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GDPについて(最終産出物)

GDPについて、十分に理解できていない部分が あるので質問させてください。 経済学の教科書ですと、小麦(50円)→小麦粉(100円)→パン(200円)だと 付加価値の合計200円がGDPとなる、等の説明がありますが、 以下の例ではどうなりますでしょうか? A君が小麦を1円で買ってきて加工し、 パン1斤にしてB君に1000兆1円で売った。 B君は大豆を1円で買ってきて加工し、 豆腐1丁にしてA君に1000兆1円で売った。 ・話を簡単にする為税金は考えません。輸入輸出などもないとします。 ・お互いに味を評価して1000兆1円を払って購入したとします。  (少なくとも本人達はそう言っている) ・(GDPには無関係ですが、同時に取引すると1000兆1円は実際は動きません。) 経済の教科書通りに解釈すると、パンには1000兆円の付加価値がつき、 豆腐には1000兆円の付加価値がついたので、A君とB君のお陰で日本のGDPは2000兆円上昇することになります。 質問 ・この解釈は間違いか?(GDPが2000兆円上昇と考えて良いのか?) ・A君B君のような人がいることにより、GDPが正常な値から  大きくずれる(意図的に大きくずらす)事は起こりえないのか? ・最終産出物という概念をどこで分類しているのか?法人とか個人とか関係するのか?例えばA君B君がA社B社だったら考え方が変わってくるか? 中間と、最終産出物の分類が、 理解できていないような気がするのですが・・・。 どうぞよろしくお願いします。

みんなの回答

  • daisyan
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回答No.4

> ・この解釈は間違いか?(GDPが2000兆円上昇と考えて良いのか?) 頭の体操としては大変面白い問題と思います。 私は市場価格で評価されるべきと書きました。 市場価格とは、ある商品に値をつけて不特定多数に向かって売りに出した場合に取引が成立したときの価格と考えます。 10万円でラーメンを売り出してお客がつけば市場価格と見なされるでしょうが、1杯も売れなければ市場価格が成立したとはいえないでしょう。 A君が10兆1円で売り出して、b君が自分の商品を10兆1円で買ってくれるなら、私が買いましょうというのは、マーケットで成立した価格、すなわち市場価格とはいえないのではないでしょうか。 最終生産物と中間生産物の例で通話料を挙げておられるのは正しいと思います。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

> ・この解釈は間違いか?(GDPが2000兆円上昇と考えて良いのか?) この考えは正しいです。 > ・A君B君のような人がいることにより、GDPが正常な値から  大きくずれる(意図的に大きくずらす)事は起こりえないのか? 名目値(金額ベース)では起こりえますが実質値(取引量ベース)では起こりません。基本的に経済学では実質値を重視しています。因みに現在の実質値換算は、多くの場合、物価を基準として行われています。ですので > また、実際に統計する際は、A君B君の取引価格が直接反映されない手法なのでしょうか? という疑問は、名目値では直接反映されているのですが、実質値では反映されない(価格変動の影響を取り除いたもの)ようになっています。 ・最終産出物という概念をどこで分類しているのか?法人とか個人とか関係するのか?例えばA君B君がA社B社だったら考え方が変わってくるか? 基本的には、現在の統計制度上、全く変わりません。ただし、例えば企業の接待費としての飲食代はは中間投入物として扱われますが、個人の飲食代は最終消費として扱われるので、前者はGDPを増加させませんが後者はGDPを増加させます。 このように、変わってくる場合も全くないわけではありません。

  • daisyan
  • ベストアンサー率46% (64/137)
回答No.2

#1です。 ↓に誤記がありました。 ・この解釈は間違いか?  次ぎの質問に答えているように、正常な市場価格と無関係に  二人が価格を取り決めても付加価値の生産がそれだけあった  とは認められないでしょう。

  • daisyan
  • ベストアンサー率46% (64/137)
回答No.1

・この解釈は間違いか? ・・・間違いではありません ・A君B君のような人がいることにより、GDPが正常な値から  大きくずれる(意図的に大きくずらす)事は起こりえない  のか?  ・・・ GDPは市場取引価格で評価されます。しかしA君と   B君が1000兆円と称しても、統計は市場で正常に取引   される平均価格で評価されるでしょうから、A君、B君の   行為で大きくずれることはありえないでしょう。 ・最終産出物という概念をどこで分類しているのか? ・・・最終生産物とはそれ以上生産加工の手を加えないもの   (いわば完成品)。従って法人とか、個人は関係ない。た   だ注意しなければならないのは、統計は期間を区切って付   加価値額を計算する、そのため期末の例えば未完成品や原   料はその期間にはそれ以上の生産加工の手は加えられない   ので、最終生産物になる。   小麦粉は家庭の主婦が買えば最終生産物(家事は生産行為と   見なされないから)。天ぷら屋が天ぷらの材料として仕入れ   ると中間生産物。

kana21
質問者

補足

ご回答ありがとう御座います。 とても参考になります。 後半の文章は、 統計上、期間を区切り付加価値額を計算するので、 最終と中間は気にする必要はない、という解釈でよろしいでしょうか。 この点すっきりしました。ありがとうございます。 昨今の、通信やネットのサービス等を考えると、 最終と中間を厳密に区別する事が困難であるように思えています。 (電話は、ビジネスの会話は中間で、暇つぶしのおしゃべりは最終に なるのでしょうか。) 実際には区別することなく運用されているという事ですね。 もし、解釈の間違いがありましたら御助言いただければ助かります。 まだひとつ、しっくりこない点があります。 A君B君の取引は市場価格で評価される、との事ですが ・市場には既製品だけでなく、  1対1で契約を結んで行われるサービスのような取引も沢山あります。 ・また、例えばラーメンでも3百円から千円以上、ピンからキリまで  価格はあります。10万円のラーメンを食べたとしても、それが本当に  10万円の価値があったか、300円相当だったかは(厳密な&公正な)  判断は難しい、ように思います。 例えばA君B君が特別な製品を作っていて、お互い1つずつ作った もの(orサービス)を1000兆1円で取引した場合、市場価値が 1000兆1円になってしまうように思えるのですが、 どのように考えるべきでしょうか? また、実際に統計する際は、A君B君の取引価格が直接反映されない 手法なのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。

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