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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:GDPギャップが負の国でもインフレになっている?)

GDPギャップが負の国でもインフレになっている?

このQ&Aのポイント
  • GDPギャップが負の国でもインフレになっているのか疑問です。
  • Wikipediaで調べると、GDPギャップが負だとデフレになると書かれていますが、世界各国のGDPギャップの値を見ると、ほとんどの国がマイナスです。
  • 日本以外の国では、GDPギャップが負の状態でもインフレになっているということです。なぜこのような状況になっているのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

>確かに、需要不足で本来ならデフレになるはずなのに、輸入物価が上がって物価が上がっているというような例外的な場合はあると思います。それはあくまで例外であって、マイナスのGDPギャップの国の大部分がインフレであったら、GDPギャップを定義する意味が無いのではないですか GDPギャップは別にインフレーションを説明するために計測されているわけではありません! GDPギャップと失業率の間には一定の関係(負の相関)があってオークンの法則と呼ばれていることはあなた引用しているウィキペディアに説明されていますが、失業率とインフレ率の間にも負の相関が観察され、フィリップス・カーブと呼ばれていることはご存知でしょう!フィリップス曲線が正しいなら、オークンの法則を介して、GDPギャップとインフレーションの間にも正の関係がなければならない。しかし、1960年代に安定した関係にあると見られていた失業率とインフレーションの関係(フィリップス・カーブ)は1970年代にはいると大きな挑戦を受けることになる。高い失業率と高いインフレーションが両立するような現象がみられるようになった―いわゆるスタグフレーションと呼ばれる現象です。それをあなたは一時的現象と考えているかもしれませんが、もっとマクロ経済学理論の根幹にかかわるような大きな問題なのです。詳しくは、フィリップス曲線についてのウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A を見てください。英語版のWikipedia(↓)のほうがフィリップス曲線の背景と理論がよりくわしく説明されていますので合わせて参照されたい。 http://en.wikipedia.org/wiki/Phillips_curve

karaokeppp
質問者

補足

詳しい説明を有り難うございました。大変勉強になります。 産出量ギャップ(GDPギャップ)の説明のページには「日本経済は年換算の名目値で15兆円程度の需要不足」と内閣府の試算結果が書いてあります。ということは何らかの方法で15兆円の需要を作り出すと需要と供給はバランスし、それ以上の需要を作り出すとインフレに転じるという意味なのでしょうか。それとも需給ギャップの正負とインフレとは無関係でしょうか。 フィリップス曲線がふらふらシフトするようでは、しっかりした理論とは言えないのではないですか。できれば、新しいパラメーターを導入し、その値に応じてどれだけフィリップス曲線がシフトするといったような記述ができれば、理論らしくなりますがそれは夢のまた夢でしょうか。でも日本の場合はフィリップス曲線の大きなシフトは見られないような気がしますが。

その他の回答 (1)

回答No.1

あなたはスタグフレーションという言葉を聞いたことがありませんか?1970年代先進諸国を襲った、不況なのにインフレーションが進行するという状態を表した言葉です。1960年代に支配していたマクロ経済学であるケインズ経済学ではこの現象が説明できず、新しい古典派マクロ経済学(合理的期待マクロ経済学とか、ニュー・クラシカル・マクロエコノミックスとか呼ばれるマクロ経済学)が台頭することになった現象です。したがって、マイナスのGDPギャップとインフレが両立するという状況は今ではとくに驚きとはいえない現象なのです。

karaokeppp
質問者

補足

確かに、需要不足で本来ならデフレになるはずなのに、輸入物価が上がって物価が上がっているというような例外的な場合はあると思います。それはあくまで例外であって、マイナスのGDPギャップの国の大部分がインフレであったら、GDPギャップを定義する意味が無いのではないですか。