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恐竜の絶滅は、小惑星による?
白亜紀末に恐竜が絶滅した原因について、小天体の落下によるものとの説があります。 ただし、小天体でなく、小惑星と踏み込んだ説もあります。 小惑星とまで、解明がされて来ているのでしょうか?
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再度回答をさせていただきます。 >例のクレーターを作るには、彗星では小さすぎる。 彗星の核についてはよくわかっていないと思いますが、「汚れた雪玉」とされています。 大きさは数10km程度と思われます(大きさがわかったハレー彗星の核は15×8kmほどの大きさ)。 94年に木星に衝突したシューメーカー・レビー第9彗星は、衝突の1年前に木星に接近した際に20個ほどに分裂しました。 これは彗星の核が非常にもろいものだということを示しています。 よって、直径数10km程度の核を持った彗星が地球に落ちてきても、大気の上層で分裂し、氷は蒸発してしまうし残ったチリも燃え尽きてしまうでしょう。地球環境に影響を与えるクレーターができるほどの岩石塊が含まれている可能性は低いと思います。それならば、何万とある小惑星の1つが地球に衝突し、チクシュルーブ・クレーターをつくったとする方が妥当でしょう。
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- mazeran
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お礼をありがとうございます。 なるほど、質問の意図がこの老兵の頭でもやっと理解できたような感じです。 申し訳ないです。 前回も書きましたが、「小天体」と「小惑星」の定義はよくわかりませんが、ニュアンス的に、「小天体」とは宇宙に漂っているあらゆる天体であり、「小惑星」は文字通り惑星と定義された天体とします。 (・・・書いてみると、なんか当たり前のような気がするが・・・。) であれば、「小惑星」の方が今は有力であろうと言われているようです。 最も新しい情報は持っていませんが、世間が騒いでいないと言うことは、あれから進展のある発見などがないものと思います。 やはり「小惑星」説有力の決め手は、「イリジウム」の発見だと思います。 この希少な金属が、恐竜が絶滅したと考えられている6500万年前の地層から層を成して発見されているとのことで、イリジウムを多く含んだ小惑星が衝突したとの考え方があるようです。 私が持っている情報元では、6550万年前と書かれていますが、誤差もあるものと思います。 イリジウムを多く含んだ天体を「小天体」と言うよりも、「小惑星」とする方がより近い意味になるのではと思います。
お礼
再度の回答でありがとうございます。 下記ののような理屈ですね。 小惑星には、イリジウムが含まれ、それ以外の小天体には、それは含まれない。 従って、イリジウムが地層に発見されたからには、小惑星の衝突だ。 ということですね。
- mazeran
- ベストアンサー率42% (221/518)
「小天体」と「小惑星」の定義はわかりませんが、もし同じようなものであれば、「小天体」と説くよりも「小惑星」とした方が目を惹くためではないでしょうかね。 「解明」がされることはないと思います。 「状況証拠」しかないうえに、恐竜絶滅には様々な「仮説」があります。 「イリジウム」と言う元素をご存知でしょうか。地球の自然界にも存在し、広い範囲に分散して存在するものですが、メキシコ湾やそれからから西側の太平洋の海底から、そしてアジア大陸からも層を成して集中して大量に発見されているようです。 イリジウムは隕石に多く含まれる成分なんだそうで、この結果から、東側から飛んできた隕石が、メキシコ湾に衝突して、西方つまり太平洋に残骸をばら撒いたと推測され、「隕石衝突説」が有力とされているようです。 イリジウムが堆積している地層が、6550万年前のものだと言うことです。 