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「いろいろ」の使い方について
- 「いろいろ」は形容動詞としても副詞としても使われます。例えば、「いろいろな人が集まる」「いろいろとあったが、今は仲がいい」などです。しかし、「中学校のとき、( )本を読みました」「デパートで( )物を買った」「友達と( )話をした」のような文は「いろいろな」ですか、「いろいろ(と)」ですか?両方ですか?形容動詞用法と副詞用法によって文の意味に変わりがありますか?
- 形容動詞なら物の種類が多いという点に重点を置いて、副詞用法ならあれこれと工夫したという点を主張したいというのですか?
- 「いろいろ」の使い方について混乱しています。
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質問者が選んだベストアンサー
>形容動詞なら物の種類が多いという点に重点を置いて、副詞用法ならあれこれと工夫したという点を主張したい このとらえ方で間違いないと思います。 ご質問の例文3つに関しては ・読む対象が本である ・買う対象が物である ・「した」(する)の対象が話しである ということから、「いろいろな」「いろいろと」どちらを使っても結果(言っている内容)は同じ事になります。 しかし、次の例文ではどうでしょう。 「その日の気分で( )飾りを換えてみた」 ・いろいろな を入れると、飾りがたくさんあって、そのうちの多くを換えた という意味 ・いろいろと を入れると、飾りは一つあるいは決まった数で、そのうちの限定された物を、あれこれと別の物に換えてみた という意味 このように、例文によっては意味が変わってくる場合があります。それは質問者様の理解通りに、物を修飾するか、動作を修飾するかの違いによるものです。
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- kine-ore
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形容動詞ではその直後の体言にかかって、それを焦点にしての「さまざま/多方面/多種類」であり、副詞用法では述語にかかり「あれこれ/ああだったりこうだったり」と、全般的にその行為や動作が多岐に及んだ意味合いを持つでしょう。 「中学校のとき、いろいろな本を読みました」→多方面での変化に富んだ読書。 「中学校のとき、いろいろ(と)本を読みました」→あれやこれや悩み(愉しみ)ながらの読書。 「デパートでいろいろな物を買った」→バラエティに富んだ多種類の買い物。 「デパートでいろいろ(と)物を買った」→あれやこれや選びながらの買い物。 「友達といろいろな話をした」→さまざまな内容に及んだ会話。 「友達といろいろ(と)話をした」→あれこれとたくさんの話題を触れた会話。
- ゆのじ(@u-jk49)
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「いろいろな〇〇」は、昨今、通常の話し言葉において「いろんな〇〇」と表現されます。で、これは、「多くの〇〇」という意と解されます。つまり、「な」と言ったら「多くの」ということ。「多くの」を代入すれば良いということ。 そして、「いろいろと〇〇」は、多くの場合、騒動とか悶着の多様性を示します。「いろいろと文句をいう人」などと言うわけです。つまり、種々、様々という意が含まれています。「と」と言ったら「沢山の種類の(多種の)」、または、「多様な」ということ。 確かな根拠もない日本語文法などの解釈からでは、語彙の意味は判明しませんね。日本語文法などというものを、余り信用してはいけません。欧米語の文法が日本に上陸して、それに合わせなければ文明国と言えないとの思い込みから、無理に無理を重ねて、欧米語文法に合わせちゃった部分も多いのですね。日本語文法が、どれほどいい加減なものなのか、明治以来の歴史を調べれば直ぐに分かります。ことは、明治維新で功績のあった「薩長土肥」の強力な発言力から始まっています。
- bakamr
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あまり深く考えず使っているというところでしょうか。 「いろいろ」と「いろいろな」で分けてますが、「いろんな」もあります。 「いろいろな人が集まる」 →これは「「いろいろ人が集まる」とも言いますが、「「いろんな人が集まる」とも言います。 「いろいろとあったが、今は仲がいい」 →「いろいろな事があったが、今は仲がいい」とも言いますし、「いろんな事があったが、今は仲がいい」とも。 「中学校のとき、( )本を読みました」 「デパートで( )物を買った」 「友達と( )話をした」 のような文は「いろいろな」ですか、「いろいろ(と)」ですか? →どちらも使いますが、 「いろんな」の方が使いやすいでしょう。
- dohedohe
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なんどもすみません。 意味の違いですが、辞書で調べた限りでは、 「いろいろ(な)」<名詞・形容動詞>では、「異なる事物や状態が数多いこと。さまざま。種々。」とあり、 副詞の「いろいろ〈と〉」も「さまざま。種々。」とありました。言葉の意味では同じということができます。 文で使った場合はどうでしょうか。ちょっと文を変えます。 「いろいろな文句を言う。」とした場合、文句がいろいろであった、多くの種類の文句、という意味になります。 「いろいろ(と)文句を言う。」とした場合は、日常的なことをあれこれまとめた表現ということができます。 というのが、辞書で調べた結果です(個人的には、先の回答で申したように、連体修飾語になるか連用修飾語になるかによって、多少の意味の違いは出てくるようにも思ったのですが、あまりよく分かりません)。 「いろいろな文句を言う。」という場合、1つの事柄に対して多くの文句を言うことで、 「いろいろと文句を言う。」という場合、多くの事柄に対して文句を言うこと、とも思ったのですが、 どちらでも言うかな、とも思い、結局しっくりきませんでした。 主語が単数、複数の違いとかあるのか、とも思ったのですが、あまり関係ないと思います。 結論としては両方同じ、というのが個人的な意見です。
- dohedohe
- ベストアンサー率38% (48/126)
No.1です。 先ほどの回答で、 「いろいろなは形容詞の連体形」は、 「いろいろなは形容動詞の連体形」の誤りでした。すみません。
- dohedohe
- ベストアンサー率38% (48/126)
ご質問の3つの文のどれも、「いろいろな」「いろいろ(と)」共に使えると思います。 二つの言葉の違いは、たとえば「友達と話をした」の文の場合、 「いろいろな」は形容詞の連体形ですので、あとの「話」を修飾することになり、「友達といろいろな話をした」としか言えません。「いろいろな友達と話をした」とすると、意味が変わってしまいます。 一方「いろいろ(と)」の場合は用言を修飾する副詞ですので文末の「した」を修飾します。この場合、「いろいろと友達と話をした」「友達と話をいろいろとした」とも言えることになります(日本語の感覚として変かどうかはここでは問題にせず、あくまでも文法的なことを述べています)。
お礼
早速のご回答、ありがとうございました。 修飾関係からいろいろと教えてくださいまして、ありがとうございました。 でも、両方ともに使えるなら、文の意味の面で何か違いがありませんでしょうか。
お礼
こんばんは、丁寧なご追加、ありがとうございます。最近の教科書には形容詞と形容動詞をともに形容詞(イ形容詞とナ形容詞)に分類するものがありました。よって、何も間違ってないです:)