この問題はベクトルの考え方による解法がわかりやすく一般的ですが、このような別解を考えてみました。
題意はどのような自然数のm,nの組についても成り立つので、m=nのときも成り立つ。
このとき、D,E.Fはいずれも三角形の各辺の中点となるので、中点連結定理からDFはBCに平行、AE⊥DFだからAE⊥BC。頂点Aが底辺BCの垂直2等分線上にあるので三角形ABCはAB=ACの二等辺三角形でなければならない。
m≠n のときも 三角形ABCはAB=ACの二等辺三角形でなければならないので、添付した図のようにX軸上にB(-b,0),C(b,0)、Y軸上にA(0,a)をとるよう定めても、一般性を失わない。a>0,b>0 とする。
直線ABの式は y=(a/b)x+a、直線ACの式は y=(-a/b)x+a
直線AEの式は y=-(a(m+n)/b(m-n))x+aだから
D,E,Fの座標は 図に表示したとおりとなる。
ここで、直線DFの傾きmは、m=(a(m-n)/b(m+n))
直線AEの傾きm'は、m'=-(a(m+n)/b(m-n))
常にAE⊥DFだから mm'=-1 でなければならない。
mm'=(a(m-n)/b(m+n))・-(a(m+n)/b(m-n))
=-(a^2/b^2)=-1 …(1)
a^2=b^2 a>0,b>0 だから a=b
a=bより二等辺三角形ABCは角Aが直角の二等辺三角形となる。
逆にこのとき、(1)がm,nの値に関係なく成り立つので常にAE⊥DFとなり、題意を満たす。