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GDPデフレーター
08年3月12日に「GDPデフレーター」が発表されました。 指数は、前年比-1.3%です。 私は、結果がマイナスだったので、デフレであると認識しています。 (+ならインフレ -ならデフレ ということですよね!?) しかし、現状は、原油高や原料高により、インフレ傾向にあると思うのですが、なぜマイナス(デフレ)なんでしょうか? ご指導よろしくお願いします。
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- igaguri_ml
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非常に良い質問だと思います。 GDPデフレーターは大雑把に言えば 「同じ質の仕事で得られる収入の金額を指数化したもの」です。 原油価格や原材料費の上昇分を製品価格にすべて転嫁できなければ 同じモノやサービスを生産しても収入は減ってしまいます。 だから輸入物価の上昇はGDPデフレーターの下落要因になります。 簡単な例で説明しましょう。 1000円の輸入食材を料理して3000円で売っている料理人がいました。 ところが輸入食材が1500円に値上がりしてしまいました。 しかし3000円の料理の値段を3500円まで値上げできそうもありません。 そこで3200円の値上げにとどめることにしました。 輸入食材が1000円であったときの1料理あたりの収入は 3000円-1000円=2000円ですが、 輸入食材が1500円に値上がりした後の収入は 3200円-1500円=1700円に減ってしまいます。 原材料価格上昇分のすべてを製品価格に転嫁できなければ同じ仕事をしても収入が減ってしまいます。 このようなことが起こるときGDPデフレーターは下落することになります。 しばらく前にある自民党議員が日銀に噛み付いたことあります。 日銀がGDPデフレーターを上昇させることの重要性を軽視していることに 自民党議員の方が噛み付いたのです。 この噛み付き方は原油や原材料の高騰の消費者物価への影響が出てきた 現在ではさらに正しいと思います。 消費者物価指数が上昇すると生活費が上昇します。 GDPデフレーターの下落は収入の下落圧力になります。 生活費が上昇しながら、収入が減る。これは最悪の状況です。 輸入物価上昇に対応するための経済の調整をなめらかにするためには、 消費者価だけではなく、GDPデフレーターも上昇させる必要があります。 GDPデフレーターが前年同期比で1.3%も下落してしまったという事実は 日銀の金融政策が失敗していることを意味しています。 GDPデフレーターを他の先進国なみに年に2%程度上昇させる政策を 次の日銀総裁がしてくれると日本経済にとって大きな助けになるのですが、 民主党が「がんばっている」現状を見るとそうなる望みは薄いと判断せざるを得ません。 武藤氏に反対するのは良いのですが、GDPデフレーターを上昇させるために 必要なインフレ目標政策に賛成な伊藤隆敏氏にまで反対するのは困りものです。 あと日銀出身者はGDPデフレーターを上昇させる政策には反対する可能性が高いので、 金融政策の場から締め出す方が日本のためになります。 民主党は日銀の言いなりになっているようで、 日銀出身者には反対せず、日銀が嫌う政策に賛成な人に反対しました。 このままでは「民主党のせいで日本経済の低迷が長引いた」と 歴史に記されることになるでしょう。
- nrb
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この統計値ね 面白い計算するんですよ 例を出すと パソコン 値段が同じで性能が2倍になったら 同じ値段だから対比でみると 0%と思うでしょう でも性能が2倍だから -50%になります これが統計のマジックてやつです こんな計算を使っているでね・・・・・・ そんな変な値になります 統計の計算方法や個別の内容を見ないと意味がありません http://www.h7.dion.ne.jp/~shindan/backto5.html