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トーマス・クーンは文言パラダイムを作ったのが成果か

トーマス・クーンの学説は賛否両論があるようですが、「パラダイム」「パラダイム・シフト」という文言はみんなに使われているから、「パラダイム」「パラダイム・シフト」という文言を作ったということが確実な仕事の成果だったのでしょうか。

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回答No.1

パラダイム自体は古代ギリシアの時代から普通に使われていた。 クーンの業績は、この言葉に、「ある分野における標準的な考え方(理論、方法論)」「ある分野の専門家集団の共通基盤」という意味を与えたこと。 そしてこのパラダイムが代わること(パラダイム・シフト)を科学革命と呼んだこと。 そしてなにより、クーンが驚くほど拡大解釈がなされたこと。 パラダイムは一般常識のことではない、といくら言っても無駄なほど、流行したこと。 つまり本人の意志とは無関係に、そういう流行語を産んだこと。 クーンをあれだけ批判したポッパーの理論は、一般には広まっていないからね。 ポッパーといえば例えば「反証可能性」の概念が非常に重要だと思うのだが、残念ながら科学哲学以外の分野では知られていない。

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