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~となった、と、~になった。
先日、知り合いの中国人の方の論文を添削していて、 彼女の文を「~が必要となった。」と添削したところ 「~が必要になった。」とどう違うのと聞かれ、ちゃんと答えられませんでした。感覚ではこの違いがわかるんですが、国語は文法を習ってから嫌いになった経緯があるため、文法的にうまく説明できません。どうゆうふうに説明したら良いか教えてください。
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「~となる」は、あるもの(こと)が~という姿(結果)になる場合、 「~になる」は、たとえば「お世話になる」「銭になる」「ためになる」など、何かになるわけではなく、~を達成する、という場合、 ではないでしょうか?広辞苑で「になる」「となる」を後方検索して出てきた文例から察してみました。 また、広辞苑で、助詞としての「と」「に」のそれぞれの「意味」を調べてみました。 まず「と(助詞)」の項を見ると、「転化の帰着を表す」と説明しています。 一方「に(助詞)」の項を見ると、「変化の結果を示す。…と」と説明しています。 そこで、さらに「変化」と「転化」の意味の違いを調べるとどちらも「ある状態から他の状態になること」とされています。 以上まとめると ・どちらもある状態からある状態になることを意味する ・「~となる」の方がやや、最終的な状態をあらわす ・「~になる」の方がやや、ある状態の性質をあらわす といえるのではないかと思います。 でも、まったく自信はありません(^_^;)。
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手元にある文型辞典のほとんど丸写しで回答します。 「となる」 名詞・な形容詞(=形容動詞)を受けてそこに示されたものや状態に変化する意味を表す。 最終的な段階まで変化してしまうという含みがあるため、「にぎやか」「病気」のような最終段階の決めにくい表現は用いられにくい。 「~となる」が用いられるものはすべて「~になる」に言い換えられるが、その逆はできないこともある。 (=これは「にぎやかになる」はあるけれど「にぎやかとなる」はないためでしょうか。)
お礼
ありがとうございます。
お礼
広辞苑まで、調べていただいてありがとうございます。