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哲学のパラダイムシフトとは何か
哲学におけるパラダイムシフトとは何か。
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哲学は、かつて神学が果たしていた「(諸科学の)統合の機能」に関わるテクニカルタームを補充すべきだと思う。 近代以降、諸科学は極端なまでに細分化し、専門化してきた。それに対し、人間の側について見れば、一個の全人的人間として、「常に同時に」分割の効かないトータルな存在である。だから、分析ばかりで総合の視点がないと、人間は様々に部品化され、細胞化されっ放しである。少なくともこれまではそうだった。 一方、哲学には、本来諸科学を統合し、指針を与える機能があったはずである。それは今でも持っているはずだし、持たねばならないと思う。少なくともその使命を負っているはずである。 以上のような観点から、現今、極度に細分化し、専門化した諸科学を串刺ししたり、統合したりする仕組みが、ぜひとも求められる。現代哲学には、当為としてこれを束ね、大指針を与えるための「知の枠組み」を備え持つことが、喫緊の課題であるように思われる。 以上述べた意味で、「哲学のパラダイムシフト」「知の枠組みの更新・充実」を切に願うものである。
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- Mokuzo100nenn
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>哲学に残されたものは粗末な認識論しかないとゆー考えには賛成できません。 私は必ずしも「粗末な」認識論とは呼んでおりませんぞ。 芳醇なる認識論、人生を豊かにする認識論、人類社会にとって真に価値がある認識論になれるかも。 >もしこのよーな歴史的流れの中にあって、哲学に残されたものが粗末な認識論しかないとゆー結末なのであれば、それはこれまでの哲学が怠慢であったからに他ならないと思う。 数学や物理学との比較において、怠慢であったといえるかも。 哲学は限られた個人の脳みそで咀嚼可能は問題にしか取り組んでこなかったが、数学や物理学は人間の脳みそを何千個、何万個も連結して活用する方法論をもったからね。 >世界は無であるとか、神の存在証明とか、つまらないことを論じているうちに結局哲学は滅びていくのである。 まあ、古典落語のほうが、つまらない哲学よりもずっと価値があるということは同意します。 >真の文明は哲学の再生に懸かっているのではないか。 同意できませんね。 文明は、数学や物理学や生物学や生理学などの学問と、我々の生活環境を改善する各種の工学の発展に掛かっているんです。 哲学は、落語と同じように、個人の人生を豊かにする役割にてっすれば存在価値はあると思いますよ。
- 雪中庵(@psytex)
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そもそも西欧に発生した哲学は、宗教と深い縁がありました。 宗教についての考察から生まれたと言っても過言ではありません。 だからこそニーチェの「神は死んだ」という宣言が衝撃的だったのです。 世界観としての宗教に根ざして内省していた哲学が、先に宗教と 離反して独立して発展していた科学に根ざすようになったのが、 最初のパラダイムシフトでしょう。 その科学が拠っていた決定論的世界観が、相対性理論によって時空が 絶対的枠組みから外され、不確定性原理において客観的実体性を失い、 不完全性定理が思索の完結性を否定した今、もう1つのパラダイムシフト が起こっていると言えるでしょう。
- Mokuzo100nenn
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物理学や生物学、大脳生理学など、自然科学が世界を解明しはじめたために、哲学は主観的・選択的な認識論でしか生きてゆけなくなったことだな。
お礼
>物理学や生物学、大脳生理学など、自然科学が世界を解明しはじめたために、哲学は主観的・選択的な認識論でしか生きてゆけなくなったことだな。 物理学や生物学、大脳生理学など、自然科学が発展したことは事実であるが、それ故に哲学に残されたものは粗末な認識論しかないとゆー考えには賛成できません。 もしこのよーな歴史的流れの中にあって、哲学に残されたものが粗末な認識論しかないとゆー結末なのであれば、それはこれまでの哲学が怠慢であったからに他ならないと思う。 世界は無であるとか、神の存在証明とか、つまらないことを論じているうちに結局哲学は滅びていくのである。 哲学の使命は応用科学ではなく、思考法の科学であって、全ての科学の根底を支える重要な使命があるにも関わらずつまらない認識論に漬かっているうちに腐敗していったのではないのか。 真の文明は哲学の再生に懸かっているのではないか。
お礼
>一方、哲学には、本来諸科学を統合し、指針を与える機能があったはずである。それは今でも持っているはずだし、持たねばならないと思う。少なくともその使命を負っているはずである。 全くその通りです。 哲学の使命は諸科学の統合にあると思います。 分析するだけで統合しなければ文明は成り立ちません。 この点においてこれまでの哲学は視野を見失ったのではないか。 諸科学を統合するとゆー重要な使命を忘れ、つまらない認識論に走ってしまった。 哲学の堕落である。 世界は無であるとか、神の存在証明とか、つまらない議論をしているうちに哲学は遅れを取り、腐敗し消えてゆくのである。 あ~、哀れ哲学。