しかし、「琥珀」に閉じ込められた昆虫や空気、水などから、そのころに隕石衝突以外での大きな環境の変化の跡が残っているのも事実らしく、隕石衝突説もまだ揺らいでいるようです。 その他にも数十種類の「仮説」があるとのこと。 結局、誰も見たことがないわけで「仮説」に留まるわけですが、あくまで『仮説』です。 「解明」ではなく、「有力な仮説」になるだけです。所謂、「有力な『状況証拠』」です。 ただ、イリジウムを多量に含んだものが衝突したことは事実であろうし、その時期も恐竜の化石が埋まってた時代とほぼ一致する。 イリジウムが多量に集中的に発見されているので、氷とか雪玉のようなものではなく、「小惑星」であろうと考えられているのも事実です。 誰も現場を見たことがないのに、「これが真実だ!」と豪語するようになってきたので、傍らで見ていた人達が「イヤ気」がさして、どなたかが書かれていた、 >もうこの話は決着つけようよ、という意味合いが強い。 になったのかも知れないです。 どんなに優れた「状況証拠」が出て来ようと、「仮説」の域は絶対に出ません。 なので決して「解明」もありません。永遠の謎です。
お礼
回答ありがとうございました。 小天体、あるいは大隕石ということであれば、私は何の疑問もありません。 しかし、著者が、小惑星とはっきり記述していることは、 (1)最近の研究により絞りこまれ自明になったことだから説明するほどでない、 あるいは、(2)説明不足、 と思ったので、この質問をしました。 100%の解明は永遠にされないとしても、現在、ここまで肉薄している、と言うことがわかりたい、という気持です。
- 15keeper
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再度回答で失礼します。 太陽系の構成員は、太陽、惑星、衛星、小惑星、彗星、ちり、ガス、太陽系外縁天体でしょうか(準惑星はとりあえず無視)。 このうち、地球の重力に引き込まれ、大気を通過して地表まで来そうなのは、小惑星と彗星です(月は落ちない)。 彗星の核は汚れた雪玉ですから、大気に突っ込んでくる角度にもよると思いますが、大気を通過してくる間に、熱で蒸発してしまいそうです。しかし、大気に突っ込んでくる角度や大きさにもよると思いますが、地表近くまで届くものもあるとは思います。 クレーターをつくり、津波を引き起こし大気に影響を与えるほどの衝突は、小惑星によるものでしょう。 地表まで落ちてくる天体を隕石と言いますから、「小惑星が衝突した」でも「巨大隕石が衝突した」でも意味は同じです。 質問者様の疑問に答えられましたでしょうか。
お礼
再三の回答ありがとうございました。 大分、頭の中の整理ができました。 例のクレーターを作るには、彗星では小さすぎる。 小惑星はあり得る。 その小惑星が、 <地表まで落ちて> 来た際は、巨大隕石と呼ばれる、ということですね。
- 15keeper
- ベストアンサー率44% (45/102)
1990年ごろから松井孝典先生の著書を何冊か読んでいます。 読み返したわけではないので、誤解もあるかもしれませんし、その他の関連本がごちゃまぜになっているかもしれませんが、私の理解は次のようなものです。 白亜紀末は火山活動も活発であったし、中生代を通して大陸が分裂移動していき、環境は変化していった。その中で恐竜をはじめとする生物のいくつかは白亜紀末には種類も減り弱くなっていった。そしてとどめの一発として直径10kmの巨大隕石がユカタン半島に衝突した。その後の巨大津波や熱波、それに続く暗黒、酸性雨などによって弱くなっていた生物種が絶滅していった。その隕石の衝突によってチクシュルーブ・クレーターができたとされている。 小天体として彗星ではどうか。1900年初頭のシベリア・ツングースカでの出来事(爆発音とともにツンドラの木々がなぎ倒された)は、彗星の衝突ではないかとされており、クレーターをつくることがなかった。よって彗星では地球規模で環境を変化させることはなかっただろう(何発も落ちれば別ですが)。 おそらく、1990年ごろから主張し続けていることを、もう一度多くの研究者で見直し発表したのが2010年の論文なのだと理解しています。新しい発見があったという訳ではなく、もうこの話は決着つけようよ、という意味合いが強い。
