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紫砂壷で日本茶を淹れる
中国茶が好きで、茶器もいくつか持っています。 紫砂壷は小さな穴があって、お茶の雑味を吸収してくれるので美味しく入る… というようなことを聞きます。 1つの茶壷では1種類のお茶しか入れない方が良い…というようなことも耳にしますが、 ではこの茶壷で日本茶(主に煎茶)を入れても美味しく入るのでしょうか? 自分なりに調べてみたのですが、紫砂壷を煎茶専用に使っているというような記事が見つからず、 そういうことはしない物なのかなと思い質問致しました。 最近、中国茶だけでなく煎茶にもハマっています。 手元に使っていない紫砂壷があるので、煎茶用に出来ればと思うのですが…。 相性が悪い、あまり美味しく入らない…等、情報があれば教えて下さい。
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- 太田 宏一(@ootaen)
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静岡でお茶専門店向けの問屋をやっています。 さて、中国茶は詳しくないのでそれは念頭において置いてください。 通常急須も同じ朱泥でできていて、現在では中国産のものも安いものではあります。 ただ、日本茶と中国茶の違いは、ウーロン茶のような醗酵茶(実は酸化酵素の酸化だそうですが)は香りで飲みますが、日本の緑茶はサラダのように緑を保って、新鮮さを保つものです。 これは国土の気候風土や大きさの違い、水が良い悪いなどもあると思います。 また、日本茶のほうも昔は若蒸しの硬い茶葉のお茶でしたが、現在では若蒸し系のお茶でも葉を蒸す温度が高く、味が出るように蒸してあります。 また日本茶は良いお茶ほどぬるい温度で味を楽しみ、中国茶は味でも酸化した香りを楽しむともいえるわけです。 さて、日本の緑茶は蒸しでやわらかくしてあるので、中国系の急須では茶葉がお湯で解けてねっとりとするためにつまりやすいと思います。 中国茶は葉も大きいので詰まることはないと思うのですが。 ましてや、今販売されてる煎茶は、味がすぐ出るように蒸して茶葉が細かい茶が多いために、網の部分が大きくできています。 中には内部に帯状に網のあるような急須もあります。 以上を踏まえて、使えないことはないが、向かないのではと思います。