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タキオン通信パラドックス
- タキオン通信パラドックスとは、タキオンを使った超光速通信機によって未来からの情報が届く現象です。
- しかし、この現象によって事件の情報を伝えた場合、その事件の防止が不可能になる問題が発生します。
- タキオン通信パラドックスは、未来の情報が過去に影響を与え、時間旅行に関する論理的な逆説を生み出します。
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No.2です。前の回答が不完全だったので(不完全なのは最初から分かっていたことですけど)再度お邪魔します。 例えば、翌日の株価が上がったら1回、下がったら2回信号を送るということにしていたとします。 翌日の株価が下がったとして、地球から宇宙船に向け、信号を2回送ります。宇宙船はそのまま地球に送り返します。 地球側でその受信が送信として観測されることは前回書いた通りですが、その送信は送信者の意思とは無関係に なされます。すると、何だか分からないが2回信号が送られたから翌日の株価は下がるのだという判断が成り立ちうる ことになります。パラドックスが成立したかのように見えます。しかし、送信が送信者の意思とは無関係になされうる ものだとしたら、そもそも通信が不可能だということになりませんか? 翌日の株価が上がったとします。それに基づいて地球から宇宙船に向け、1回の信号を送ろうとしたとしても、 その意思とは無関係にさらに1回の送信がなされてしまったら、送信者の意思とは逆の結果になってしまいます。 やはりこの通信は無理なのです。 ちなみに、参考URLでは、タキオンを取り扱うことはできないし、そのことは、タキオンが存在しないのと同義だという 説明がなされています。
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- ranx
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No.2、No.3です。 参考URLを忘れていました。
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
前提が非現実的なので、あまり現実的な説明もできないと思いますが。 時間の推移は観測系を固定する限りでは一定です。 宇宙船から超光速というか、無限大に近い速度で送出されたタキオン粒子は、 宇宙船での時間で観測するならば、宇宙船から地球に向かって飛んでいくものと して観測されるはずです。ところが、事象の前後関係をそのままにして 地球での観測系に持ち込むと、粒子が未来から飛来するように見えてしまう ことになります。そんなことはありません。時間は一様ですから、地球で 観測されたタキオン粒子は、地球から宇宙船に向けて超高速で飛ぶように 観測されるのです。宇宙船でも事情は同じですから、結局地球と宇宙船の どちらでもタキオンを2度送信したことになり、受信されることは1度も ないことになります。受信しない限り、情報が持ち込まれることはありません。 未来を知った上で行動を変えることもないわけです。
- gattonero
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回答ではなく、アドバイスですが、 パラドックスについて考えるヒントを2つ紹介します。 (1)人間が亀においつけない話 マラソントラックみたいなところで人間と亀が競争します。 ハンデをつけて、亀を10mくらい先に置いてやりましょう。ここをA点としましょう。 人間は早いから、すぐに10m走って、亀のスタート地点のA点に到着です。 しかし、亀もそれまでの間にちょっとは進んでいますから、 まだ人間より先にいるはずですね。そこをB点と呼びましょう。 次に人間がB点についたとき、さらに亀はちょっと先に進んでいるはずで、そこをC点と呼びます。 さぁ、C点、D点、E点、どんどんこの要領で進めていくと、 人間は永遠に亀においつくことができません!! ‥‥どこがおかしいのでしょう? (2)超光速で時間が戻る。 地上にカメラを置きます。フイルム式のこのカメラは 撮影したフイルムを即時に現像、光の速さで上空に吐き出すことができるスーパーカメラです。 この現像されて光速で上空に飛んでいくフイルムを、たとえば地球から1光年の距離に留まって観察したとすると、 ちょうど1年前の地上でのできごとが再現されてみえることになりますね。 このフィルムに並んで同じ方向のとぶと、時間の進みがゆっくりになっていくのが観察できますよね。 光の速さで飛べたと仮定すると、フイルムと同じ速度で並走していることになるので、映像が止まって見えます。 さらに、もしタキオンシップだったとして、超光速で飛べたら、 フイルムを追い越しているわけだから、時間が逆行していくのが観察できますよね。 ‥‥もう説明は要らないかなぁ。 だまされないようによーく考えてみましょう。 事件が起こらないうちに事件の映像(光速)なんか入手できんのです。 がんばって!!(^^)