威厳なんてのは、後から付いて来るモノです。
持とうと思って持てるモノじゃないし、下手に持とうとすると、嫌われ者になりますよ。
組織における威厳の本質は、「権限」でしょう。
課長であれば、課員の人事,査定,懲罰などに権限があって、それをどの様に行使するか?です。
それらを盾に威張り散らせば、部下側はそれなりに畏怖・萎縮してくれるでしょうけど・・・。
それはあくまで「権力をふりかざす」だけで、部下にとっての畏怖・萎縮の類ではあっても、上司本人の威厳じゃありません。
即ち、「恐い上司」「イヤな上司」にはなれますが、「威厳のある上司」ではありません。
権限ってのは、公平・公正に適用・運用するものです。
しかし、ご質問で言いますと、質問者さんが「お局に甘い」と言う、不公平・不公正を行っているので、「パートが社長に直訴」となったワケです。
また権限は、「権利と義務」と同じで、大きな権限を持つ者は、相応に大きな責任も負うのです。
社員の立場だと、自分や自分の家族に対する責任で良いですが、社長になれば、従業員やその家族の幸福とか、株主や取引先など、その責任範囲は広範です。
質問者さんが管理職なら、その中間ですね。
社長の広範な責任に対し、質問者さんはその一部を負うくらいの自覚を持ってみて下さい。
少なくとも「課員の健康や安全」とか「部署の損益」に対しては、社長に「私が社長の責任の一部を負います!」と言う気持ちになれば良いです。
質問者さんに、その「覚悟」みたいなモノが無いから、舐められるんじゃないですかね?
権限を公平・公正に行使し、責任を自覚・覚悟して、それが部下に伝われば、自ずと周囲に信頼されます。
その信頼が「威厳」の正体ですよ。
34歳と言う年齢で課長と言うのは、会社から質問者さんの能力が評価された結果でしょう。
それに自信を持って、後は腹を据えることです。
違う言い方をしますと、サラリーマン根性を丸出しではバカにされますよね?
即ち、少なくとも職場においては、サラリーマンとは訣別して下さい。
管理職になったら、「経営者への階段」の一歩目を踏み出した様なモノですから、経営に携わっていると言う部分も自覚して、職場では「製造現場における社長の意思の代行者」と言う気持ちで、臨めばよいですよ。
それも威厳に繋がると思います。
社長が「お局に頭が上がらない」なら別ですが。(^^;)
それと年齢とか年下は、言い訳にしちゃダメです。
マツダの最初の外国人経営者であったウォレス氏は、就任当時は確か37~38歳だったと思いますよ。
あるいはビル・ゲイツなどでも、質問者さんの年齢で、世界を動かしてましたし。
「出来る/出来ない」じゃなく、「やるか?/やらないか?」です。
管理職でも何でも、やれば高校生でも出来ますが、やらなきゃ定年間近のおっさんでも出来ません。
お礼
すごく参考になりました。 私ももう一度覚悟を決めたいと思います。 ありがとうございました。