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a^0=1 の証明(改)
以前質問し、そこで指摘された所を修正してみました。 間違えてる点があれば、さらに指摘してください。 -- ここから -- 指数関数は、以下の規則により定義されている。ただし、底と指数及び値域は実数とする。 (1) a^1 = a (2) a^p a^q = a^(p+q) (3) 連続関数である ※定義域は、(3) が満たされる範囲により決定される。 まず、p ≠ 0 での 0^p と 0^0 の関係を確認しておく。 後で述べる理由により (2) を無条件には使えないので、未知の値が1つの場合のみ有効と考える。 ・ (1) より 0^1 = 0 ・ p > 0, q > 0 で考えて (2),(3) より p > 0 に対し 0^p = 0 未知の値を (2) で求めるには、左辺の a^p として求める方法と、右辺として求める方法が考えられる。 前者の場合 q > 0, p > -q とすると 0^p × 0 = 0 が得られるが、この式から 0^p は求められない。 後者の場合 q > 0, p = -q とすると 0^p × 0 = 0^0 が得られるが、0^p が未知なので、この式から 0^0 は求められない。 よって、既知の 0^p から 0^0 を求める方法は存在しない。 また、q = 0 として 0^p 0^0 = 0^p が得られるが、p > 0 に対し 0^p = 0 であるから、この式は 0^0 が何であっても成立する。 さて、ここまでの結果により、0^0 を求めるには 0^0 = 定数 という形の規則が新たに必要なことが分かった。 ここからはこの式を求めるために a^-1 ≠ 0 を前提として考える。 ただし、これを指数関数の定義に加えるという意味ではなく、通常の数学なら成立すべき条件であるから、結果の判定に利用するのである。 a^0 に対し、次の関係式が成り立つ。 a^0 a^0 = a^0 より a^0 (a^0 - 1) = 0 よって、a^0 は 0 または 1 である。 a^0 = 0 とするなら a^1 a^0 = a^1 から a = a^1 = 0 でなければならないが、また同時に a^p a^0 = a^p から p = -1 を含めて a^p = 0 となり、これは前提に反する。 同様の結果は、連立方程式 a^-1 a^1 = a^0 a^-1 a^0 = a^-1 において a^1 = 0 とした場合にも生じる(これが未知数が2つ以上の指数法則を無効とする理由である)。 a^0 = 1 とするなら a^p a^0 = a^p は常に成立する。 この場合 0^-1 × 0 = 1 となる必要があるが、これは 0^-1 が実数ではない(=未定義)ことを示している。 以上により、求めていた規則は (4) 0^0 = 1 あるいは a^0 = 1 であることが証明された。 -- ここまで -- ところで、勘違いしないように付け加えておくと、これは既存の定義から 0^0 = 1 と証明したのではない。 0^0 を求められるように規則を変えるなら 0^0 = 1 でなければならないという証明である。 ただし、(4) を付け加えるならば 0^0 において連続にはならない。 よって、(3) も同時に変更する必要が生じる。
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- alice_44
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> (1) a^1 = a > (2) a^p a^q = a^(p+q) > (3) 連続関数である > ※定義域は、(3) が満たされる範囲により決定される。 > ただし、(4) を付け加えるならば 0^0 において連続にはならない。 これは、(1)~(3) によって a^p を定義するならば、 0^0 は定義域外である… すなわち、0^0 は定義されない ってことが証明されたんでないの? だから、0^0 = 1 としたい人にとっては、 > よって、(3) も同時に変更する必要が生じる。 では、代わりに、どのように a^p を定義するのか。 それが、↓ の No.8 補足 じゃないかと思うんだが。 http://okwave.jp/qa/q7946587.html 要するに、0^0 = 1 と定義すれば 0^0 = 1 であるということ。 証明もへったくれもない。ただ、そうしたいという主張に過ぎない。 (前回 A No.36 も参照。前回とうとう返事が得られなかったが、 存在しない 0^-1 を証明に使うことについては、どう思うの?) ←A No.1 > そうしないと、a^b の2変数関数が連続にならないからです。 それは、ダウト。 lim[a→0] a^0 = 1 lim[b→0] 0^b = 0 だから、0^0 の値をどのように定義しても、 a^b は2変数関数として連続にはならない。 (3) は、不明瞭だが、どうやら a^b の b についての偏連続性 のことを要っているようだ。だとすれば、 0^0 = 1 ではなく、むしろ 0^0 = 0 を定義に加えることで、 定義域閉端での右連続性 lim[b→+0] 0^b = 0 を含めて 偏連続性が保たれる。 0^0 = 1 を定義に加えて保たれるのは、a^b の a についての偏連続性 のほうである。
- l_____________l