お礼
再度の回答恐れ入ります。 最初に断っておかねばならないことです。私は天文学や地質学に精通しているわけでないので、用語の使い方に間違いがあるかもしれません。 隕石は、惑星を含んでいる言葉と思っています。間違っていたら、その旨指摘をお願いします。 「決着! 恐竜絶滅論争」では、衝突説と非衝突説と間の論争については沢山説明してあります。しかし、衝突説の原因については、何の説明をすることもなく、小惑星によるもの、としています。 したがって、私は、小惑星というのは、最近の研究によって、説明するまでもない自明のことになった、のかなと思い、質問させて頂きました。 ところで、15keeper様は、 <巨大隕石がユカタン半島に衝突した。> と書いておられます。巨大隕石なら、私は疑問がありません。
- 15keeper
- ベストアンサー率44% (45/102)
>質問の動機は、原因が惑星ということは、研究が進み、惑星という狭い意味に絞られてきたのかな、と思ったわけです。 絞られた、というより小惑星、あるいは巨大隕石衝突説で決着していると思います。 2010年のサイエンス誌に発表された論文で決着がついたというニュースを当時聞きましたね。 この論文を解説した和書が昨年末出版されております。 「決着!恐竜絶論争」。実は私はこれから読みます。
お礼
回答ありがとうございました。 実は、15keeper様があげられた、「決着!恐竜絶論争」を読んでいて、疑問が浮かんできたために、質問しました。 この著者は、衝突説を主張し、非衝突説を批判しています。この論争については、納得しました。もちろん、どちらが真実なのかは、私には判定する力はありません。 ただし、著者は衝突説で、その原因は、意味が広い小天体を使わず、意味が狭い小惑星を使っております。 したがって、最近の研究では、小惑星にまで、原因が絞られてきたのかな、と思もい、確かめたくてこの質問をしました。
地球環境を激変させるほどの何かが地球外から地球に衝突しただろうという仮説ですね。 人工的な核兵器などというのは奇想天外ですから、天然のものとして、やはり質量の大きな塊でしょう。 太陽系外と太陽系内(オールトの雲辺りを含む)を考えると、太陽系外というのは、やはり想定しにくい。 とすると、太陽系内のものですが、これは太陽系小天体と呼ばれるものになります。恐竜絶滅の原因となり得るのは、小惑星と彗星の二つです。 他に、太陽系外縁天体と惑星間塵などがありますが、前者は地球に近づかないし、後者では小さすぎます。他にも、準惑星(もしくは矮惑星)と呼ばれるものもありますが、重力により球形となるという定義からすると大きすぎる。 彗星は、ハレー彗星を始め人目を惹くし、報道もされたりしますが、小惑星に比べると、地球に接近する者が圧倒的に少ないです。一方、小惑星は地球近傍小惑星と呼ばれる地球近くを通るものが、現在でも多数あります。 それでも、彗星ではなく小惑星と断言はできません。そのためか、ちょっと馴染みの少なさそうな小天体という名前を避けて、(大きな、巨大、etc)隕石という言葉を用いている説明もよく見ます。 恐竜の絶滅の説明に、小惑星とだけしている説明は、「おそらくは」の含意があるか、そうした記述を削除した校正ミスか、それとも元にした資料がそういうものであったのではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 分析して頂いた回答を読み、私は頭の中を整理できました。 私が読んだ解説書の内容は、衝突説を主張し、火山説などの非衝突説を批判しています。しかし、小惑星衝突と書いてありますが、他の小天体でなく小惑星であるという説明は、全然説明していません。 したがって、何が衝突したのかについては、この著者はまるで関心がないのかも知れません。 <彗星ではなく小惑星と断言はできません> が、確率的にはおそらく小惑星ということですね。
- mota_miho
- ベストアンサー率16% (396/2453)
