cbm51901さんがどういう頭の 中でどういう順番でセンテンスを組み立てているかわかりませんが (本当はそれと聞きたいというか、それを勉強しているのですが) (1)日本語を完全に英語らしい表現に変える訳力 と (2) 英語でセンテンスが浮かぶ(英語で思考) とは脳みそが違うと思います。 小さいときに戻って海外へいけない以上やはり(1)に 近づくしかないような気がします。 しかしcbm51901の意見が聞けてよかった。ありがとうございます。