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「a^0=1 の証明」という題はそもそもおかしい。 a^0が1になるのではなく、a^0は1と定義しているだけです。 そうしないと、a^bの2変数関数が連続にならないからです。 そのことがわかりやすく説明されているホームページがありましたので、 参考URLとして示しましたので読んでみてください。 また、a^0が1であることを示す説明の1例は次の通りです。 a^b=a^(0+b) =a^0・a^b なので a^0・a^b=a^b (1) となり、(1)式の両辺をa^bで割って(ただし、a^b≠0) a^0=1 となります。 なお、a^bを考えるとき、aが0の場合は除外しなければいけません。 なぜなら、aが0で 0<b ならa^bは0になりますが、 aが0で b<0 のとき、たとえば b=-1 とすると、 0^(-1) = 1/(0^1) = 1/0 となってしまい、0で割ることになってしまうからです。 また、a も b も0のとき、すなわち 0^0 は通常は定義されていません。 実際、関数電卓でこれを計算させるとエラーになります。 ただ、0^0=1 と定義されていたり、0^0=1 と定義する場合もあるようです。 しかし、これは計算結果ではなく、あくまでも「定義」しているのです。 これに関しては、wikipediaの「0の0乗」を読んでみてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/0%E3%81%AE0%E4%B9%97 なので、fusem23さんの説明中に 0^0 が出てきている所は適切ではありません。
お礼
> 「a^0=1 の証明」という題はそもそもおかしい。 > a^0が1になるのではなく、a^0は1と定義しているだけです。 a^0=1 と定義しなければならない、という証明ですから、おかしくはないでしょう。 > なお、a^bを考えるとき、aが0の場合は除外しなければいけません。 > なぜなら、aが0で 0<b ならa^bは0になりますが、 > aが0で b<0 のとき、たとえば b=-1 とすると、 > > 0^(-1) = 1/(0^1) = 1/0 > > となってしまい、0で割ることになってしまうからです。 0^(-1) が 1/0 だとするには、そういう定義を持ち込む必要があります。 つまり、あなたは勝手に a^(-1) = 1/a という規則を追加してしまっています。 あるいは、1/(0^1) という表現を見ると、0^0=1 と仮定しているのもしれません。 どちらもaが0でなければ正しいですが、明らかにaが0の場合は除外しなければいけません。 なお、通常の数学においては、あなたの考えは正しいです。 aの逆数はa^(-1) と書くように決められていますからね。 でもこれは、べき乗の定義として行われていることであって、少なくとも指数関数において根拠となるものではありません。 > また、a も b も0のとき、すなわち 0^0 は通常は定義されていません。 > 実際、関数電卓でこれを計算させるとエラーになります。 > ただ、0^0=1 と定義されていたり、0^0=1 と定義する場合もあるようです。 > しかし、これは計算結果ではなく、あくまでも「定義」しているのです。 0^0 が通常定義されていないことは知っています。 そして、0^0=1 と定義しなければ、0^0 が計算できないことも正しいです。 ただし、0^0=1 以外の定義が不可能なことは知られているとは言えません。 今回の証明で言っているのは、その部分です。 回答ありがとうございました。
お礼
> これは、(1)~(3) によって a^p を定義するならば、 > 0^0 は定義域外である… すなわち、0^0 は定義されない > ってことが証明されたんでないの? その通りですね。 > だから、0^0 = 1 としたい人にとっては、 > > よって、(3) も同時に変更する必要が生じる。 私の考えと一致ですね。 ちなみに、(4) を加えた場合の一番安易な (3) の修正案は、 (3)' 0^0 を除き、連続関数である。 ですかね。 > 要するに、0^0 = 1 と定義すれば 0^0 = 1 であるということ。 > 証明もへったくれもない。ただ、そうしたいという主張に過ぎない。 「0^0 = 1 と定義すれば 0^0 = 1 である」というのが無意味かどうかは好みの問題に過ぎない。 そして、その拡張によって不都合が生じるかどうかは、証明によってしか分からないのでは? それとも、あなたにとっては「0^0 = 2 と定義すれば 0^0 = 2 である」とも言えるのですか? 指数法則に従わない指数関数を、私なら拒否しますが。 > (前回 A No.36 も参照。前回とうとう返事が得られなかったが、 > 存在しない 0^-1 を証明に使うことについては、どう思うの?) 0^-1 が存在しないからって、それが実数ではないことは明らかです。 つまり、0でないことも明らかなのでは? 真偽が不明というのならともかく、それが明らかであれば問題ないと思います。 例を書きます。 整数x を使った以下の方程式を考えます。 x^2 = 2 当然解はありませんから、x は未定義です。 では、x ≠ 0 という式をこれに加えてはいけませんか? > (3) は、不明瞭だが、どうやら a^b の b についての偏連続性 > のことを要っているようだ。 両方の偏連続性に対して言ってることです。 片方の偏連続性を優先すれば、もう片方の偏連続性は保たれませんから、それを防ぐ意味で。 もちろん、通常の指数関数の定義とは異なっていることは意識しています。