小惑星でなければ何なのでしょうか? 太陽系の外から飛んできたのでしょうか? 現在、大きさが直径が100メートル以上で、「地球に危害をもたらす可能性のある小惑星」の数が、分かっているだけで、4700±1500あるとされています。 なお小惑星といわずに「巨大隕石」という用語を使う人もいます。どちらにしても用語の問題ですが。
お礼
再度の回答恐れ入ります。 私は用語の正確な定義を知らないので、用語を勝手に解釈して、ほざいているかもしれません。 天体というのは、より広い意味を持ち、惑星はその天体の中に含まれる、と思います。 質問の動機は、原因が惑星ということは、研究が進み、惑星という狭い意味に絞られてきたのかな、と思ったわけです。 <小惑星でなければ何なのでしょうか? 太陽系の外から飛んできたのでしょうか。> 原因が、小惑星でないという場合は、(4700±1500という数にとらわれず)理屈上、太陽系の外から飛んできた物や、太陽系の中で惑星にならず存在している物、と考えます。
- teba244
- ベストアンサー率73% (60/82)
地球は常に地殻が動いており、さらに水と大気によって地表はどんどん侵食されるため、古代のクレーターはあまり見つかりません。しかし、人工衛星から地形を測量できるようになってから、大規模な衝突クレーターの痕跡が次々に発見されています。 そのうち、恐竜が絶滅するきっかけとなった衝突は、約6500万年前に現在のメキシコ、ユカタン半島の東側に衝突した、直径10kmほどの天体によるものという説が有力です。ユカタン半島東側を中心とした、直径数百キロにも及ぶ巨大なクレーター状の地形が発見されています。もちろん、地表や飛行機の高度くらいからはまったくわかりません。 この時は恐竜だけでなく、地球上の生物の90%以上が死滅したとされます。北米大陸をを中心とする各地で、当時の地層に天体衝突による噴出物の層が確認されており、その層の上側、つまり衝突後の時代の地層では、恐竜を始めとする生物の化石が極端に減っているのです。この層を「K-T境界」と呼びます。 衝突した天体のサイズは、クレーターの大きさから約10kmと推測されていますが、そのサイズならば小惑星である可能性が高いと考えられています。また、クレーターの形状から推測される衝突の角度から軌道を逆算していくと、小惑星帯に行き着くという研究成果もあります。 よって、地球に衝突したのは小惑星であるというのが、現在の一般的な見解となっています。 なお既回答にあるクレーターとは、米国アリゾナ州にある「バリンジャークレーター」(他にアリゾナクレーター、メテオクレーター等の呼称あり)のことですが、これは約5万年前に直径30メートル程度の天体(おそらく巨大隕石)が衝突してできたもので、地質学的年代では「つい最近」であるため、ほぼそのままの形で残っているものです。あの程度の衝突では、全地球的に致命的な影響を及ぼすことは全くありません。
お礼
早急な回答ありがとうございました。 <約10km> である <サイズならば小惑星である可能性が高い> ですね。
- mota_miho
- ベストアンサー率16% (396/2453)
単に用語の問題です。小惑星は小天体に含まれます。
お礼
早急な回答ありがとうございました。 質問が舌足らずであったようです。 お聞きしたかったのは、小天体ではなく、(用語では小天体に含まれているー狭い意味の)小惑星が原因、というところまで絞り込まれたのでしょうか、ということです。
おはようございます。 恐竜が絶滅した理由はご存知ですね。 空気中に多くの塵が舞い上がり、日光は遮断され 氷河期が訪れます。 草木が枯れて、まず草食恐竜が絶滅します。 次に草食恐竜を食べていた肉食恐竜が絶滅します。 しかし小惑星が衝突した程のクレーターが残っていません。 アメリカに大きなクレーターがありますが、 小惑星にしてはクレーターが小さ過ぎます。 小天体(隕石)が原因と捉えてよろしいかと思います。
お礼
早急な回答ありがとうございました。 なるほど <小惑星にしてはクレーターが小さ過ぎます。> ですね。
お礼
再三再四の回答ありがとうございます。 彗星の岩石塊は小さいのですね。 確率的には、 <何万とある小惑星の1つが> 犯人ということですね。